カンパニュラ

風鈴草とも呼ばれるカンパニュラは、小さなブルーや紫色やピンクの花をたくさんつける可憐な花です。図鑑から良いとこ取りをすると以下のような感じです。

カンパニュラの仲間はとても種類が多く、その数は300を超えると言われます。カンパニュラは、ギリシャ神話に由来する素敵な花言葉も持っていることもあり、プレゼントに適した花です。カンパニュラは南ヨーロッパ原産のキキョウ科の植物で、明治初期に日本に入ってきたと言われています。ラテン語で「小さな鐘」を意味するカンパニュラは、風鈴のようにふっくらとした花の形と優しい色合いが魅力です。 カンパニュラの品種の多くは花後に越冬して春に再び花を咲かせる多年草ですが、1・2年草の品種もあります。寒さには比較的強く、乾燥気味の地質を好みます。カンパニュラの花言葉は、「感謝・誠実な愛・共感・節操・思いを告げる」などです。花言葉から、恩人や恋人へ感謝の意を示すプレゼントに適している花と言われています。 ところで、カンパニュラの花言葉ギリシャ神話に由来することをご存じでしょうか。 ギリシャ神話に登場するカンパニュールという名の美しい精霊は、オリンポスの果樹園にある黄金のりんごを守ることが仕事でした。しかしある日、1人の兵士が黄金のりんごを盗もうと果樹園に侵入します。カンパニュールは鈴を鳴らして助けを求めますが、兵士に命を奪われてしまいました。花の女神フローラは、彼女の死を悼み哀れんで、鐘の形をした花に変えたそうです。この神話がカンパニュラの花言葉の由来と言われています。 カンパニュラの持つ清楚で凛とした雰囲気を連想させる神話です。このような背景を知ることにより、プレゼントを贈る際の思い入れもいっそう深まるのではないでしょうか。

庭に咲いているカンパニュラは昨年苗で購入したものから種を採取したものです。ダメもとで枯れた枝から種を採取し、秋に種を蒔き冬越しさせたものですが大成功できれいに咲いてくれました。

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庭の手入れ

我が家の庭で すが以下親父が生前『花の心』と言う自作の短歌集の前文に記述したものですがこんな感じです
「私は幸い若いころから自宅の猫額の庭に雑木を所狭しと植え、それが歳月と共に育ち今では相当の高さまで伸びて雑 木の林をなしている。ここに春が来れば木々の枝に小さな花を見せ、夏来たらば蝉しぐれに暁の夢を破られる。また秋ともな れば黄葉の落葉の落ち葉の下コオロギの蚊細き啼き声を耳にし、冬来らば枝間の雪花を見る。小自然はこの様に間断なき変化 を見せてくれ、その上晴れた日は陽の光の嬉しさを恵み、雨の音の懐かしさに耳を傾けさせ、この大地を渡る風の音にも親し みを持たせてくれる。これらのものは自らが生きていることの実感を味わわせてくれることしばしばである。ここに詩情の源 泉があると思う。」
当方が書いた2016年の水無月便りの出だしには
「先月は五月晴れと言われる晴れの日が多く続いたとの印象が強く、また北海道内では、12か所で3日連続真夏日を 観測しています。5月の真夏日は珍しくない北海道でも、同じ地点で3日続けて観測するのは初めてだということです。ここ 南関東はお陰様で快適な日々が続いております。庭の緑は更に色鮮やかになりました。欅、松、楓、梅、柏、樒、胡桃、山 桃、桜、琵琶、椿、月桂樹、柘榴、フェイジョア、グワバ、ツツジ、葡萄、山椒、夏蜜柑、三宝柑、橙、柚子、千両、万両、 木槿南天、生け垣はレッドロビン、等々ともかく植え込まれた樹々の緑で埋め尽くされている我が家です。これらの樹々が 真夏は効果てきめんでクーラー無しでも何とか過ごせる環境を作ってくれます。現在の我が家はリタイアする3年前1999 年12月に建て替えたものですが、それ以前の家は昭和初期頃に建てられたもので筑後70年以上の木造平屋建でした。大 正・昭和の匂いがそこかしこにする家で冬は隙間風がどこからともなく吹き込んできました。両親はこの家に愛着があり、最 後まで拘って住み続けていました。「蒼月居處」と鎌倉彫で門札を自作し掲げていました。庭には森のように樹木を植え込 み、また、山野草特にエビネについては近くの山から採取した地エビネや珍しいエビネを通販で取り寄せたり、近郊でエビネ 展があれば出かけて買い求めたりプロ級ではないかと思うぐらいでした。エビネ以外には万年青や岩タバコなども数多くの品 種を集めていたような記憶があります。父が亡くなってから庭は荒れだし山野草の類は年々姿を消してしまいました。椿も何 本かは枯れてしまいましたが、樹木は今や庭を覆いつくすまでになっています。良いことばかりではありません。椿が多いた め梅雨前には茶毒蛾の幼虫の大量発生には目を光らせねばなりません。」
とまあこんな感じなので写真がなくともご想像いただけるかと思います。植木屋さんは1回/年暮れにに 頼んでいます。親父が生きていたころは帰省するたびに梯子を下で支える役をやらされていました。自分の代になって出来る ことはかなりやっていますが最近は高いところが全くダメで恐怖を覚えるのでさっさと止めましたが、高枝切狭みで可能なと ころはせっせとやっています。どうしても素人ではできない剪定があります。何故か「門かぶりの松」があるのです。これば かりは素人が下手に手を出すとロクなことにならないので職人に頼みます。松一本だけの剪定では高くつくので「3人・終日」と条件付 きで依頼しています。この範囲で高木中心に剪定を頼んでいます。

2021年皐月便り

皆様
こんにちは。コロナ禍の波は収まりそうにもありませんがこんな感じでしょうか。「本日天気晴朗なれども波高し」さらに「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」
皆さん如何お過ごしでしょうか。巣籠もこう長くなるとうんざりです。
関西圏にお住まいの方医療崩壊に片足突っ込んでいるように見えますが、短期間のうちに席巻された変異ウイルスにくれぐれもご注意ください。
関東圏も他人事ではなく、明日は我が身なのでこちらもくれぐれもご注意ください。

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2021年皐月便り
 こんにちは。ゴールデンウィークが黄金で無くなってから19年になりました。学生やサラリーマンにとっては連休をどう有効に使うかは大きな関心事であるのはもっともですが、毎日が連休でそれも19年も続くと麻痺するというよりそれが日常でなにも感じなくなったと言う方が正しいのでしょう。いいご身分だと言われてもそうですねと返すだけです。このところ若き日本人の世界的快挙が続いています。四度のグランドスラム優勝の大坂なおみ松山英樹の日本人初のマスターズ優勝、ホームラン連発と二刀流復活の大谷翔平と立て続けに世界で注目されるいいニュースが飛び込んできています。さらに2019年2月白血病を公表した池江里佳子の 日本選手権での今大会4冠達成も素晴らしい偉業です。将棋界では藤井壮太八段ですが、2016年に史上最年少(14歳2か月)で四段昇段(プロ入り)を果たすと、そのまま無敗で公式戦最多連勝記録(29連勝)を樹立しました。その後、最年少一般棋戦優勝・タイトル獲得など多くの記録を更新していますがまだ10代で今後の活躍が期待されます。暗いニュースばかりの中こういった明るいニュースはほっとさせてくれます。心の問題ですが「和む」「癒される」と言った感情でしょうか。100年に一度のパンデミック禍に出会ってしまったことを嘆くよりもリスクをどう回避するかとかどうしたら癒すことが出来るかを考える人も多いかと思います。自分がどちら側の人間かは人それぞれですが小人閑居すればこういったことが次から次に頭に浮かんできてしまいます。丸1年の自粛生活で何をしたかですが猫の額ほどの庭ですが一番多かったのが庭掃除でしょうか。朝一番するのが落ち葉掃きです。落ち葉は秋だけではなく1年中出てきます。落ち葉掃きで確かに量が多いのは秋ですが朝から晩まで次から次に降ってきます。特に我が家は2本の大きな欅があり、この葉が全部落ち切るまでは相当の仕事量になります。暇つぶしと言うより大仕事と言った方が的確です。昭和初期に植えられたもので隣の家との境界に使われていた節がありましたが近所の欅はすべて伐採され、今や我が家に2本だけ残る自然遺産となった感があります。時期々々により落ち葉の種類が変わり、欅の次は紅葉でしょうか、紅葉も仕事と言える量の落ち葉が出ます。我が家の落葉樹は桜、梅、欅、紅葉、鬼胡桃ぐらいなので概ねこの順番で落ち葉を掃く仕事が出てきます。常緑樹の落ち葉がこれまた結構な量になります。新しい葉が生え変わる時期が少しずつずれながら落ち葉を発生させます。春先は柑橘類で橙、柚子、三宝柑、金柑の順で落ち葉が出ます。椿、山桃、樒等適当に合間を見計らって落ち葉を作ってくれます。少しずつ出る落ち葉は通常の植木ゴミとして出しますが大量に出る時期は専用の置き場を作り堆肥にしています。1~2年後に完全な土になったところで花壇や庭の低い場所の補充用の用土に使用しています。外出自粛で次に多い時間使用は土いじり(園芸)です。種まきして苗を作って鉢なり花壇に定植し花を咲かす、翌年のために種を取る、鉢の土は日によく晒して新しい土を加えながら再利用する。このサイクルを毎年繰り返します。チューリップは100球~150球植え込むのでピークを過ぎての売れ残りの安い球根をネットで探します。60~90円/球程度が普通ですが半額程度のものを探します。ご当地は12月初旬ぐらいまでに植え付ければ概ね3~4月には花を咲かせてくれます。安物のせいか花が終わって翌年用にと掘り返すのですが分球してなかなかうまくゆきません。栄養が行き渡るように早めに花柄を摘みリサイクルを心がけていますがチューリップはもう一つ成功しません。フリージア、アイリス、ヒアシンスなどはリサイクルが確立できています。因みに4月になって種を購入して蒔いた花ですがアスター・百日草・鶏頭・ダリア・千日紅〆て¥350(=¥750-ポイント¥400)でした。さて、このゴールデンウィークが人流を抑える絶好のチャンスなのですが感染症対策は「大胆で思い切った対策を短期間に」ですが今や笛吹けど踊らずと言った感があります。
2021年5月1日   

男の料理

巣籠生活にもってこいの料理のご紹介です。これぞ男の料理でしょうか。

中華饅頭・肉まん・豚まんと色々呼び方がありますが多分結婚以来50年にわたる亭主の得意料理の一つです。中華街に行ったときにお土産に購入するときは数軒の店にばらして購入します。店によって名前は同じでもこれほど味が異なる商品は他にはあまりありません。我が家は4人家族なので4の倍数購入しますが1軒の店屋では4個、また別の店で4個と3~4軒はしごします。こうするとちょっと面倒ですが色々な味が楽しめます。こうやって50年以上肉まんと付き合ってきましたが自作の肉まんもプロの味を参考にしながら色々試しています。我が家では毎年1回お節料理の1品として亭主が作ります。若い時は年に数回作っていましたが最近は年1回だけになってしまいました。今回特別に作ったのは息子が葉山のタケノコを手に入れたからです。このタケノコは店で買ったものより柔らかくておいしかったのでこれは肉まんの食材にはもってこいとひらめいたのです。 今回の肉まんのレシピこれは自作のもので二度と同じ味が出せない代物です。

1.皮の部分(24個分)

薄力粉500g、強力粉500g、ドライイースト小さじ3、ベーキングパウダー小さじ3、砂糖250g 、卵2ケ、牛乳2~3合(適当に)皮の部分は毎回同じ分量で概ね同じにできます。発酵のコツですがよくこねたパン生地をボールに入れ上にラップをかぶせ、大きな蒸し器に熱めのお湯を張りボールをのせ蓋をして毛布でくるみ3時間待ちます。発酵が進むと生地がラップにくっつくぐらいになりますので、取り出してガス抜きしもう一度軽くこねます。発酵が難しく蒸し器を使った発酵が失敗なく誰にでも簡単にできますがこれがコツです。後は皮は少し甘めにするのがコツで砂糖の量は粉の2割5分ぐらいがちょうど良いかと思います(言わば皮と餡のハーモニー )。今回はいれませんでしたがラードを加えると良いです。特に花巻の場合は必須です。

2.肉餡

これはお好みで何を入れても良いのですがポイントがいくつかあります。今回は一寸変わった作り方をしました。
材料 
豚バラ(400g)、タケノコ、ザーサイ、干し椎茸、キクラゲ、干し貝柱、干しエビ、玉ねぎ、しょうが、長ネギを粗みじん切りにする 。調味料は塩、胡椒、しょうゆ、ごま油、オイスターソース、甜麵醬、量は長年の感で一切計量器は使いませんので全く同じ味の再現不可能です。今回変わった作り方ですが豚バラ肉を塊で購入、5~7mm厚の薄切りにし、更に5~7㎜の細切りにこれを5~7mmに刻んでいわば手製のひき肉を作ります。ただひき肉を使うのとは違っていわば粗びきひき肉を作ったわけです。この辺がまさに男の料理の神髄です。 こんな面倒なこと1年に1回ぐらいしかやらないから出来るのです。これを奥さんに要求してはすぐ嫌われるのは目に見えています。尚、肉と野菜の分量は概ね1:1で肉が多すぎると固まって団子のようになってしまいます。バランスは色々やってみて好みのものを探してください。又水気の多い野菜は蒸し立ては良いのですが保存用には向きません。

尚、何故お節料理かは餅を食べ飽きたときの昼飯用で炭水化物・タンパク質・食物繊維等バランスが取れた食事が手軽に取れるからです。

2021年卯月便り

皆様

新年度の始まりです。価格表示の変更、粉・油の値上げ等が始まります。本格的な春到来ですが残念ながら感染症のリバウンドが進行形で第四波は始まっていると専門家が断言しています。いよいよ打つ手が無くなったと言う感じです。政策を打つタイミングは社会心理という雰囲気や気分と言うお化けも考慮が必要と言う厄介なもので、結局のところ個人の行動自粛に戻るという全く厄介な感染症ですがいずれにせよくれぐれも御身体ご留意ください。
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2021年卯月便り
 こんにちは。庭を見ればまさに春爛漫ですが全くスッキリしません。この時期桜が咲きお花見で心ウキウキと言うのが通常の社会状況ですがいずこに忘れたかになってしまいました。最大の原因は言うまでもなく新型コロナウイルス感染症が消えてなくならないからです。緊急事態宣言は戦争・天災などの事態に発出されると考えていましたがまさか感染症で発せられるとは完全に想定外でした。戦争とか天災の場合は様々な過去の経験・知見・財政で対応策がとられ、ある程度の見通しと確率で安心感が得られていました。ところが100年前のスペイン風邪以来の感染症となると全く様相が変わってしまいました。感染症なので対策は治療薬とワクチンだと言う事ははっきり言えるのですが新しい感染症は治療薬にせよワクチンもすぐ出来るわけでなく非常に時間がかかる。その間にあっという間に世界中に蔓延してしまうと言う厄介な病気に見舞われたと言う事でした。全くの感でしかありませんがこれは「えらいこっちゃ」解決までに最低でも3年はかかると言うのが直感でした。それも1年はあっという間に過ぎましたが2回の緊急事態宣言を経てまた第四波到来を心配せねばという状況にあります。ワクチン接種は何とか始まりましたが全国民に行き渡るのが何時になるのかは見通せてはいません。ヨーロッパでは3回目のロックダウンに入った国もたくさんあり、感染者の数も桁が違います。オリンピックは海外客見送りと言う事で決まりましたが9万人ともいわれる関係者の入国等開催そのものの危ぶみもあり、まだまだ全体像がはっきりしません。八方ふさがりの中でそれでもやるのかという疑問が出てきますが、個人的には延期、それがだめならあっさり中止論者です。そもそもスポーツはやはり社会が平和の中で行われてこそのパフォーマンスで五輪はその祭典(お祭り)だからという単純極まりない理由です。色々理由付けは出来るでしょうが無理やり理由をつけても実施する意味不明と言う事です。社会が平和の中と言うのが重要で今現在は世界中で感染病が蔓延していて平和とは程遠いと言う環境認識です。国によってはまだ非常事態の真最中にあると言うのが現実のなか、何が何でも五輪実施とはどうしても思えません。どちらかと言えば理想主義者ですがこの判断は極めて現実主義者の判断です。思いは人それぞれですが状況によってはまだまだどうなるか方向性が問われているように思っています。      
 話は全く変わりますが現役時代の会社の同僚の随筆が刊行されるとの報をもらいました。喜寿を過ぎて人生総まとめの刊行はめでたい話です。早速ネットで買い求めましたが面白かったら宣伝すると返信しておきました。当方もエッセイもどきを目指している身なので本が売れることを心より願っております。因みに本の題名ですが本屋に言ったらちょっと立ち読みしてみようかと思うような「人生100年の計、知恵と決行にあり」柴田顕士著文芸社刊という文庫本で¥880です。次世代のリーダー、団塊の世代、経営者とそれぞれ向きだそうで、文庫本の横書き21万文字は読み応え十分ですが、年寄りには睡眠薬にもなりそうです。
                               2021年4月1日 

 

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ヒアシンスとパンジー

ヒアシンスですが何年目になるかよくわかりませんが今年も花を咲かせてくれました。

パンジーは種をまいて育てたものですが鮮やかな紫が色の競演とばかりに頑張っています

 

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ヒアシンス&パンジー