2018年霜月便り

皆様
今年は天変地異オンパレードでしたが、このところ穏やかな秋日和が続いております。
霜月便りお届けします。

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2018年霜月便り
  こんにちは。「霜月」は文字通り霜が降る月の意味です。本来旧暦からのものなので新暦では未だ霜が降るのには一寸早いのですがもうそんな季節に突入してしまいました。今年は後期高齢者2年目の年で加齢による衰えが着実に進んでいるという自覚があります。脊柱管狭窄症からの運動不足と極端になった外出の回数減は生活の質の変化を顕著にしています。金を使わなくなったかというとそんなことは全くなく、ネットでの消費行動はかなりやっていますので、決してため込んでいるわけではありません。外食の昼飯など頻度は多くはありませんが、支払いは最近もっぱら亭主の役目になっています。先週は先月に引き続き温泉旅行に行ってきました。新しい温泉地を探してはいるのですが、なかなか条件に合ったところが見つからず今回も同じところとなってしまいましたがこれも老化現象の一つだとの認識です。要するに面倒くさいのが先に立つ現象です。「物忘れ」とか「面倒くさい」とか「まあ良いか」とかそういった感情がすぐ出てくることが非常に多くなったということです。ボケてはいないと思っていますが、これも保証の限りではありません。ボケ防止対策の株式投資も大損してからでは遅いのですが、ソコソコといった感じで相棒の昼飯代ぐらいはぐずぐず言わずにすっと出せる程度の稼ぎは維持できていましたが、このところの暴落続きで1年分すべてすっ飛んでしまいやれやれです。カミさんと言えば10月某日は結婚50年いわゆる金婚式でした。当日、言われるまで全く意識になく言われてみてそう言えばそうだったよなと言ったような全くいい加減そのものです。カミさんはお祝いの夕食にお寿司をと考えていたようですが、偶々昼食は例によって「それぞれ」でスーパーの寿司で済ませたのでまたかということになるので、少し気張って亭主はうな重ということにしました。スーパーの「寿司」&「うな重」の手抜き夕食で、質はともかく結婚50年の記念日を忘れずに細やかにお祝いしたという笑い話と歳を取った証明の出来事でした。
  話は変わりますが、社会の諸問題をざっと見渡してみましょう。アメリカ西海岸のロサンゼルスではトランプ大統領を赤ちゃんに見立てた高さおよそ6mの巨大な風船に、ヘリウムを入れて膨らませる作業が行われました。今回は、共和党系と民主党系の評論家らが意見を交わす大規模な政治イベントに合わせて、交通量が多いロサンゼルスの高速道路からよく見える場所に設置され、主催者は「この風船はアメリカ政治を語る上で欠かせない。風船をきっかけに政治に関する議論を活発にしたい」と話しているようです。中間選挙が目の前に迫っていますがアメリカの良識がどうなるのか見ものです。サウジアラビア政府を批判してきたジャーナリストの殺害事件は人権問題もさることながらしたたかなトルコ外交で国際情勢を揺るがす大問題との認識です。トランプのコメントは正直そのものですがもう少しましなコメントをしてほしいものです。一方、日本国内では検査データ改ざん問題がくすぶっていますが日本のものづくり現場での不正が後を絶たないのは非常に残念です。来年10月に予定される消費税率の10%への引き上げですが、軽減税率という何やらわけのわからない小手先対策と相まってもう少し単純で分かりやすい税制にならないものかと憤慨しています。歳を取り、小人閑居すれば社会問題遠吠え評論家になるようです。では御機嫌様さようなら。
2018年11月1日