エンジェルスの本拠地アナハイムで8月31日に行われたヤンキースとの3連戦の最終戦は、チケットが完売して4万3000人を超える観客が集まり、大谷選手は3番・指名打者で先発出場しました。
ヤンキースの先発は、昨シーズンのアメリカンリーグ最多勝で今シーズンはここまで両リーグを通じてトップの200奪三振を誇る大リーグ屈指の剛腕、コール投手で、大谷選手は1回の第1打席で初球の変化球を打って大きな当たりを飛ばしました。
しかし、フェンス手前で相手のセンターにジャンプして捕られ、センターフライでした。
4回の第2打席は変化球に泳がされてサードフライでしたが、2点を追う6回、1アウト一塁二塁で迎えた第3打席で150キロ台後半の速球をとらえ、センターへ逆転の30号スリーランホームランを打ちました。
大谷選手は2年連続の30号到達で、大リーグの日本選手で初めてシーズン30本のホームランを2回打った選手となりました。
また、同じシーズンにピッチャーとしてふた桁勝利をあげ、バッターとしてホームラン30本を打ったのは大リーグ史上初めてです。
8回の第4打席は2人目のピッチャーの手元で動く速球に空振り三振し、その球筋に驚いたような表情を浮かべていました。
試合は、大谷選手のスリーランホームランでエンジェルスが3対2で逆転勝ちしてこの3連戦を2勝1敗とし、アメリカンリーグ東部地区で首位のヤンキースに勝ち越しました。
大谷選手は、4打数1安打3打点で打率は2割6分9厘となりました。
大谷選手とともに今シーズンのMVP=最優秀選手の有力候補となっているヤンキースのジャッジ選手はフォアボールと三振がいずれも2つずつでした。
ヤンキースの先発は、昨シーズンのアメリカンリーグ最多勝で今シーズンはここまで両リーグを通じてトップの200奪三振を誇る大リーグ屈指の剛腕、コール投手で、大谷選手は1回の第1打席で初球の変化球を打って大きな当たりを飛ばしました。
しかし、フェンス手前で相手のセンターにジャンプして捕られ、センターフライでした。
4回の第2打席は変化球に泳がされてサードフライでしたが、2点を追う6回、1アウト一塁二塁で迎えた第3打席で150キロ台後半の速球をとらえ、センターへ逆転の30号スリーランホームランを打ちました。
大谷選手は2年連続の30号到達で、大リーグの日本選手で初めてシーズン30本のホームランを2回打った選手となりました。
また、同じシーズンにピッチャーとしてふた桁勝利をあげ、バッターとしてホームラン30本を打ったのは大リーグ史上初めてです。
8回の第4打席は2人目のピッチャーの手元で動く速球に空振り三振し、その球筋に驚いたような表情を浮かべていました。
試合は、大谷選手のスリーランホームランでエンジェルスが3対2で逆転勝ちしてこの3連戦を2勝1敗とし、アメリカンリーグ東部地区で首位のヤンキースに勝ち越しました。
大谷選手は、4打数1安打3打点で打率は2割6分9厘となりました。
大谷選手とともに今シーズンのMVP=最優秀選手の有力候補となっているヤンキースのジャッジ選手はフォアボールと三振がいずれも2つずつでした。
飛距離は130.1m 祝福され笑顔も
大谷選手の30号逆転スリーランは打球速度が173.1キロ、飛距離が130.1メートルでセンターのフェンスを越える大きな当たりでした。
大谷選手は打球の行方を確認すると一塁の手前で大きな声を上げながら右の拳を突き上げ、打たれたヤンキースのエース、コール投手は打たれた瞬間にホームランと確信したのか天を見上げていました。
大谷選手はベンチに戻るとチームメートから水をかけられて祝福され、笑顔で応えていました。
大谷選手は打球の行方を確認すると一塁の手前で大きな声を上げながら右の拳を突き上げ、打たれたヤンキースのエース、コール投手は打たれた瞬間にホームランと確信したのか天を見上げていました。
大谷選手はベンチに戻るとチームメートから水をかけられて祝福され、笑顔で応えていました。
「すごくいいホームランだった」
大谷選手は、試合直後にグラウンドでインタビューを受け「ヤンキースはすばらしいチームで、どの試合も接戦でいいゲームだった」と今回の3連戦を振り返りました。
ホームランについては「チャンスの場面だったのでストライクが来たらどんどん振ろうと思っていた。いい結果につながったのですごくいいホームランだったと思う」と話しました。
また、先発で7回2失点と好投したサンドバル投手について聞かれ「攻撃にいいリズムをくれるピッチングだったと思う。すばらしい活躍だった」とチームメートをたたえていました。
ホームランについては「チャンスの場面だったのでストライクが来たらどんどん振ろうと思っていた。いい結果につながったのですごくいいホームランだったと思う」と話しました。
また、先発で7回2失点と好投したサンドバル投手について聞かれ「攻撃にいいリズムをくれるピッチングだったと思う。すばらしい活躍だった」とチームメートをたたえていました。
「いい勝ちを続けられるよう 頑張りたい」
大谷選手は第1打席でも大きな当たりを打ちましたがホームランにはあとひと伸び足りずにセンターフライとなり、チャンスで回った第3打席に試合をひっくり返すスリーランホームランを打ちました。
試合後は「最初の打席も惜しかったので、なんとかチャンスが来たらもう1回打ちたいなと思っていた。たまたまエラーでつながっていい打席だった」と振り返りました。
また、このところチームでホームランを打った選手への儀式となっている水をかけられての祝福を初めて受けたことには「いい雰囲気でここ最近、勝ちゲームをものにできていると思うので、このままいい勝ちを続けられるように頑張りたい」と話しました。
そして、大リーグで史上初めて同じシーズンにピッチャーとしてふた桁勝利をあげバッターとしてホームラン30本を打ったことについては「単純にうれしいし、ここまで安定してしっかり試合に出続けているのがいいところかなと思う。ホームランのペースは去年ほどではないが、打席の内容はここ最近もいい方だと思うので、継続して最後まで健康で出られるように調整したい」と手応えを話していました。
試合後は「最初の打席も惜しかったので、なんとかチャンスが来たらもう1回打ちたいなと思っていた。たまたまエラーでつながっていい打席だった」と振り返りました。
また、このところチームでホームランを打った選手への儀式となっている水をかけられての祝福を初めて受けたことには「いい雰囲気でここ最近、勝ちゲームをものにできていると思うので、このままいい勝ちを続けられるように頑張りたい」と話しました。
そして、大リーグで史上初めて同じシーズンにピッチャーとしてふた桁勝利をあげバッターとしてホームラン30本を打ったことについては「単純にうれしいし、ここまで安定してしっかり試合に出続けているのがいいところかなと思う。ホームランのペースは去年ほどではないが、打席の内容はここ最近もいい方だと思うので、継続して最後まで健康で出られるように調整したい」と手応えを話していました。
“2年連続のMVP モチベーションに”
大谷選手は8月の打撃成績を打率3割1分7厘、ホームラン8本、20打点で終え、今シーズンの月別では最も好成績を収めました。
チームのプレーオフ進出が絶望的な状況で、2年連続のシーズンMVPという新たなモチベーションを胸にシーズン終盤に臨んでいます。
今回のヤンキースとの3連戦は、大谷選手とジャッジ選手のMVP候補2人の対決に大きな注目が集まり、エンジェルスタジアムには連日4万人を超えるファンが詰めかけました。
2人は、ともにホームラン2本を打って3連戦を終え、大谷選手はジャッジ選手とのMVP争いをどの程度、意識しているか聞かれ「形になるかならないかはプレーヤーとしては違いが出てくるので、もちろんモチベーションにはなる」と話し、2年連続のMVP受賞がモチベーションの1つになっていることを明かしました。
主力選手を放出してトレード期限が過ぎたおよそ1か月前には「勝ちがプレーオフにつながる可能性が低いのは、選手からすると厳しい」とか「モチベーションはもちろん難しいが、まだまだ続いていく野球人生なので、どんな状況でもやれることをやりたい」などと、大谷選手にしては珍しく日々の試合に臨む心構えに苦しむ心境を明かし、ホームランを打っても、全く喜びを表さない日もありましたが、この日のホームラン後に力強くガッツポーズを見せたように、このところは試合中も充実した様子が見られるようになってきました。
大谷選手は「1試合1試合、勝ちを意識して頑張っていれば、おのずと数字はついてくると思っている」と、チームの勝利とともに2年連続のシーズンMVPをモチベーションに残り1か月余りのレギュラーシーズンに臨みます。
そのMVPを争うライバルで、大谷選手に21本差をつけてホームラン王争いを独走しているジャッジ選手の印象を聞かれると「単純にすごいと思って見ている。ホームランもすごいが、きょうもフォアボールを2つ取っていたりして打席のクオリティーが高い。安定して成績が残る要因だと思うので、見ているだけで勉強になるし、すばらしいバッターだと思う」と惜しみない賛辞を送っていました。
大リーグで、2年連続でシーズンMVPを受賞した選手はこれまでわずか13人。
▽2001年から4年連続で受賞したバリー・ボンズさんを筆頭に、
▽現役では、大リーグ最後の三冠王、タイガースのカブレーラ選手や、
▽カーディナルスのプーホールズ選手、
▽古くは、ロジャー・マリスやミッキー・マントルなど、
そうそうたる名選手が名を連ねています。
大谷選手も、その一員に加わるのか、それとも圧倒的なホームラン数で伝統ある球団をプレーオフへ導くジャッジ選手が初めてのMVPを受賞するのか、すでに沸き起こっている議論は、今後さらに白熱しそうです。
チームのプレーオフ進出が絶望的な状況で、2年連続のシーズンMVPという新たなモチベーションを胸にシーズン終盤に臨んでいます。
今回のヤンキースとの3連戦は、大谷選手とジャッジ選手のMVP候補2人の対決に大きな注目が集まり、エンジェルスタジアムには連日4万人を超えるファンが詰めかけました。
2人は、ともにホームラン2本を打って3連戦を終え、大谷選手はジャッジ選手とのMVP争いをどの程度、意識しているか聞かれ「形になるかならないかはプレーヤーとしては違いが出てくるので、もちろんモチベーションにはなる」と話し、2年連続のMVP受賞がモチベーションの1つになっていることを明かしました。
主力選手を放出してトレード期限が過ぎたおよそ1か月前には「勝ちがプレーオフにつながる可能性が低いのは、選手からすると厳しい」とか「モチベーションはもちろん難しいが、まだまだ続いていく野球人生なので、どんな状況でもやれることをやりたい」などと、大谷選手にしては珍しく日々の試合に臨む心構えに苦しむ心境を明かし、ホームランを打っても、全く喜びを表さない日もありましたが、この日のホームラン後に力強くガッツポーズを見せたように、このところは試合中も充実した様子が見られるようになってきました。
大谷選手は「1試合1試合、勝ちを意識して頑張っていれば、おのずと数字はついてくると思っている」と、チームの勝利とともに2年連続のシーズンMVPをモチベーションに残り1か月余りのレギュラーシーズンに臨みます。
そのMVPを争うライバルで、大谷選手に21本差をつけてホームラン王争いを独走しているジャッジ選手の印象を聞かれると「単純にすごいと思って見ている。ホームランもすごいが、きょうもフォアボールを2つ取っていたりして打席のクオリティーが高い。安定して成績が残る要因だと思うので、見ているだけで勉強になるし、すばらしいバッターだと思う」と惜しみない賛辞を送っていました。
大リーグで、2年連続でシーズンMVPを受賞した選手はこれまでわずか13人。
▽2001年から4年連続で受賞したバリー・ボンズさんを筆頭に、
▽現役では、大リーグ最後の三冠王、タイガースのカブレーラ選手や、
▽カーディナルスのプーホールズ選手、
▽古くは、ロジャー・マリスやミッキー・マントルなど、
そうそうたる名選手が名を連ねています。
大谷選手も、その一員に加わるのか、それとも圧倒的なホームラン数で伝統ある球団をプレーオフへ導くジャッジ選手が初めてのMVPを受賞するのか、すでに沸き起こっている議論は、今後さらに白熱しそうです。
ヤンキース コール「最悪のストレートだった」
ヤンキースのコール投手は大谷選手に逆転スリーランを打たれた157.5キロのストレートについて振り返り「今夜投げた中で最悪のストレートだったと思う。ひどいコースだったし、ひどいミスで何と言っていいかわからない」と嘆き、好投しながら負けにつながった失投を悔やんでも悔やみきれない様子でした。