2010年迎春

2010年迎春

あけましておめでとうございます

 「一年の計は元旦にあり」ということから年頭に当たり本年の営みの方向付けをせねばなりませんが、現役時代はこういうことはほとんどやらずなんとなく仕事に追われてか、はたまた意識不足によるものか時間が過ぎてきたのでした。現役を60歳でリタイアーしましたが、『言<ことば>は心の使い』と肝に銘じながらのこの長文迷惑メールと共に早7年の歳月が過ぎ、もう8年目に入りました。体力気力の後退は否めませんが、年がら年中の自由時間をもてあますことなくそれなりに意義ある営みをするのに結構慣れてきたのかも知れません。

本年も昨年に引き続き「半農半弓」をベースに如何にマンネリを打破できるかを常に頭の隅に置きながら行動するつもりではあります。半農は借地ではありますが約40坪の我が宅地開墾農園と「葉山山里会」という援農ボランテイア団体の二本立てが柱となっております。数字目標としては自給率を上げることが必要なのでしょうが所詮限界が見えていますのでむしろ自然との共生を実感できることが重要だと思っています。タマネギ、ジャガイモの自給率は約半年分程度でしょうか。イモ類は比較的保存法が簡単なのでサツマイモ、サトイモなどもかなり高い自給率を維持しております。なによりもの思いは旬な時期に旬の野菜を食すという事ですが自分で作っていると正に今熟したものが旬という事が良く理解出来ます。何と言ってもトマトやイチゴは一番でしょう。今や一年中日本なら何処でも手に入る野菜ですが自分で作るとなると結構手間も暇もかかりますが売っているものとは一味も二味も違います。狭い土地での連作障害と街中特有の鳥(烏)害をかわしつつそれなりの百姓を目指し、農家戸別補償などに惑わされることなく、今年も気持ちよい汗を流すことといたします。

問題はもう半分の弓(アーチェリー)の方ですが、150射/日・週6日をノルマに頑張って来ましたが、気力はそれほどではありませんが如何せん体力が持つかどうか怪しくなってきました。大学の恩師が81歳を超えてまだまだ元気で射っているので何処まで付いていてゆけるか弱音は吐けませんが正直行けるところまで行くつもりです。幸い昨年末に柔らかい矢(ACE/#850)から少し細くて重くて硬い矢(X10/#700)に変更したら、再開した当初の中りに戻った兆候が見えたので少し気分良く年が越せました。昨年1年間は腕が落ちたのではなく、こともあろうに道具の選択が誤っていたのだと自分に都合よく解釈し、今年こそはと思いを新たにしています。更に今年は余技として「スポーツ吹き矢」が加わります。昨年秋頃からアーチェリーの仲間内数人とスポーツ吹き矢協会の練習を見学し、道具を自作、体育館の会議室を借りて矢の試射ちやら材質の差による矢飛びの良し悪しやらを同好会を立ち上げ研究しました。その結果吹き矢の製作材料はほぼ結論に達し今年は「吹く技量」の向上が当面の目標になりそうです。現段階では吹き矢はあくまで余技ですがアーチェリーが出来なくなったら取って代わるかもしれません。というのも吹き矢の健康効果は複式呼吸法により身体の基礎代謝を高め少ない運動量で高いエクササイズ効果が得られ、一説には10本の矢を射ると10分間のウォーキングと同じくらいの有酸素運動に匹敵するといわれているのです。

本題に戻って今年の老後の営みは上記をベースに、二泊三日の安宿シリーズの温泉旅行やら、昨年ほとんど出来なかった美術館・演奏会・劇場等の芸術・芸事との触れ合い、気の合った友人との飲み会参加等も織り交ぜ、ボケ防止レベルの株式投資では経済的豊かさを追求、更にとどめは何は無くとも「健康第一」「日々是好日」と殊勝な思いを馳せております。最後になりましたが皆様の益々のご発展とご多幸を心よりお祈り申し上げます。本年も宜しくお願い申し上げます。

2010年元旦