吹き矢での長距離(18・14m)試射結果報告

○○さん
 昨日懸案だった吹き矢の18m・14mの試射を行い思惑通りの結果が得られました。これで吹矢もシングル競技が成立する確信を得ました。下記は前日当方が新会員Mさんに送信した遠矢についての記述ですが 今回試したかったのは競技として成立するかどうかでした。 結果は思っていたと通りで十分競技として成立するという確信を持ちました。 当方ではありませんが、最高点が18mで278点、14mで309点が記録さ れています。
18mで目標とした280点には僅か及んでいませんが、初めての距離にしては期待通りでこれなら矢の研究と練習次第ではあっという間にクリアーできると考えました。

 ーーーーーー前日に交わしたメール内容ーーーーーーーーーーーーーーー
 Q.遠矢を掛ける場合は、矢の重さをある程度重くしたほうが、
 有利なのではな いでしょうか? あるいは、先端部分に、錘を付けることが有効ではないでしょうか?
 吹き矢の場合は、矢の重さに何か規制とか、基準とかがございます
 でしょうか?A.お尋ねの重量規制は特にありませんが矢については
 下記記載があります。これは「国際吹矢道協会(IFA)競技規則 98.11.23   08.04.14更新」http://www.echigo.ne.jp/~dhiguchi/5_j.html によるものです。
 尚、スポーツ吹き矢協会は規制だらけで、現在我々は採用していません。
 どちらかと言えば「何でも有」で創意工夫を重んじようとの考え方です。
とはいえいずれ整理する必要はありますが現段階はまだ研究段階という位置づけです。
当方の私見ですが矢の重量は極力軽い方が有利と考えています。
 腹式呼吸は人により訓練により異なりますが強く吹ける人が
 基本的には有利で、如何に安定して同じ強さで吹けるかが技量だと考えます。
 「遠矢競技規則 」というのがありますが我々はあくまでアーチェリー準拠の
 競技を目指しています。アーチェリーのシングル競技というのがありますが
 90・70・50・30m144射合計点で競うというものです
 我がブローアチェリーでは距離を1/5にして18・14・10・6m144射
 の合計点で競います 今回は18・14mでどの程度の点が出るか試そうというものです
アーチェリーの日本記録は下記の通りですがそれに近い点を出したいと思っています
長くアーチェリーをやっていて吹き矢もほぼアーチェリーに近い点が出ることを
経験上感じているからです。
 ----------アーチェリー日本記録----------------------
 144 FITA ROUND 田畑 隼剛  学連 1355
 距離別では
90M FITA ROUND 山本 博 埼 玉 326
70M FITA ROUND 山本 博 埼 玉 344
50M FITA ROUND 山本 博 埼 玉 344
30M FITA ROUND 山本 博 埼 玉 358
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上記より吹き矢では下記が目標点ですが
18・14mは実際まだ試していないので皆目わからないといった状況です。
 目標点
 18m(60cm的)・・・・・280~300点
 14m(同上)・・・・・・・・・300~330点
 10m(40cm的)・・・・・330点(創設会員の寺島さんが321点をすでに出しています)
6m(同上)・・・・・・・・・350点(創設会員の川本さんが346点を出しています)
 ------------------------記-------------------------
「国際吹矢道協会(IFA)競技規則
 3.矢について
  (7)矢の長さ重さ形状は自由ですが先端は槍型になっていること。先端が平らまたは
     ブロードヘッドの矢はワイヤリング的のワイヤに当たりやすいから公式 競技には使用
     できない。一般的に用いられている矢はフィルムを円錐状に巻いた矢で先端が
     とがった金属で長さ21cm、重さ0.8grである。(02.8.29) (06.10.23)
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 .遠矢競技規則              (080414新国際ルールに改訂)
 (1)直径18cmの円の中心が床から160cmの高さになるようにセットする。(080414)
 (2)選手は1ラウンド5本の矢を吹く。(080414)
 (3)5本のうち3本以上が的に当たった距離を遠矢距離と認定し、更に的から離れて
    吹くことができる。
 (4)用いる筒と矢の規則は得点競技に準ずる。
    注:日本スポーツ吹き矢協会会長青柳清氏のルールは直径24cmの的に 3本中
      1本が当たればその距離が遠矢距離と認定されます。(060817)
 --<参考>------------スポーツ吹き矢協会競技規則-------------------
 (競技用具)
 第2条 競技用の筒、矢、的、的シールは、本協会公認の用具を使用しなければ
 ならない。
(1)筒
 ①マウスピース(筒の1cm以上延長は不可)以外の物が装着されていないもの。
 但し、吹き口より90cm以内の、記名、マークの記入、目印のシー ル貼付等は可とする
 ②筒先より手前30cm以内に何物も貼付、記入等されていないもの
 ③ 筒の固定に補助器具等を装着する必要がある場合で、事前に承認されたもの
 ④ 障がい者が、固定のための筒置き台を使用するときは、事前に審判部の認可を
受け、使用を認める。但し、記録は参考記録となる
 (2)矢
 ①加工、修正をしていないもの
 ②但し、矢の損傷を防ぐためのストッパーを入れること、筆記用具等で印を付け
 ることは可とする
 ③矢の5分の1以上を塗装することは不可
 (3)的、的シール
 規格および配点は以下の通り
 ①的ベースは一辺33cm、緑色のウレタン製とする。
 ②配点
   7点=中心から半径3cmの白色部分(中心の黒点を含む)
   5点=白の外側3cmの赤色部分
   3点=赤の外側3cmの白色部分
   1点=白の外側3cmの黒色部分
 ⑤ 設置する高さは、黒点の中心を床上160cm(130cm)とする
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                                  以上