6月の水上高原ホテル200~鳩待峠~尾瀬ヶ原へ

<安宿シリーズ> 6月の水上高原ホテル200~鳩待峠~尾瀬ヶ原
 6月5~7日と2泊3日で温泉旅行に出かけました。今月は尾瀬水芭蕉がシーズンということもあり話のタネに一度は行っておかねばとこの歳にして 初めての尾瀬行きと相成りました。尾瀬へのルートはたくさんあるようですが今回はフリープランのオプションとして弁当付き無料バスが出ます。カミ さんと義姉は歩行困難とパスを決め込みましたが、無理かなと思いつつもこれは参加せねばと頑張りました。
宿舎である水上高原ホテル200といのは200万坪ある敷地からついたネーミングのようですが、ゴルフコースを有するホテルで水上高原のど真ん中 にある巨大なリゾートホテルです。上越新幹線上毛高原駅から送迎バスで途中水上温泉を経由して約1時間ほど北に入ったところです。ここの温泉は 「上の原温泉美肌の湯」と言いつるすべ度合いが断然ちがう源泉かけ流しで少しぬるっとするような、非常に柔らかな肌触りが特徴です。入り心地も気 もち良く、皮膚のクレンジング効果が高いといわれています。泉質はpH 9.1 の単純アルカリ性温泉で効能は神経痛、筋肉痛・関節痛、冷え性などというのがうたい文句であります。また、ホテル駐車場脇の湧水場ではいつでもおいしい天 然水が汲み放題で武尊山に降った雨や雪が湧き水となって出ているといわれており、昔から地元の人たちが使っていた湧き水があります。ここの大井戸 という地名を使って「大井戸の湧き水」と名づけられたということです。
6月初旬という季節はまさに新緑の季節で遠くの谷川岳の山並みには残雪があり、前日の霧にかすんだ景色とはうって変わり尾瀬行きの当日は良く晴れ たすがすがしい高原の風が気持ちよく、日頃の行いの良さがまさに証明された天気でした。ホテルから新緑の森の中を尾瀬ヶ原の入り口鳩待峠までバス で1時間いよいよ尾瀬ヶ原の散策です。だらだらとなだらかな木道の下り坂を黙々と歩くことさらに1時間尾瀬ヶ原の西の端の湿原に到着です。途中 「1級」河川、川上川という水量の多いとはいうものの小川に毛がはいた様な川に出合いますが、利根川の源流になるので1級河川かと思いをはせた次 第です。尾瀬ヶ原には水芭蕉の群生がいたる所で見られましたが熊笹の多いのにはちょっと意外でした。さわやかな6月初旬の薫風をさりげなく肌に感 じながら昆布と梅干のおにぎり2個とイワナの甘露煮、ソーセージ、鳥のから揚げ、ゆで卵とツアーの無料オプションとは思えぬお弁当は結構でした。 とはいうものの往きはヨイヨイ帰りは怖いというのは正にこのことで、往きのだらだらの下りは当然帰りはだらだらの登りで数回の小休止を入れました が、これまた歳はとりたくないとつくづく思い知らされたものでした。
ホテルは近代的でバス・トイレ付ベッドですがやや部屋が狭かったように感じました。従来バイキングは意識的に避けてきましたが、ここの食事は朝 食・夕食ともすべてバイキングで朝食6:15~と夕食17:30~とコーヒー、デザート、果物等もお好きなだけどうぞと価格的にはそれなりに満足 できるものでした。
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 例によってこのツアーの価格分析は以下の通りですが今回は個人単独で言った場合に比べかなり安上がりだったのではないかと思います。
 交通費(通常価格) 東京―上毛高原 新幹線座席指定往復:¥5240X2=¥10480宿泊費(ホテルの通常の宿泊プラン)【尾瀬(鳩待峠)への往復直通バス付!】憧れの尾瀬ラクラク楽しめちゃうプラン(お弁当付):¥12850/人1泊【早割1000円引!】高原の避暑で大自然を楽しむ旅♪30日前予約でお得に泊る早 割プラン:¥8800/人1泊 を組み合わせたとして¥21650/人・2泊
 総合計(交通費+宿泊費) =¥32130/人(B)
 今回のツアー料金     =¥20000/人(A)なので
 A―B▲¥12130

  交通費を3割引きとした場合(大人の休日倶楽部利用)¥10480X0.3=¥3144なので
  A-Bは¥12130-¥3144=▲¥8986
結論的には今回のフリープランは
 交通費X0.7+1泊分の宿泊費で2泊3日の旅行が可能
 という我が考えの公式に当てはまりました。
 (2011.6.9記)