2012年如月便り

         2012年如月便り
こんにちは。(お寒ございます、もう一月が過ぎました、お元気ですか)
今年は例年になく寒い冬となっております。
昨年、東京の冬日(最低気温が零度未満の日)が5日だったものが今年はそれを超えるだろうとの予想が出ているそうです。
先月は安宿温泉シリーズの一環で島根県玉造温泉に3泊してきました。
年初の旅行なので、近くの出雲大社に2礼4拍手1礼の作法で「弓が中りますように」とお願いしてきました。
先週のアーチェリー練習中には、これは出雲大社のお蔭かなと思わせる日もありましたが、翌日は神様も寒いので引っ込んでしまったのか、元の木阿弥となってしまいました。
お参りの作法ですが、通常は2拍手と思っていましたが何故か出雲大社は良く響く音で、2拍手ではなく4拍手で神様を呼び出すようにとのことです。
ここのおみくじは「大吉」とか「凶」とかいう文字はなく一般的な戒めとかこうしたら良かろうというアドバイスが記述されております。
後でゆっくり読もうとバックの中に入れたつもりでしたが、結局どこかに紛失してしまい、これではご利益も半減、弓も中らないのも無理からぬところです。
いつのころからかはっきりしませんが、神社にお参りすると必ず絵馬を購入、家に持ち帰りコルクボードに飾ってあります。
かれこれ20年ぐらいにはなるでしょうかボード4枚がいっぱいになってきています。
出雲大社の絵馬2様と、八重垣神社・小泉八雲ゆかりの松江城山稲荷神社の絵馬各1つを購入、大社の絵馬は本来の「えんむすび絵馬」ともう一つは辰の干支歳の絵馬です。
辰にちなむ「龍」は古来吉兆を導く聖獣・霊獣として崇められ、ことに出雲地方では龍蛇信仰と結び合い、旧暦10月の神在月には大国主大神様のお使い神、八百萬の神々を出雲大社へご案内される龍蛇神として篤く信仰されているそうです。
神道に傾注しているわけではありませんが、各地の絵馬はデザインとして眺めていると結構面白いものがあります。
その土地々に伝承されている物語や歴史的事実が題材になっているものが多いように思います。単なる干支を題材にしているものでもデザインが異なり、同じものにはなかなか巡り会わなかったと思います。
そうそう、絵馬づくりを商売にしている企業があるのでしょうが、ここはあまり深く考えないことにしています。
絵馬の値段は1枚500円から1000円、高いものでも1200円ぐらいですが、コスト追求など、物が物だけにまた神社だけにこの辺りは少し疑問を残しておいて、謎めかして於いた方が良さそうに思っています。
願い事ですが、若いころは多少欲張りなお願いをしてきた記憶がありますが、最近は「健康」か「弓」かの類が多くなっていることに自分ながら笑ってしまいます。政治は願い事では実現しませんが、強いリーダーシップが望まれます。

ところで近況ですが農作業は完全な農閑期でお休み、たまに畑の見回りやら「のらぼう菜」という葉物野菜の摘み取り、また冷蔵庫に大根がなくなると聖護院大根を引き抜きに行ったり、といったようなことをしています。

楽しみなのが自宅と隣家との境界で、そこだけ2m以上あるコンクリートブロック塀隠しのために「つるピンクシフォン」という蔓バラを植えたことです。
定年後に夫婦でバラづくりに打ち込んでいる中学同級生の友人ですが、暮れから1月の中旬がバラの植え替えの適期だそうで、大忙しの中運んでくれました。
この友人は日頃余った野菜の届け先の一人ですが、まさに海老鯛で申し訳なく思います。
カミさんはというと、どういうわけか『エキゾチック・モロッコ9日間』という海外ツアーに逃げられ、しばらくはおさんどん(家事)をせねばなりません。モロッコと言えば「カサブランカ」でハンフリー・ボガードイングリッド・バーグマンの映画を思い出しますが、なんと当方が生まれた年の映画です。それより12年古い1930年の作品にマレーネ・デイートリッヒ、ゲイリー・クーパーの「モロッコ」という映画も有名です。
なぜモロッコか良くわかりませんが、映画とは関係なく色々あちこち行った結果、あまり人が行かないところを選んだのでは、と勝手に理解しています。

話があちこち飛んで恐縮ですが、「吹き矢」のその後をご報告。逗子の体協、並びにスポーツ振興のための「うみかぜクラブ」という体協傘下のスポーツ団体からの要請をうけ、逗子アリーナという体育館で吹き矢の体験会を催すことになりました。

同好会の世話人5人で引き受けることにし、用具の関係から先着20名ということで2月5日(日)大々的に実施する予定です。
2009年10月逗子吹き矢同好会を立ち上げ、有料講習会などの実施を経て会員を増やしたりしてきましたが、これでやっと世に成果を問うことになりそうです。
ご存知かと思いますが英語で吹き矢をブローガン(Blowgun)といいます。
我々は他団体との違いを明確にするためブロー・アーチェリー(造語)と呼称しています。
独自開発の「矢」と、競技ルールは「アーチェリー競技に準拠」していることが他の吹き矢との大きな違いです。さてこのイベントどうなりますか、現在成功を期して鋭意準備中であります。

ここにきて、インフルエンザが大流行し出したようですし、北陸並びに東北の日本海側さらに北海道も大雪に見舞われ、除雪予算が底をついたとの報道もあります。

まさしく冬らしいこの冬、皆さんに於かれましては風邪などひかぬようご自愛ください。益々春が待ちどうしいと思う今日この頃です。
2012年2月1日