玉造温泉旅行記

<安宿温泉シリーズ>
玉造温泉3泊4日の真冬の旅
2012年の最初の旅行としてはふさわしい旅行先ではなかったかと思います。というのも初詣先としては全国的に有名で神々が集まる神社の元締め的存在の出雲大社が近くにあるからです。1月15日から18日までの3泊で、出雲空港からホテル送迎車で3~40分のところです。宍道湖を挟んで西側に出雲縁結び空港、東側が松江市内、湖中央のちょっと南側が玉造温泉という立地です。例によって「玉造温泉のんびり滞在4日間」とのフリープランですが3泊すると暇を持て余すのではと一寸気になったのは事実です。二日目は午前中松江城、三日目は出雲大社と八重垣神社の神社巡りとゆったりと見学したり、お参りしたり出来ました。島根県への旅行は確か3回目になります。1回目は新婚旅行でお隣の鳥取の大山に来た時一寸だけ松江に寄ったことをかすかに覚えています。二度目は西の端、津和野に観光旅行をしたと思います。島根県は関東からみるとかなり辺鄙なところで旅行先としてはあまり選択肢には入らない感じですが、むしろ観光地として素朴さがあちこちに残っており、結果的にお勧めの地ではないかと思います。

神社巡りは、お参りとしては「弓が中りますように」、もう一つには全国の神社の絵馬蒐集のためとの二つの目的がありますが別に神道の信者ではありません。出雲大社は二礼四拍手一礼でのお参りと通常の二礼二拍手一礼と比べ拍手が二つ多い作法で初めての経験でした。八重垣神社は通常の二拍手でしたがこちらは縁結びの神ということで主に独身男女がお参りする神社のようですが、男女の縁に限らず色々な良いご縁がありますようにとお願いしてきました。

肝心の玉造温泉ですが無色透明のちょっとぬるっとした感じの温泉ですが、「出雲国風土記」に神の湯と讃えられた日本最古の温泉と言われております。別名美人の湯といわれ、「一たび濯(すす)げば形容端正しく、再び浴すれば万の病悉に除こる、古より今に至るまで験を得ずといふことなし」です。泉質はアルカリ性単純泉(低弱性アルカリ性温泉)ですが、効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打撲、ねん挫、慢性消火器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進とまあほぼ万病に効くようです。着いた日に二回、二日目は三回、三日目も三回、帰る日は一回と合計九回温泉に浸かったことになります。ふやけることもなく、三度の食事は上げ膳据え膳は良かったのですが、三日目の夕食、四日目の朝食がまるっきり初日並びに二日目の朝の食事と同じだったのにはややがっかりしました。これは旅館として気遣いが足りないといわれても仕方が無いような気がします。
例によって安宿シリーズとして価格分析をしておきます。

★ホテルの通常価格はHPによると下記になりますが特典はなしで料理も品数がやや少ないことから推定で¥8000程度と仮定しました。
期間:1月4日~3月23日
ご宿泊料金1名様 :12,750円~
特典:観光周遊バスチケット付
お部屋:10畳~12畳程度の和室
★航空運賃¥28100(往復割引)

三泊四日で通常価格で計算すると
宿泊代¥8000X3日=24000+交通費¥28100→総額¥52100
となります。今回のツアー代金¥30000なので¥22100お得という結果になります。
実際のコストは全く想像できませんが、それにしても安上がりな旅行ではなかったかと思っています。ただ旧館のためか部屋が想像以上に寒く空調温度を29℃に設定してもほとんど効かなかったことが難点でした。
尚、上記ツアー代には含まれませんが観光のための運賃ですが
2日目の市内観光は
旅館→松江駅¥480/人(バス)
松江駅松江城¥800(タクシー)
松江城玉造温泉¥2390(タクシー)
3日目市営バスがやっている観光周遊バス「縁結び号」¥1800/人
(工程は旅館前→出雲大社→(または松江城)→八重垣神社→旅館前、但し松江城か八重垣神社は行先の選択制)
2012.1.20記