2019年文月便り

皆様
今年の梅雨は西日本での梅雨入りがやけに遅かったのですが、7月に入り梅雨前線の停滞から各地での大雨の心配が出てきました。
今後の予報としては7月後半になると梅雨前線は東北付近に停滞しやすくなり、九州から近畿は太平洋側を中心に晴れる日が次第に増えるそうです。平年の梅雨明けは九州南部は7月14日ごろ、九州北部は19日ごろ、四国は18日ごろ、中国や近畿は21日ごろですが、今年の梅雨明けは平年より大幅に遅れることはなく、梅雨の期間が極端に短くなる可能性があるそうです。東海や関東甲信は平年の梅雨明けは7月21日ごろで、今年は今のところ平年並みかやや遅くなる可能性がありそうです。
といったことのようですがさてどういうことになりますか「当たるも八卦当たらぬも八卦」とはいうものの科学の粋を集めた最近の天気予報の予報精度を期待しています。
追伸
メールシステムの回復の見通し立たず各位への配信は今月も断念せざるを得ませんでした。月のものがない、生理不順か、失語症か、いや遂にくたばったかとご心配いただきありがとうございます。絶好調とは程遠いですが減らず口をたたきながら、それなりに何とかやっております。

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2019年文月便り
 こんにちは。いろいろありましたがもう夏です。季節の移り変わりに合わせてというわけではありませんが取り上げるテーマですが今月は教育です。このテーマは比較的共通なテーマで皆さん必ず一家言あるようなテーマかと思います。幼児教育の無償化が決定されたようですが教育は金がかかるものですが問題は何に金をかけるかと言う事でしょう。議論の余地がないところは人=先生にかけることでしょう。教育の質=先生と言っても過言ではないと思っています。特に幼児教育がもう少し議論され、その重要性の認識が進んでも良いのではと思っています。「三つ子の魂百まで」と言いますが、ここでいう魂は「性格」という意味で、心、知恵、根性などとも解釈されることもあります。心、知恵、根性をどのようにはぐくむか生後3歳頃の子どもは、言葉数やできることがグッと増え、言葉で気持ちや主張を表現したり、親のいうことを聞かずに自分の意思で行動したり、興味のあることに熱中したりするなど、一人ひとりの個性が花開く時期です。この時期にどういった環境に子供を置くか、その指導にどうあたるか、長い人生の中でのほんの一瞬ですが、この時期に見られた個性は、大きくなっても残っているのではないかと思います。こうしたことから、諺に「三つ子(3歳の子ども)」が使われたと推測することはできます。生後3歳頃を含め、幼い子どもの頃の性格が、大人になっても残っているという根拠は示されていませんが何故か経験的にそうではないかと思っているひとは多いと思います。子どもの性格は、遺伝、親の関わり、生活環境、対人接触の頻度、成功や挫折体験など無数の要素によって形成されるものだと考えられていますが科学的根拠は統計的手法での証明が多いように思います。生後3歳ごろまでどのような環境下におかれたかなどの統計はほとんどありませんが、犯罪者には幼いころ貧困家庭に置かれたものが多いということははっきりしているようです。日本では幼児教育実践の責任はあくまで親であり、第二義的責任において親以外の保護者が行うことになっています。近代日本の教育においては、制度的な幼児教育はあくまで「家庭教育の補完」として、また家庭教育を補う役割とともに家庭教育における幼児教育のモデルを示すものとしての期待があり、個別的である家庭教育と集団的に行われる制度的教育の長短をめぐって、期待と役割に変遷があるのは事実でしょう。しかし今日、核家族化や女性の社会進出等に伴い家庭での教育時間が減少していることから、制度的な幼児教育の充実が、「待機児童」等の社会的問題や関心を巻き起こすまでに求められています。現在幼児教育は義務教育ではありませんが、幼児教育の無償化は実質的な義務教育化ともいえると思いますがそれにしては制度の在り方、専門家の養成、先生の数・質の充実にもう少し金をかけ、議論があってもいいように思います。では御機嫌様さようなら。
2019.7.1 

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