2019年水無月便り

皆様

こんにちは。改元にまつわる喧騒もひと段落したようですが、後半は例年にない猛暑に襲われ往生しました。シリーズとしては今月は「芸術」ですが猛暑の中、冷や汗をかきました。

ところでこの便り2002年(60歳)から始め17年になります。ブログに掲載を始めたのが2007年からですがこれはあくまでデーター保管機能としてでした。パソコントラブルに何度か巻き込まれましたが、外部記憶装置としてこの仕組みを利用させてもらっていました。今回はメールソフトのトラブルに巻き込まれ、というか何かの操作ミスから送信が全くできなくなってしまいました。
色々いじくってみましたが事態は悪化する一方でとうとう解決できないまま定例日の1日が来てしまいました。何時も決まって來る迷惑メールが来ないと、発信者にさては来るべきことが来たのではとあらぬ想像を抱かせることになりそうですが単なるメールトラブルなのでご安心というか残念でした。
当方のメールの仕組みですが、Yahooメールをベースにし、その上にメールソフト「Thunderbird 」を連結したものです。こうしておくと旅行などでホテルにある外部のパソコンで自由にメールの送受信がが出来ます。もちろんこの場合はYahooメールを使ってですがことは足ります。自宅での送受信は「Thunderbird 」を使いますが使い慣れたせいか大量のあて先への同時発信など気楽にできていました。それが今回受信は出来るが発信が全くいうことを聞いてくれません。どうも原因らしきことまではわかってきましたが、解決できるまでの読解力とパソコン操作能力と更にパソコン7不思議に惑わされて結局「ダメ」(=X)でした。時期は全くわかりませんが、直ったら再開する予定ですが今回は下記掲載と言う事でご勘弁ください。

------------

2019年水無月便り
こんにちは。政治・経済・宗教・哲学まで来ましたが次は芸術です。芸術もいろいろあり何か身近なものと言えば絵画でしょうか。小学生の時「東京日日新聞」(毎日新聞の前身)に応募した作品が優秀作品として表彰された記憶があります。小学校の絵画の成績が比較的良かったからと言って必ずしもその後の進む道を決定づけたかというと結果的に全く関係なかったと言う事でしょうか。子供の育て方からいうと自分の母親は当時の状況から考えると結構教育ママ的で賞をもらったからかどうかは全くわかりませんが、絵を習わせに芸大出の学生のところに通わせたりしました。書道ですが小学校の書初めの宿題では今度は父親の出番で、支給された書初め用の半紙ではなく、障子紙を使って何枚も書き直させられ、これはと思うものを持って行けといった調子で、金賞・銀賞は結構毎年獲得した記憶があります。結局これもその時だけで進路には全く影響なしだったようです。全く影響なしかというとそうでもなさそうで自分が書く文字はちまちました字ではなく枠をはみ出すような大きく勢いのある字は多分その時身についたものかもわかりません。自分の息子の字は図体はでかい癖にやけにちまちました字しか書けないと思うことがあります。DNAもあるのでしょうが後天的な教育の方が大いに影響するのでしょう。息子の書初めなどに全くかかわらなかったことは明らかです。親父の書道は全くかなわない趣味の一つです。親父は趣味人で園芸、短歌、書道、囲碁、エッセイ、鎌倉彫、海釣り、謡、競馬、麻雀等々当時の定年57歳でリタイアし82歳で亡くなるまで晩年はまさに趣味三昧の悠々自適の一生ではなかったかと思います。芸術論に戻りますが絵画は社会に出て会社に入って15年間ぐらいは会社の同好会に入りスケッチ旅行などに好んで行っていました。社内の展覧会の即売会では油絵が売れたりして、所詮額代程度でしたが気をよくした記憶があります。絵がうまい下手というより個性が出るのが面白いのでしょう。スケッチ旅行で同じ題材を描いても最後の品評会では自分のは絵葉書、このおとなしそうな若いお嬢さんがこんな大胆な構図を取るのかと驚きの何物でもありません。現在まで何とか片鱗が残っているのが年賀状の木版画です。何回かはオリジナルの自作の絵を版画にしたことがありますが全く面白くないので、デザインは有名絵画、例えば歌麿美人画からの美人画シリーズ・相撲絵シリーズ・写楽シリーズ等ですが、長年やっていると年賀状を作り終えた翌日からさて来年は何にしようと頭の一角をこの思いが占めてしまいます。原画がオリジナルの自作ではなくても木版にすると全く違った印象になります。彫刻刀のなせる業なのか線の太さ、勢いなどで印象が変わるから不思議です。木版による賀状作りは高校生の頃からだと思いますが原盤は探せば1枚を除いて保管されているはずです。1枚は学生時代の友人がどうしても欲しいと言われ差し上げた覚えがあります。長くやっているとファンが出てくるもので何年かぶりかでお会いしても年賀状の話題から話が進むなどの効果もあります。とんだ芸術論になってしまいましたが、やはり芸術論は酒の席でさらりと触れる程度が良いようで、こういった書き物にすると自分の底の浅さを暴露させられること必定です。
2019年6月1日

イメージ 1