2007文月便り

こんにちは。

 「日本では、旧暦7月を文月(ふみづき、ふづき)と呼び、現在では新暦7月の別名としても用いる。文月の由来は、7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に曝す風習があるからというのが定説となっている。しかし、七夕の行事は奈良時代に中国から伝わったもので、元々日本にはないものである。そこで、稲の穂が含む月であることから「含み月」「穂含み月」の意であるとする説もある。また、「秋初月(あきはづき)」、「七夜月(ななよづき)」の別名もある。」と文月の由来を調べたら出ていたので記しておきます。

 いよいよ夏本番です。梅雨に入ったものの雨量が極端に少ない6月でしたが農作物は比較的に順調に生育しています。トマト80株には真っ青な実がつきこれから中旬に向け赤く色付くことでしょう。混みこみで植えたため風通しが悪く病気が心配ですが何とか今のところは順調です。インゲン、キュウリが収穫できています。ナスはやっと花が咲こうかというぐらいで、種から温室無しでの栽培はどうしても遅くなってしまいます。トウモロコシの第一陣は20日過ぎに定植し第二陣はこれから定植です。こうして時期ずらしをしておくと長く楽しめます。特筆すべきは庭木の梅・枇杷・山桃でしょう。梅は11KG収穫し2KGは梅酒に9KGを梅干にしましたが今までと違ってかなりの減塩(5%程度か)にしたのでうまくゆくかどうか。焼酎で洗いラップでかめにきっちり蓋をして黴が来ないようにかなり気をつけましたので成功間違いないはずです。山桃も大きな籠一杯収穫できたので半分を山桃酒に残りをジャムにしました。山桃はあまり食べたことが無い人が多いと思いますがこの酒は鮮やかなピンクで食前酒に使われます。ともかく綺麗な色がでます。ジャムは酸味が強くブルーベリーに似ています。これも鮮やかな赤色ですが種取が面倒で高いジャムにつきます。昨年1個も採れなかった枇杷ですが今年は量は少なかったのですが旨いのなんのとなかなか筆では書き表せません。大体高くて、もう一つ買う気がしない果物の一つで味も頼り無い甘さですが、今年の我が家の枇杷は旨いのなんの、甘みにコクがあり適度に酸味が利いてとべた褒めです。

 何故か6月は3回ほど東京行きのチャンスがありました。東京に出てゆくのが段々億劫になってきて困ったものです。最初は定年退職した会社の同期会で昨年は入社40周年記念ということで一泊でゴルフという趣向でした。今年も日帰りでゴルフを募集したものの参加人員が少なく不成立となり例年の通り食事会だけになりました。健康の話と孫の話が多かったと思いますがさすが現役を続けているのは少なくなったという印象ですが今年は名簿の配布が無かったので実際のところはわかりませんでした。2度目は大学のアーチェリー部のOB総会で久しぶりの顔合わせでした。現役の学生の幹部も出席され一言でいえば創部50周年を機しての総決起大会の様相を呈した会となりました。男子が1部降格、女子は1部昇格という結果に終わった今期の成績でしたが目標は当然男女とも王座獲得にありそのために何をせねばならぬかという話であっさりまとまり、おまけに気勢まで上げました。3度目は会社のシステム部の先輩との集まりで何故か定年数年前から飲み会に参加し、今も年1~2回ですが集まって世間話をしています。この会は場所が決まっていて神保町の三省堂のビルの地階に放心亭というドイツ料理主体のビヤーホールがありそこでほとんど予約無しでやっています。ジャーマンポテト、ソーセイジの盛り合わせ、アイスバインが定番のつまみでしたが歳のせいか今年はアイスバインは止めようということになりました。一回の予算は多くても3000円程度で、さすが飲む量が現役の頃に比べ減っています。7月は暑気払いの飲み会が予想されますが未だ決まったものはありません。

 月イチの温泉旅行も6月は結局行けず仕舞いでした。7月はOB会の合宿が甲子(かし)温泉で予定されてます。夏場の練習は暑さがこたえるので、敬遠気味になりがちですがここで練習をしっかりやるかどうかで秋のシーズンに答えがすぐ跳ね返ってきます。逗子の射場は平日は常連でほとんど独占ですが午後2時過ぎになると桜の巨木が日陰を作ってくれ快適に練習できます。和弓と交互に午前・午後を使い分けていますが、午前中の練習日は日よけ用天幕を張ります。しかしこの天幕張りが一仕事でつい面倒になりそのまま練習をするときがありますが疲れが全然違うので面倒がらずにやろうと申し合わせています。アーチェリーも練習の量は人に負けないぐらいこなしていますが結果がなかなか現れません。むしろ年々悪くなっているかもしれません。今月でいよいよ高齢者と呼ばれる年齢に突入ですが齢のせいにはしたくありませんし、何とかもう一花咲かせたいと平日常連の弓仲間と励ましあっています。そういえば学生時代の監督先生から勝負を挑まれ、一回6射に付き年齢差(14)のハンデイでどうかとの打診がありましたが、いくら79歳のおじいさんとはいえまだ70代前半にしか見えない人なので一寸このハンデイは多すぎると、シングル競技で100点でどうかと交渉中であります。合宿の競技会で白黒はっきりさせますがそう簡単にはまだまだ負けられません。因みにシングル競技とは90・70・50・30M各距離36射、全部で144射の矢を射、満点が1440点で今やトップレベルの選手は1300点代を出す競技です。昔は1150点ぐらいは出ていましたが、現在は1000点そこそこ、へたをすると1000点を切りかねないというレベルです。従って100点のハンデイは結構きついのがお解かりでしょうか。ということで老骨に鞭打って1日150射以上をノルマとする練習に励む毎日であります。

    2007年7月1日