2008年水無月便り

こんにちは。

 このところ雨が多いように感じますが、皆さんのところは如何でしょうか。我が農園もそろそろイチゴが終わりですが今年は4月中旬から5月いっぱいまで120株のイチゴで自給自足させてもらいました。ソラマメもそろそろ終わりですがまだ結構収穫できています。トマトは結局桃太郎を33株、中玉のシンデイースイート17株、パスタ用グルメトマトは16株合計66株定植し現在2~3段花が咲いています。この時期一寸目を離すと脇芽がぐんぐんと伸びてしまうので脇芽摘みが日課となります。

 今年もサツマイモを6坪に100株ほど植えるつもりですがサツマイモは保存法を確立でき半年は自給自足が可能になりました。タマネギは昨秋初めて苗作りから挑戦しましたが大成功といって良いでしょう。どちらかと言うと普通のタマネギより赤タマネギのほうが歩留まりが良かったように思います。収穫はもう少し先ですが新タマネギはすでに食卓に上がっています。タマネギも5~6か月分自給できています。問題はジャガイモで、葉の茂りがもう一つで、いよいよ連作障害が出てきたかもしれません。約40坪の畑を6区画に分けて連作にならぬよう廻しながら植えてはいるものの、どうしても物の本にかいてあるように3~4年も空けるのは難しいためこういうことになるのでしょう。

 堆肥を入れたり良く耕してはいるのですが狭いのでどうしようもありません。旬の時期だけの自給であれば種類を増やせばいいので家庭菜園レベルで充分可能ですが、年間自給自足は確かな保存法と温室などの設備、必要量の作付けの畑の広さなど、さらに連作障害などを考慮するとかなり限定されることが判ってきました。従って我が家では半年程度の自給自足は、タマネギ、ジャガイモ、サツマイモ程度で後は旬のときに旬のものを自給することで、これでも街中でやるのは結構大変ですが流行のエコライフをかじっていると勝手に自己満足しています。

 日本の食料自給率が問題になっていますが、百姓大好き人間からみると、その時代には有効であったものでも、今となっては権益の温床になっている法律に、がんじがらめにされている農政に最大の問題があるにもかかわらず、決め手のないまま手をこまねいているのが実情で、教育問題も含め骨太の方針が待たれます。要するに一度リセットして考えようということです。問題提起は誰でも出来ますが、自給率向上実践派が言うと一寸は説得力があるかもしれませんので頑張ります。てなことで今まで思想信条・宗教・政治など意識的に避けてきた話題ですが、どうでもいい話もネタ切れなのでことのついでにちょっとだけ触れてみました。

 ところでこの便りも月初に発信することを心掛けてきましたが、今月はネット予約安宿シリーズの旅行と重なったので若干遅れてしまいました。今回は、二泊三日で航空機を使い何と22000円ぽっきりというものです。題して「乳白色の名湯、蔵王温泉のんびり滞在3日間」というやつでした。アーチェリーの練習し過ぎの筋肉疲労回復、百姓での腰の酷使のご褒美、更に最近加えた「加齢による誤動作を少しでも遅らせる(要するにボケ防止)」と言う自らの三大目的に加え、カミサンのガス抜きのための「安宿旅行シリーズ」も順調に回を重ねつつあります。
      
       2008年6月3日