2012年恭賀新年

           2012年恭賀新年

新年あけましておめでとうございます


めでたいと言えば、今年は1942年生まれの古稀ですので、お祝いしていただけるのでは、と思っているのは本人だけで、我が家では70歳程度では 祝うに値せず、ということのようです。

「古希(古稀)」の言葉の由来は、唐の詩人杜甫(とほ)の曲江(きょっこう)詩、「酒債は尋常行く処に有り、人生七十古来稀なり」(酒代のつけは 私が普通行く所には、どこにでもある。しかし、七十歳まで生きる人は昔から稀である)から来たものと言われています。
古希の漢字について、「古希」や「古稀」と書かれますが、原文の文字は「古稀」。「稀」の字は常用漢字にはないので、いまでは「希」と書くことが 多いようです。
一応それなりに調べてみましたが、平均寿命(注)が高くなった最近では、お祝いするのは喜寿(77歳)または傘寿(80歳)ぐらいが妥当なのかも しれません。
となるとまだまだ先のようです。(注総合82.7 歳、男79.0歳、女 86.2歳)

リタイアーしたのは、当時では標準であったものの、今考えると少し早かったかなとも思える還暦の60歳、それから早10年の歳月が経ちました。
古稀ともなれば相応の「1年の計」が望まれますが、この10年で「半農半弓」という生活パターンが出来上がりました。
お陰様で、体調は少し足腰が弱くなったと感じるぐらいで、今年もこの生活パターンを崩さずに過ごすことが出来そうです。
半農半弓とは、文字通り百姓をしているか、弓を射っているか、の生活です。
農の方は、約40坪の宅地開墾畑でのホビー農業ですが、ジャガイモ、玉ネギ、サツマイモ、カボチャ、等保存が効く作物は数か月(1~10か月程 度)間自給自足出来ています。
また露地栽培でのシーズン中のみの自給自足の作物は、大根、ネギ、トマト、キュウリ、ナス、トウモロコシ、ソラマメ、キヌサヤ、グリーンピース、 イチゴ等です。
小松菜、ホウレンソウ、春菊、葉ネギ、サニーレタス等の葉物は四季折々適宜作っています。
サツマイモの苗とジャガイモの種イモを購入する以外は、すべて種を蒔き、苗を作りと、手のかかる本格農業を心掛けています。
種も2袋/¥100の100均の種で、充分可能な作物が多いことが実証できています。
連作障害対策は、1区画=2間X3間=6坪を6区画作り、使い回すというやり方ですが、通常3~4年置くのが良いとされていますが、2年ぐらいし か間隔を開けられません。
肥料は、堆肥を入れ、石灰で中和し、発酵鶏糞と油粕をベースに化成肥料で不足分を補う、といった感じです。

弓の方は、学生時代にやっていたアーチェリーを再々開して8年、自転車で15分ほどの逗子市の第一運動公園内にある射場をホームグラウンドにし て、月曜を除く週6日、1日3時間、150~186射、射程距離50M中心に練習を行っております。
年会費¥6000に、半日¥100の使用料なので、日課としては非常に安上がりのスポーツです。
あくまで競技志向で、試合には積極的に参加するという姿勢で臨んでいますが、なかなか結果がついてきません。
弓の楽しさの要素である長距離(90M・70M)からだんだん遠ざかってしまっているのが反省点です。
平日は、リタイアー組4~5人の協会員と練習していますが、何人かは60歳半ばから始めた方々ですが、和気あいあいそれなりに楽しんでいます。

昨年は東日本大震災原発事故、ヨーロッパではユーロの危機、年末には北朝鮮将軍様が無くなりました。
激動の時代にのんきなことを言っている、と思われる方も多いと思いますが、消費税増税論議の中で、物事を決められない政治家には失望しています。
例えば議員定数削減・公務員給与引き下げ並びに消費税増税の3点セット一括計上というような発想で提案する、というようにしたら少しは理解が得ら れるでしょうに。
リーダーシップとは、と問い続けていますが、なかなか見えてきません。
先にちょっと触れましたが、大阪都構想をかかげる橋本徹の方向性に期待が持てそうなのが救いです。
大阪を突破口に地方行政の変革が行われそうな予感がします。
都市機能として経済の成長戦略に道筋をつけ、経済の活性化を促すといったことで、かつての大阪の繁栄を取り戻してほしいものです。

今年も半農半弓をベースに、環境保全ボランテイアの援農(葉山山里会)、後期高齢者対策の吹き矢(逗子吹き矢同好会)、俗世間と付かず離れずの飲 み会(神保町・日本橋・横浜中華街等々)、カミさん対策並びに疲労回復と筋力蘇生の温泉旅行(安宿温泉旅行シリーズ)と結構忙しくなりそうです。

「日々是好日」「健康第一」をモットーに、楽しさの追求に磨きをかけてゆきたいと思っている次第です。
小遣い稼ぎの投資活動は、含み損に首が回らずかつての大口は影をひそめ、あわてず騒がず時機を待つ、というか待たざるを得ない状況です。
10年続けてきたこの駄文書きも、ボケ防止に時事問題にも触れながら、目指すは洒落たエッセイですが、限りなく迷惑メールに近づいている、という 自覚を持ち、「継続は力」と励ましてくれる数少ないサポーターには感謝し、題名を見ただけで削除のボタンを押す方々を、少しでも減らす努力をして ゆく所存であります。
ということで、本年もよろしくお願い申し上げます。
                                          2012年元日