旅の思い出「かむろみの郷/穴原温泉・匠のこころ吉川屋」

<安宿温泉シリーズ>
旅の思い出「かむろみの郷/穴原温泉・匠のこころ吉川屋」
2014.3.22

 3月18日~20日まで2泊三日で奥飯坂温泉の穴原温泉に旅しました。先月は同じ福島県の高湯温泉の玉子湯旅館に出かけてきたので立て続けに福島県ということになりました。それなりの名のある旅館に安く宿泊するためには時期の問題があります。東北のこの時期は春にはまだ遠く、むしろ冬真っ盛りといった状況なのでシーズンとしては超閑散期と言えるタイミングです。こういった時期なのでそれなりの名のある旅館も団体ツアー旅行を組み込んでいるようです。旅行シーズンになるとこういったツアーは姿を消してしまいます。吉川屋や玉子湯旅館などは4月以降のシーズン中安いツアーは姿を消しています。福島駅も何回も降り立つとどこに何があるか要領がわかってきました。特にエレベーターの位置などもう頭に入っています。西口が宿の迎えのバスのたまり場ですがこれももう迷わず一直線といった具合です。今回の目的地は福島の県北、宮城県山形県の県境に位置し、南東北の観光の中心にあります。米沢まで車で30分、仙台まで1時間、松島まで1時間30分、会津若松まで1時間30分とアクセス良好。自然が豊かな地域で春には花見山の桜、夏にはアウトドアにプール、秋には磐梯吾妻スカイラインの紅葉、冬には渓谷の雪化粧と雪見露天が楽しめます。車の運転が出来る方はこういった安いフリープランとレンタカーの利用でかなり行動半径が広がります。季節ごとの美しい風景を見せてくれる片倉山と摺上川に面し、大自然のパノラマを楽しめる自慢の温泉は、自家源泉の「弱アルカリ性単純泉」の湯で、大浴場・露天風呂からの眺望にもこだわりがあり、手付かずの自然を堪能するよう、工夫した作りになっています。「かむろみの郷」とは、穴原温泉の開湯伝説(藤太伝説)に由来する「川の女神様の郷」という意味だそうです。「かむろみ」以外にも当館随所に女神をもとにした施設名が付けられています。例えば川の女神、弁財天の名をいただいた大浴場は「弁天の湯」です。この温泉は浴槽が3つに分かれています。その内の二つはジャグジーになっており広いことこの上なしです。洗い場も仕切りがあり、数も多いので非常にゆったりした気分になります。やや熱めの湯ですが湯船が広くジャグジーなので普通の温泉とはちょっと変わった感じで気持ち良いものでした。温泉の泉質・効能は以下の通り。
泉質:弱アルカリ性単純泉、源泉温度:61℃、湯量:60~70リットル/分、成分:ナトリウムイオン・カリウムイオン・マグネシウムイオン・カルシウムイオン等、効能:鎮静効果が大きく、皮膚疾患(アトピー性皮膚炎・湿疹・しもやけ・手荒れ・汗疹など)・病後回復・疲労回復・ストレス解消・神経痛・関節痛・五十肩・慢性消化器病・冷え性 等。また、弱アルカリ単純泉には、肌の角質を取る、女性に嬉しい美肌効果あり。

食事はそれなりでしたが、夜より朝のバイキングが品数や味付け等印象に残りました。今回は宿から一歩も出ないという旅でしたが足が痛いのと近くに散歩するような場所もなかったからで昼食は近くの一般食堂からの出前ラーメン¥550でした。