平成30年北海道胆振東部地震と命名

平成30年 9月 6日05時11分 気象庁発表

平成30年 9月 6日05時10分をもって、地震の発生場所と規模を更新します。

平成30年 9月 6日03時08分 胆振地方中東部の地震
 北緯  42度41.4分 (北緯 42.7度)
 東経 142度00.4分 (東経142.0度)
 深さ  37km     (深さ 40km)
 規模(マグニチュード) 6.7
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(出典:NHKニュース)
北海道 震度6強以上だった可能性も 余震相次ぐ 十分注意を    2018年9月6日 8時32分

6日未明、北海道胆振地方を震源とするマグニチュード6.7の地震があり、北海道安平町で震度6強の激しい揺れを観測しました。気象庁は今後の地震活動に十分注意するよう呼びかけるとともに、震源に近く震度のデータが入っていない地域では震度6強以上の揺れの可能性があるとしています。6日午前3時8分ごろ、北海道胆振地方中東部を震源とする地震があり、
震度6強の揺れを安平町で観測し、
震度6弱の揺れを千歳市で観測しました。
震度5強札幌市北区苫小牧市江別市三笠市恵庭市、長沼町、新ひだか町
震度5弱を函館市室蘭市岩見沢市、登別市伊達市北広島市石狩市新篠津村南幌町由仁町、栗山町、白老町で観測しました。
震度5弱以上の揺れが推定されるものの詳しい震度のデータが入っていない自治体が、厚真町むかわ町日高町平取町新冠町です。
気象庁によりますと、このうち厚真町では震度6強、むかわ町では震度6弱の可能性があるということです。このほか震度4の揺れを北海道の各地と青森県で観測し、東北の各地や関東、新潟県で震度3から1の揺れを観測しました。この地震による津波はありませんでした。
気象庁の観測によりますと、震源地は北海道胆振地方中東部で震源の深さは37キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.7と推定されています。北海道ではその後も余震とみられる地震が相次ぎ、午前6時11分には北海道苫小牧市千歳市恵庭市などで震度4の揺れを観測しました。
気象庁は会見で「揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがある。今後1週間程度は最大震度6強程度の地震に十分注意してほしい」と呼びかけました。
そのうえで、震源に近く震度のデータが入っていない地域では震度6強以上の揺れの可能性があるとして、現地に職員を派遣して詳しく調べることにしています。

北海道 少なくとも48人けが 約20人安否不明     2018年9月6日 8時44分

NHKが北海道内各地の警察や消防などを取材したところ、今回の地震で午前8時20分現在、少なくとも48人がけがをし、20人ほどの安否が分かっていません。
震度6強の揺れを観測した可能性がある北海道厚真町では、警察によりますと、大規模な土砂崩れが起きた吉野地区で、およそ40人の住民のうちこれまでに10人余りの無事が確認され、およそ10人をヘリコプターで救助しましたが、今も20人ほどの安否が分かっていないということです。
厚真町によりますと、5人ほどが土砂崩れに巻き込まれたという情報があるということです。
厚真町にある消防署の支署によりますと、土砂崩れや家屋の倒壊で合わせて8世帯の少なくとも16人と連絡が取れなくなっているということです。
家屋の倒壊が確認されたのは
▽幌里地区の1世帯、
▽桜丘地区の1世帯、
▽幌内地区の1世帯、
▽富里地区の2世帯、
▽高丘地区の1世帯です。
土砂崩れに巻き込まれたことが確認されたのは
▽朝日地区の1世帯、
▽吉野地区の1世帯で、
合わせて8世帯の少なくとも16人と連絡が取れなくなっているということです。
ほかにも多数の住宅が土砂崩れに巻き込まれている可能性があるということで、消防が詳しい状況を調べています。
震度5強の揺れを観測した札幌市北区によりますと、およそ20人がけがで病院に搬送されたということです。
震度6強の揺れを観測した北海道安平町によりますと、40歳の女性が階段の2mほどの高さから転落するなど、5人が救急車で搬送されたということです。
震度6弱の揺れを観測した千歳市千歳市消防本部によりますと、割れたガラスで足を切るなどあわせて4人のけが人を搬送したということです。また、市内の新千歳空港にある宿泊施設で1人が軽いけがをしたということです。
震度5強の揺れを観測した三笠市の市立三笠総合病院によりますと、市内では地震の揺れで足をひねった人が病院に搬送されたということです。
震度5弱の揺れを観測した石狩市の石狩北部地区消防組合本部によりますと、地震の揺れで転倒し手にけがをしている人が1人いるという通報があったということです。命に別状はないということです。
震度5弱の揺れを観測した函館市の消防によりますと、地震の揺れで62歳の女性がドアに頭をぶつけるなど、男女3人がけがをして搬送されたということです。
震度5弱の揺れを観測した室蘭市の消防によりますと、仏壇が倒れて1人がけがをしたという情報があるということです。
震度5弱の揺れを観測した由仁町では59歳の女性が落ちてきたものにあたってけがをするなど、合わせて2人が病院に搬送されたということです。
震度5弱の揺れを観測した栗山町では92歳の女性が落ちてきたものにあたってけがをしたということです。
総務省消防庁によりますと、詳しい震度がわかっていないむかわ町では、およそ10人がけがで病院に搬送されたということです。
胆振東部消防組合によりますと、詳しい震度がわかっていない厚真町では少なくとも5棟の建物が倒壊しているという通報があり、中に人が取り残されている可能性があるということです。消防が確認を進めているということです。

警察によりますと、北海道内では午前6時半現在、少なくとも9人がけがをしているということです。


6日午前3時8分ごろ、北海道胆振地方中東部を震源とする地震があり、気象庁がデータを詳しく解析した結果、
厚真町震度7の非常に激しい揺れを観測したほか、
▽安平町とむかわ町震度6強、
千歳市日高町平取町震度6弱の揺れを観測しました。
北海道で震度7の揺れが観測されたのは初めてです。
また、▽震度5強札幌市北区苫小牧市江別市三笠市恵庭市、長沼町、新ひだか町新冠町で観測しました。
この地震による津波はありませんでした。
気象庁の観測によりますと、震源地は北海道胆振地方中東部、震源の深さは37キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.7と推定されています。
北海道ではその後も余震とみられる地震が相次いでいます。