2019年如月便り

皆様
こんにちは。あっという間に正月が終わり今まさにこの冬一番の寒い時期です。
東京都内ではインフルエンザの患者の増加が続き、患者数が 過去最多になったというニュースがあります。お陰様でここ数年風邪をひかずになんとか暮らしていますが皆様におかれましてはまだしばらく身に応える寒さが続くようなので風邪などにご留意ください。

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2019年如月便り
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 こんにちは。あっという間に正月が終わり今まさにこの冬一番の寒い時期です。今年は節目の喜寿でもあり、少しはましで気が利いた内容にしたいと年頭のご挨拶で申し上げましたが、そう簡単になるものでもありません。政治・経済・宗教・哲学・芸術・教育・スポーツといったカテゴリー別にテーマを掲げ、時々の思いを綴ることになろうかと思っています。ただ大上段に振りかぶってもバッサリとは切れません。その時々筆のおもむくままに記された内容が結果的にどこかにカテゴライズされ、少しはましであったかどうかは読者が決めることとなるのではないかと思っています。時事となるとどうしても政治の話題になりますが、少々食傷気味なのが第45代米国大統領ドナルド・トランプとなってしまいます。この男良くも悪くも2017年1月20日就任以来この2年間の無茶ぶりに世界が翻弄されてきました。1946年6月14日(72歳)生まれですから第2次世界大戦が終わった翌年に生まれた「戦勝国」の戦後世代ということになります。同世代に近いとはいえ敗戦国の我々とは比較しても意味がありません。この自己顕示欲の塊のような男が選出されるアメリカという国ももう少しましだと思っていましたがこういう男を選出するなど全くがっかりさせられました。トランプリスクという言葉がありますが、政治経済全てにおいてこのリスクがついて回るのがここ当面の状況なのでしょう。「米国の孤立」は深まったように見えます。だが圧倒的な経済・金融力と軍事力を背景に、米国の「単独行動」は変わることはなさそうに思っています。超大国の「自国第一主義」が世界に及ぼす「トランプリスク」は、大統領就任直後から指摘されてきたが、まだ“過小評価”なのかもしれません。やり方は無茶苦茶だが本質をついているものもあります。一方、中国の経済発展に大きく寄与した「改革開放」政策が始まってから40年となりました。習近平国家主席は世界2位の経済大国となった成果をアピールし、共産党の一党支配の正当性を強調しているかのように見えます。習国家主席は何を目指しているのでしょうか。「一帯一路」構想にみる「中国第一主義」であり覇権主義。「中国第一主義」が定着すれば、世界経済は混迷の度を深めることになるのでしょう。習近平主席はアジア太平洋に「EU」を建設することを目標にしているが、EUをめざすなら、「覇権国家」の目標を捨てるしかない。いずれにせよ覇権の行方注視が必要です。国際政治学者による国際社会が世界的な危機に協調して対処する能力を失っているという分析と指摘がありますが、「次の危機が感染拡大かテロ攻撃か景気後退か分からないが、言えるのはわれわれの危機に対処する能力が大幅に低下し、その結果、危機はさらに深刻なものになりかねない。それが最大の問題だ」と警告しています。外務省事務次官が「事態の根本には、韓国政府内に『日本に対しては何をやっても許される』という認識があるのではないか」と韓国政府の日本に対する外交姿勢を批判しましたが全く同感です。日本はと言えば平成が終わりを告げ新元号への切り替えの年であります。デフレ脱却も実感なく、7月の参議院選挙も、消費税増税が控えており、統計不正問題も加わり、自民党憲法改正などとのほほんとはしていられないでしょう。
2019年2月1日