2020年霜月便り

皆様
秋晴れが続いておりますがもう一つもやもやが晴れません。
多分新型コロナウイルス感染症が一向に衰えを見せないからでしょうか。
例月のお便りお届けします。

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2020年霜月便り
 こんにちは。2020年はコロナに始まり未だコロナは一向に衰えを見せない困った状況ですがもう11月です。この分だとコロナを抱えたまま年越しになるのでしょうか。世界中で生存する人間にとって前代未聞の感染症の災禍の影響がボデイブローのように効いてきているようです。飛沫感染から人の移動制限や集団化の回避で直接的に影響を受ける航空業界・旅行業界・エンターテイメント業界・イベント業界・スポーツ業界等々が苦境の最前線かと思います。敢えて前代未聞と言いましたが歴史的には100年前1918年-1920年に世界各国で極めて多くの死者を出したインフルエンザによるパンデミックいわゆるスペイン風邪があります。当時とは全く環境や社会インフラの変化が大きすぎるため前代未聞としましたが、政府はもとより、企業や個人も「ウィズコロナ時代」を前提に、将来の対応を考えるという論調が目立つようになりました。せめてもと、ひたすらネット通販で金を回すことぐらいの経済参画と思い、季節の果物それも「送料無料・訳あり品」探しや、近所のドラッグストアで買える商品でも送料無料で購入できる店探しなど探せば結構あるもので併せて運送業への貢献もしています。基本的な条件として人の移動制限・過密集団化回避という厄介な社会が来たのですがどういった社会なのかを想像することから始めないといけないのでしょう。人生をやり直せと言う方もおりますが、あと何年生きられるかわからない人にはそんな無茶な話はありません。インターネットを使ったオンラインリモート活動がすでに始まっています。先ずはホワイトカラー族の仕事ですが、テレワークと称し「在宅勤務」「モバイルワーク」「サテライトオフィス勤務(施設利用型勤務)」の3つの形態で、いずれの場合も所属するオフィスから離れて仕事を行うことになります。別に感染症が無くてもコスト削減や合理化推進という観点から一部企業では早くからある手法です。しかしここにきて優れもののソフトも出現、次元が異なる社会の要請から一挙に広まった感じです。一昔前までは情報化・システム化という言葉でコンピュータを使っての仕事の質を高めてきたのですが、ここにきてデジタル化という言葉が幅を利かせてきました。オンラインリモート会議で空気を読むという事がいかに難しいか、1970年代の半ば頃でしたのでまだテレビ会議ではなく大阪―東京間20人ほどの電話会議の議事進行者としての経験では、若き日のあの時は今思い出しても冷や汗の連続でした。当時は音声だけでしたので現在のオンラインソフトを駆使した会議とはまるで異なりもっと厳しかったと思います。現在は画像やらデーターを駆使しながらことを進められるので、生の人間の呼吸や全体の視線を感じながらの空気感は無理でしょうが、慣れると実際の生(なま)より長所もあるように思います。リモート恋愛を想像してみてください、手が届くところに相手がいればこそという局面で、健康な若い男女双方の感情の高まりに、ただ画面の見つめ合いでは全く面白くもおかしくもなく欲求不満だけが残りそうです。仲間内でオンライン飲み会の話が持ち上がっています。うまくやれば癖になるかしれませんが、カミさん相手よりましという方も、所詮バーチャルなので、日本酒での差しつ差されつなら、カミさんも捨てたものではないと実感されるのではないかと思いますが、皆さんは如何なものでしょうか。ご機嫌様さようなら。
2020年11月1日