2020年葉月便り

皆様

暑中お見舞い申し上げます。コロナ自粛疲れが蔓延し、その反動の飲み会でまた感染者の急増です。梅雨明けが8月に入ってからというのも暫くぶりです。調べてみるとここ20年ぐらいでは1998年8月 2日ごろ並びに2003年8月 2日ごろと2回ありましたので珍しいことではありませんが、梅雨時期の豪雨による災害は数十年に1度と言われる豪雨が最近では毎年のようにどこかで起こるのは困ったものです。
今月は中国の野望について考えてみました。
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2020年葉月便り
こんにちは。暑中お見舞い申し上げます。ご当地関東南部の梅雨明けが8月になると言うのは何年振りでしょうか。新型コロナウイルス感染症の第2波ともいえる感染者が急激な増加を見せています。コロナの話題も少し慣れっこになった嫌いがありますが侮ってはいけません。深刻さは4月の緊急事態宣言発出時と何ら変わっていないどころかより増していると思っています。コロナについては連日報道のテレビに任せて少し様子を見ることにして、今月は中国の野望「覇権主義」「全体主義」について考えてみようかと思います。
・「香港国家安全維持法」の先に見据える大きな野望
南シナ海での海洋制覇の野望を抱く中国
尖閣沖の領海侵入中国側に繰り返し抗議
新疆ウイグル自治区にみられる長年にわたる少数民族への激しい弾圧
・中国「マスク外交」の野望
・中国が「世界の覇権に動き出す」
・「中国標準」国家が総力 技術支配、国際機関で主導権、「中国標準2035」
・一帯一路政策は資源・市場管理の確保、 インフラ整備支援で途上国は借金漬け
・日本人が知らない中国の宇宙開発の脅威
こういった見出しは新聞や雑誌からちょっと拾ってみてもあるはあるは、心ある人は皆さん心配しています。心配はするがこれはといった手を打てずにいる。国連が機能不全に陥ってもう数年になるでしょうか。仏、米、英、西独、日の5か国が参加するG5に1975年にイタリアが参加し、第1回先進国首脳会議が開催されG6となる。その後1976年にカナダが加わり第2回先進国首脳会議が開催されG7となった。以降、首脳や各大臣による会合は全てG7の枠組みとなっているが、価値観外交よりも国益外交を主張するトランプ大統領誕生より2019年には初の首脳宣言見送りとなったが、まさにトランプの自国第一主義からおかしな様相を呈し、機能不全に近い状況かと思われます。こうした中でたとえそれが自分の大統領選挙の為だけにせよ、トランプ頼りになっているのも事実で、対中国への牽制としてはやはりアメリカ大統領の言動の影響力は抜群です。トランプ評はすべてに於いて概ねケチョンケチョンですが、対中政策では実際に言うだけでなく実行に移しており、領事館閉鎖などかなり生々しく伝えられており、中国との冷戦はこういった小競り合いが続くのでしょうか。いわば、かつての冷戦時代に戻りソ連にとって代わったのが中国ですが、かつての冷戦は1945年から1989年までの44年間も続き、アメリカ合衆国ソビエト連邦が軍事力で直接戦う戦争は起こらなかったのですが、今回の米中の冷戦は暫くといっても早くて数年、長くなると10年以上続くと考えていた方が大局観を誤らずに済みそうです。米中共国益外交のぶつかり合いなのでこれを乗り越えるに堪えうる価値観・哲学を共有する連合国でのリーダーシップは安倍では全く期待できず、他にいるとすれば、ドイツのメルケルに期待するしかなさそうですがどこもコロナで余裕なしです。ではご機嫌様さようなら。
2020年8月1日
 
自宅の庭の日除け用に植えたデラウエア―という品種のブドウです。この分だと収穫は月末位でしょうか。

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