震度5強の地震発生 (2021/10/7 22:41 M5.9 千葉県北西部震源、地下75km)

 首都圏で震度5強の地震発生は2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災以来10年ぶりのことだそうです。我が家での被害は無く無事でしたが娘は交通マヒで結局通勤をあきらめたようです。以下記録に留めると言う事でNHKニュースより転記しておきます

気象庁会見「都市部で発生した地震 今後1週間程度は注意」 2021年10月8日 2時10分 

今回の地震について、気象庁の束田進也 地震津波監視課長は午前0時50分から記者会見を開き「揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどの危険性が高まっているので今後の地震活動に十分注意してほしい。また、都市部で発生した地震でエレベーターの停止、コンクリートの落下などにも注意が必要だ。今後、1週間程度は最大震度5強程度の揺れを起こす地震に注意してほしい」と呼びかけました。
そして「今後の地震に備えて倒れやすい家具を固定するなどしばらくの間は用心してほしい。ものが倒れてきて寝ている間に下敷きになってしまうような場所では休まないようにしてほしい」と述べました。

「プレートの境界付近で起きた地震か」
今回の地震のメカニズムについて「岩盤が東西から圧縮されて起きた『逆断層型』と呼ばれる地震で、さらに精査する必要があるが現時点ではフィリピン海プレートと太平洋プレートの境界付近で起きた地震ではないかと考えている」と述べました。
そのうえで「今回の地震が本震なのかより大きな地震の前震なのかなどは、全体の地震活動が終わらないとわからない。ただ、過去の地震の評価から今後1週間程度、特に2~3日の間は今回と同じ程度の強い揺れを伴う地震に注意してほしい」と話しています。
「首都直下地震はもう少し浅く規模が大きい地震
今回の地震と国が想定する「首都直下地震」との関係について気象庁は「今回の地震は想定されている首都直下地震より深い地震で規模も小さかった」と説明しています。
「首都直下地震」は政府の地震調査委員会が今後30年以内に70%の確率で発生すると推計しているマグニチュード7クラスの大地震です。内閣府の想定によりますと、東京が最大震度7の激しい揺れに襲われるなど関東南部で甚大な被害が発生し、最悪の場合、死者はおよそ2万3000人にのぼると想定されています。

気象庁によりますと
▽今回の地震マグニチュード5.9と推定され、最大震度が5強だったのに対し
▽首都直下地震マグニチュード7クラスで最大震度が7と想定され、一回り規模が小さくなっています。

今回の地震と首都直下地震との関係について気象庁の束田地震津波監視課長は「想定されている首都直下地震はもう少し浅くて大きな地震で、今回はそれより深い地震で規模も少し小さかったというふうに考えている」と述べました。

「千葉 東京23区 長周期地震動階級2を観測」
気象庁の束田地震津波監視課長は「今回の地震で千葉県北西部と東京23区では長周期地震動階級『2』を観測した。これらの地域の高層ビルの高層階などでは物につかまらないと歩くことが難しく、棚にある食器類や本棚の本が落ちることがあるなど大きな揺れになった可能性がある」と述べました。
05年7月 M6.0の地震と発生場所や規模が似ている
また、束田地震津波監視課長は、今回の地震震源の近くでは16年前の2005年7月23日にも同じような規模の地震が起きていると説明しました。

それによりますと
▽この2005年の地震震源の深さが73キロ、地震の規模を示すマグニチュードが6.0だったのに対し
▽今回の地震震源の深さが75キロ、マグニチュードは5.9で
2つの地震は発生場所や規模がよく似ているということです。

束田課長は「この地域は比較的地震が多く起こっている場所で同じ程度の地震が同じような場所で起きたと考えてよいと思う。ただ、2つの地震についての関係性については現時点で言えることはない」と述べました。

関東地方の地震で 近畿で震度1                 10月08日 00時28分    :NHKニュース

7日午後10時41分ごろ関東地方を中心に最大で震度5強の揺れを観測する地震があり、近畿地方では大阪と兵庫、滋賀、それに奈良で震度1の揺れを観測しました。
震度1の揺れを観測したのは、▼滋賀県の▽彦根市と▽近江八幡市、、▼大阪・大東市、▼兵庫県豊岡市、▼奈良県大和郡山市です。
気象庁の観測によりますと、震源地は千葉県北西部で震源の深さは80キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.1と推定されています。

東京 埼玉で震度5強 東京 埼玉 千葉 神奈川で27人けが         2021年10月8日 7時24分

東京、埼玉、千葉、神奈川ではけが人が出ています。
東京
警視庁によりますと、昨夜の地震で都内では3人が軽いけがをしました。
東京 足立区では、日暮里・舎人ライナー舎人公園駅舎人駅の間で緊急停車した際、一部の車両が脱輪しました。停車した際に車内で複数の乗客が転倒し、30代の女性2人と20代の女性1人の合わせて3人が頭などに軽いけがをしたということです。
また、目黒区などでは水道管が破裂しマンホールから一時、水があふれ出したほか、台東区大田区などでもビルの外壁やブロック塀が崩れたり、電柱が傾いたりする被害が複数確認されました。
さらに、停止したエレベーターに閉じ込められたという通報も相次ぎましたが、いずれも無事救出されたということです。
埼玉
消防によりますと、埼玉県内では少なくとも6人がけがをしたということです。
このうち、震度3を観測した富士見市では60歳の女性が肩を打って骨を折る大けがをしたということです。
また、最大で震度5弱を観測したさいたま市では、物が落ちてきたり地震の揺れで足をドアにぶつけたりするなどして13歳から82歳の男女3人がけがをしました。
同じく震度5弱を観測した蕨市では、80歳の男性が避難をしようとした際に額を打ってけがをしたほか、三郷市では40代の女性が割れたガラスで足にけがをしたということです。
また、埼玉県によりますと8日未明の時点では住宅の被害は確認されていないということですが、震度5強を観測した川口市ではマンホールや消火栓から水があふれる被害が出たほか、ブロック塀が倒れた場所もあったということです。
千葉
千葉県によりますと、県内では地震の影響で12人が重軽傷を負いました。
千葉県のまとめによりますと、木更津市では80代の女性がベッドから転倒して足の骨を折る大けがをしたということです。
千葉市中央区では棚から物が落ちて60代の女性が軽いけがをし松戸市では50代の女性が転倒して頭にけがをしたほか、40代の女性が過呼吸になったということです。
また、柏市では10代の女の子がドアに頭をぶつけてけがをしたほか、80代の女性が自宅で肩を打ってけがをしたということです。
さらに、船橋市では2人、習志野市富里市茂原市、栄町でもそれぞれ1人がけがをしたということです。
また、7日午後11時すぎ袖ケ浦市北袖にある「富士石油」の袖ケ浦製油所で火災がありましたが、まもなく消し止められ、けが人はいないということです。
さらに、地震のあと市原市大坪の養老川にかかる水道管の橋で、千葉県が管理する水道管が破損して水が噴き出しました。
市によりますと今のところ付近の世帯で断水などの被害は出ていないということです。
県は7日午前4時に水道管の送水を止めて、復旧作業を行うことにしています。
一方、県によりますと7日午前7時の時点では住宅の被害の情報は入っていないということです。
神奈川
神奈川県によりますと、県内では合わせて6人がけがをしたということです。
けがをした人は横浜市で1人、厚木市で2人、大和市座間市、それに鎌倉市でそれぞれ1人です。県はこれまで横浜市で3人がけがをしたと発表していましたが、このうち2人は地震による被害ではなかったとして訂正しました。
いずれも住宅の中で落ちてきた物に当たったり倒れた家具の下敷きになったりしたもので、全員が軽傷だということです。
一方、県によりますと、この地震による建物の被害の情報は入っていないということです。また、電気やガス、水道などのライフラインの被害も報告されていないということです。