天才

 昔から天才と言う事にもっとも当てはまる人種がいるかと考えるとこれに当てはまる一人にこの人がいると思う。
「ひふみん」の愛称で知られている加藤一二三は、元祖天才中学生棋士だ。 14歳でプロになり、将棋の世界では最高である順位戦リーグA級八段に、最年少の18歳3カ月で昇段した。 「神武以来(じんむこのかた)の天才」と呼ばれたが藤井は加藤を超える人材だと思う。将棋界では他に大山・中原・谷川・羽生を忘れてはならないが、これに続く藤井がこれらの一人と思っている

以下NHKニュースよりの転載です

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将棋「棋聖戦藤井聡太五冠 3連覇「10代をいい形で終えた」    2022年7月17日

 

将棋の八大タイトルのひとつ、「棋聖戦」の第4局が名古屋市で行われ藤井聡太五冠(19)が勝って「棋聖戦」3連覇を飾るとともにタイトルの防衛に成功。ことし5月の「叡王」に続く今年度2つ目のタイトル防衛で、五冠を維持しました。
棋聖戦」五番勝負はここまで、タイトルを持つ藤井五冠が、挑戦者の永瀬拓矢王座(29)を相手に2勝1敗として、タイトル防衛にあと1勝と迫っていました。
第4局は名古屋市で午前9時から始まり、藤井五冠が中盤以降、積極的に攻撃を仕掛け、次第に優勢に持ち込む展開となりました。
そして午後6時30分、104手までで永瀬王座が投了。
藤井五冠が3勝1敗で制し、おととし以降、「棋聖戦」3連覇を果たすとともに、ことし5月の「叡王」に続く今年度2つ目のタイトル防衛にも成功し、五冠を維持しました。
藤井五冠は17日が10代最後のタイトル戦で「1局目、2局目ともにかなり苦しい展開が続く厳しいシリーズだった。結果が出せたのはよかったが、厳しい戦いだったので、しっかり振り返らないといけない」と語り、タイトル防衛にも、勝利の余韻に浸ることばはありませんでした。
一方、敗れた永瀬王座は「先手で1勝もできず、それが課題だと思った。きょうも、途中でかなり厳しくなってしまったので、もう少し勝機の残る形にしなければいけなかった」と、悔しさをにじませていました。
藤井五冠「10代をいい形で終えることができた」
藤井聡太五冠(19)は、対局後の会見で、「対局が終わったばかりでまだ実感はないが、永瀬王座を挑戦者に迎え、厳しい戦いになると思っていたので、結果を出せてうれしく思っている」と、みずからの心境を語りました。
19日の二十歳の誕生日を前に10代最後の公式戦となった17日の対局を勝利で飾れたことについては「タイトル初挑戦が2年前のこの『棋聖戦』で、それ以降タイトル戦の機会を多く作れたことはよかった。対局は今後も続くので区切りだとは思っていないが、10代をいい形で終えることができたので、また体調をしっかり整えて、いい状態で臨みたい」と述べ、次の対局に向けた意気込みを語りました。
そして20代に向けては、「実力を高めるには、今後の数年が非常に大事な時期になるので、そういう意識を常に持って取り組みたい」と述べ、さらに実力向上を目指す考えを口にしました。
会見ではこのほか、師匠の杉本昌隆八段から一足早いバースデーケーキが贈られるサプライズもあり、藤井五冠は「毎年、お正月にいただくお年玉は今後はないと思うので、代わりにケーキをいただけたのかなと思う」と笑顔で話していました。