男の料理 

以前も同じタイトルで肉まんの記事を掲載した記憶がありますが以下少し加筆修正しました。料理に興味ある方は是非一度お試しください。でなければ奥様に印刷して渡してください

1.中華饅頭
 巣籠生活にもってこいの料理のご紹介です。これぞ男の料理でしょうか。
中華饅頭・肉まん・豚まんと色々呼び方がありますが多分結婚以来50年にわたる亭主の得意料理の一つです。中華街に行ったときにお土産に購入するときは数軒の店にばらして購入します。店によって名前は同じでもこれほど味が異なる商品は他にはあまりありません。我が家は4人家族なので4の倍数購入しますが1軒の店屋では4個、また別の店で4個と3~4軒はしごします。こうするとちょっと面倒ですが色々な味が楽しめます。こうやって50年以上肉まんと付き合ってきましたが自作の肉まんもプロの味を参考にしながら色々試しています。我が家では毎年1回お節料理の1品として亭主が作ります。若い時は年に数回作っていましたが最近は年1回だけになってしまいました。今回特別に作ったのは息子が葉山のタケノコを手に入れたからです。このタケノコは店で買ったものより柔らかくておいしかったのでこれは肉まんの食材にはもってこいとひらめいたのです。 今回の肉まんのレシピこれは自作のもので二度と同じ味が出せない代物です。

1)皮の部分(24個分)
薄力粉500g、強力粉500g、ドライイースト小さじ3、ベーキングパウダー小さじ3、砂糖250g 、卵2ケ、牛乳2~3合(適当に)皮の部分は毎回同じ分量で概ね同じにできます。発酵のコツですがよくこねたパン生地をボールに入れ上にラップをかぶせ、大きな蒸し器に熱めのお湯を張りボールをのせ蓋をして毛布でくるみ3時間待ちます。発酵が進むと生地がラップにくっつくぐらいになりますので、取り出してガス抜きしもう一度軽くこねます。発酵が難しく蒸し器を使った発酵が失敗なく誰にでも簡単にできますがこれがコツです。後は皮は少し甘めにするのがコツで砂糖の量は粉の2割5分ぐらいがちょうど良いかと思います(言わば皮と餡のハーモニー )。今回はいれませんでしたがラードを加えると良いです。特に花巻の場合は必須です。

2)肉餡
これはお好みで何を入れても良いのですがポイントがいくつかあります。今回は一寸変わった作り方をしました。
材料 
豚バラ(400g)、タケノコ、ザーサイ、干し椎茸、キクラゲ、干し貝柱、干しエビ、玉ねぎ、しょうが、長ネギを粗みじん切りにする 。調味料は塩、胡椒、しょうゆ、ごま油、オイスターソース、甜麵醬、量は長年の感で一切計量器は使いませんので全く同じ味の再現不可能です。今回変わった作り方ですが豚バラ肉を塊で購入、5~7mm厚の薄切りにし、更に5~7㎜の細切りにこれを5~7mmに刻んでいわば手製のひき肉を作ります。ただひき肉を使うのとは違っていわば粗びきひき肉を作ったわけです。この辺がまさに男の料理の神髄です。 こんな面倒なこと1年に1回ぐらいしかやらないから出来るのです。これを奥さんに要求してはすぐ嫌われるのは目に見えています。尚、肉と野菜の分量は概ね1:1で肉が多すぎると固まって団子のようになってしまいます。バランスは色々やってみて好みのものを探してください。又水気の多い野菜は蒸し立ては良いのですが保存用には向きません。2021-04-29

2.橙(ダイダイ)のマーマレード

今年も例年通り橙(ダイダイ)のマーマレードを作りました。このマーマレードはただ甘いだけでなく、独特の苦みと酸味が強い味で友人に大ファンが 一人いました。6個丸ごと大鍋で2~30分茹でます。そのまま冷水で晒して包丁またはスライサーでスライス、内袋などもそのままスライスし、種だけ取り出し、ひたひたぐらいに水を加えさらに過熱します。アクを取りながら砂糖(グラニュー糖)を半量~同量加え煮詰めて行きます。3~40分煮詰めれば出来上がりです。橙のマーマレードは敢えてガスを使わずに土鍋でコトコト煮込んでいます。柚子などは煮すぎるとどろどろになり使い物になりませんが橙は2~3時間煮てもOKです。外で七輪にかけっぱなしで煮つめるのでガス代節約になります。最後に好みではちみつを加えますが、作り方で丸ごと茹でるのがミソです。砂糖の量はお好みで加減します。「2013年如月便り 2013/2/1」に若干加筆。