大谷翔平 今シーズン43号満塁ホームラン 大リーグ通算170本目

記念すべきホームランです。以下NHKニュースよりの転載です。

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 大谷翔平 今シーズン43号満塁ホームラン 大リーグ通算170本目

2023年8月19日 15時07分

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手は18日、今シーズン43号となる満塁ホームランを打ちましたが、チームは競り負けて連勝はなりませんでした。

前の試合で42号ホームランを打って勝利に貢献した大谷選手は移動日を挟んで18日に本拠地アナハイムで行われたレイズ戦に2番・指名打者で先発出場しました。

大谷選手は1点リードされた1回の第1打席で変化球を引っ張りました。

一塁線に飛んだ当たりはファーストのグラブをはじいて内野安打となり3試合連続ヒットをマークしました。

このあと2アウトとなってから4番のムスタカス選手のツーベースヒットで大谷選手が一塁から一気にホームへかえり同点としました。

1対1で迎えた2回は、2アウト満塁の場面で第2打席がまわりました。

大谷選手は2球目の高めのカットボールを持ち前のパワーでライトへ運び今シーズン43号となる満塁ホームランを打ちました。

大谷選手の43号満塁ホームランはレイズのエラズモ・ラミレス投手が投げた144.6キロの高めのカットボールを捉え、ライトのフェンスを越えました。

大リーグの映像解析を行う「スタットキャスト」によりますと飛距離は118.5メートル、打球速度は164.3キロでした。

大谷選手が満塁ホームランを打つのは今シーズン初めてで、大リーグでは去年5月9日のレイズ戦以来、自身2本目です。

これが大リーグ通算170本目のホームランで、あと5本で松井秀喜さんが持つ日本選手最多の通算ホームラン数に並びます。

5回の第3打席と7回の第4打席はいずれも空振り三振、6対6となって迎えた9回の第5打席は、1アウト一塁二塁で1打サヨナラの場面でしたがここも空振り三振でした。

大谷選手は5打数2安打4打点で打率が3割8厘に上がり、今シーズンの通算打点も一気に「89」に伸ばしてリーグトップに3打点差に迫りました。

試合は、ノーアウト二塁から始まるタイブレークでの延長戦に入りエンジェルスは延長10回、レイズに3点を勝ち越されて6対9で敗れました。
次回の登板に向け練習も再開

18日の試合前、大谷選手は9日ぶりにグラウンドでキャッチボールを行い、ピッチャーとしての練習を再開しました。

次回の登板は23日、日本時間24日に本拠地で行われるレッズ戦の予定です。

大谷選手は今シーズン10勝目をあげた今月9日のジャイアンツ戦に登板して以降、右腕の疲労のため試合前にルーティーンとして行ってきた重さの異なるボールを外野のフェンスに当てる壁当ての練習やキャッチボールをしておらず、16日に予定していた先発登板も回避していました。

18日の試合前は9日ぶりにこれらの練習を再開し、エンジェルスのネビン監督は大谷選手の次回の登板について23日、日本時間24日に本拠地で行われるレッズ戦の予定だと明らかにしました。

9日のジャイアンツ戦からは中13日での登板となります。

エンジェルスのミナシアンゼネラルマネージャーは、大谷選手の状態について「疲労の状態はよくなっている。彼は自分の体の状況や、何をすべきかを分かっているし、1000%信頼している」と話していました。