いよいよベーブルースを抜きました。快挙達成です。例によってNHKニュースよりの転載です
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大谷翔平 2桁勝利 2桁ホームラン 達成 2年連続 大リーグ史上初
中5日で登板した大谷選手は、1回、先頭バッターからカットボールで空振りの三振を奪ったあとフォアボールを出しましたが、後続のバッターには味方のファインプレーにも助けられてヒットを許さず、立ち上がりを無失点で切り抜けました。
2回は、ツーベースヒットとフォアボール、それに味方のエラーで1アウト二塁三塁とピンチを招き、犠牲フライを打たれて1点を先制されました。
4回と5回は、いずれも3人で抑えて追加点を許しませんでした。
大谷選手は7回のマウンドに上がらず、ここでピッチャーでは交代し、球数が97球、打たれたヒットが3本、フォアボールが3つ、三振5つを奪って、6回1失点となりました。
バッターでは6回の打席のほか、1回の第1打席と3回の第2打席がいずれも三振、8回の第4打席はフォアボールで、この試合は2打数ノーヒット、フォアボールが2つで打率が3割6厘となっています。
試合は4対1のままエンジェルスが逃げきって大谷選手が10勝目を挙げ、ここまでのホームラン40本と合わせて2年連続で「2桁勝利、2桁ホームラン」を達成しました。
大谷選手は昨シーズン「野球の神様」と言われるベーブ・ルース以来、104年ぶりに2桁勝利、2桁ホームランに到達していて、2年連続での達成は大リーグ史上初の快挙です。
大谷翔平「勝ち星 あまり気にしすぎることなくやりたい」
試合後、大谷選手はピッチングについて「なんとか6回まで投げたという感じ。内容的にはそこまで良くなかったが、その中で勝ったというのは結果オーライというか、良かったところだと思う」と振り返りました。
2年連続での2桁勝利には「勝ち星は援護がないとつかないし、投手としてのメインの評価ではないと思う。あまり気にしすぎることなくやりたいと思う」と話し、プレーオフに向けては「すごく可能性が高いというわけではないが、可能性がある限り、諦めるということはない」とまっすぐに前を向いて答えました。
疲労の蓄積について問われた場面では「連戦の最後というのもあるし、疲労はみんなピークくらいじゃないかと思う。あした休みを挟んでどんな感じなのかを確認しながら、もちろん休みが必要なら休むことも仕事として大事かなと思う」と話していました。
“史上最高の二刀流選手”に
昨シーズン、ピッチャーとして15勝9敗、バッターとしてホームラン34本の成績をマークした大谷選手。去年2桁ホームランに到達したのは開幕から49試合目の5月29日。
10勝目を挙げ「2桁勝利、2桁ホームラン」を達成したのは、111試合目の8月9日のアスレティックス戦で、この時のホームラン数は25本でした。
今シーズンはホームランを打つペースが上がり、2桁ホームランは開幕から45試合目の5月18日にクリアしました。
6月には月間15本を打つなど、ここまでホームラン王争いを独走する圧倒的なパフォーマンスで、10勝達成時のホームラン数は40本。シーズンでは55本ペースで、自己最高の46本を大きく更新する勢いです。
まだ29歳。
名実ともに二刀流選手として史上最高となったいま、投打ともにトップレベルを維持する大谷選手にとっては「ダブル2桁」の偉業すらシーズンの通過点の1つにすぎません。