2021年如月便り

皆様
本格的な冬本番ですが如何お過ごしですか。自粛生活が長くなると精神状態もおかしくなりますが、生活に変化をつけることで何とかこの状況から脱出せねばと思っています。本来の使い方ではありませんが仲間内でZOOMミーテイングをしています。わざわざ出かけることなく会話が出来て出不精や横着者に非常に便利なソフトです。結局雑談会になってしまっていますが回を重ねると使い勝手もわかり、相手の顔を見ながらの会話なのでそれなりに効果もあるような感じがしています。今月の便り添付しますのでよろしくお願いします。

P.S.
送信先について
元々、何かのご縁で当方のアドレス帳に記載されているアドレスに一方的に送信したものですが、度々のパソコントラブルで突然取り消されたり復活したりしたのが現在の送信先です。前回のトラブルもあり、自粛中で暇を持て余していることでもあり、少し真面目にアドレス帳の見直しをしました。アドレスの誤りや氏名の誤字脱字は直したつもりですが何かいじくると意図的でなく突然復活されたり取り消されたりすることがあります。今回もいろいろあると思いますが、何かあればご一報ください。尚、この便りは基本的には一方通行ですが、気が向いた時など近況などの返信があると嬉しいです。

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2021年如月便り
 
 こんにちは。妙な言い方ですが、いよいよ本格的な真冬到来です。新型コロナ感染症対策の緊急事態宣言発出はしましたが劇的な変化はもう一つ期待通りには行っていないようですし、さらに変異ウイルスの広がりには最大の警戒が必要です。アメリカでは1月20日に第46代大統領に民主党ジョー・バイデン氏が就任しました。バイデン新大統領は就任演説で「民主主義が勝利した。分断は深く現実のものだが、国民の結束に全身全霊を尽くす」と訴えました。就任演説ですが章立ては以下のようなものです。
『民主主義の大義の勝利
白人至上主義、国内テロ打ち破る
中間層を立て直し、皆にヘルスケアを
真実を守り、虚構に打ち勝つ
新型コロナウイルス対策で結束を
同盟関係を修復
試練の時
(結びの言葉)
米国に神のご加護を。米兵たちに神のご加護を。アメリカよ、ありがとう。』
以下のトランプの就任演説とは異なり概ね常識的で普通の政治家のような感じです。
『何十年もの間、我々は、アメリカの産業を犠牲にして、外国の産業を富ませてきた。他国の軍隊を支援する一方、嘆かわしいことに我が軍を消耗させてきた。他国の国境を守る一方、自国の国境を守ることを拒んできた。そして、海外で何兆ドルも費やす一方で、アメリカの社会基盤は荒廃し衰退してきた。他国を富ませる一方、我が国の富や力、そして自信は地平線の彼方に消えていった。取り残される数多のアメリカの労働者を顧みもせず、工場は次々に閉鎖し、この国を去っていった。中間層の富は彼らの家庭から奪われ、世界中で再分配されてきた。だが、それは過去のことである。今、我々は未来のみを見据えている。今日ここに集った我々は、全ての都市、全ての外国の首都、そして全ての権力機関に対し、新たな命令を発する。本日からは、新たな展望が我が国を統治する。本日からは、ひたすらアメリカ第一である。』結びは
『諸君は二度と無視されなどしない。
諸君の声、諸君の希望、諸君の夢はアメリカの運命を決する。そして諸君の勇気、善良さ、愛は我々の歩む道を永遠に導く。
共に、我々はアメリカを再び強くする。
我々はアメリカを再び豊かにする。
我々はアメリカを再び誇り高くする。
我々はアメリカを再び安全にする。
そして共に、我々はアメリカを再び偉大にする。ありがとう。諸君に神のご加護を。アメリカ合衆国に神の永遠のご加護を。』
改めて読み返すと当時のアメリカの本音丸出しで単純で分かりやすく、ある種のアメリカ人層には心に響いたのは間違いありません。こういったいわば「トランプ教」信奉者である強固で何をしでかすかわからない集団と本来の多民族国家の持っている多様な考え方の集団を「国民の結束を」と纏め上げて行くのはそう簡単なことでないのはどなたも思うところでしょうか。首都ワシントンでの州兵待機は就任前からの映像でお馴染みになっていましたが、一方国境には中南米からの移住希望者の群衆が押しかけていると言う事態にもなっているようです。トランプ政治は、個人的には全くナンセンスの部分とアプローチには異論がありましたが目指すところではそう大差なく実行力ではさすがと思える部分が多くあったのは事実です。幼児性と傍若無人はいただけませんが、どちらかといえば不作為で傍観者的リーダーが多い政治家の中では異色ではあるが実行力がありハラハラドキドキさせるリーダーであったと言う評価は当たっていると思っています。一言でいえば「政治力」を見せつけたリーダーともいえますが、大国の「独裁」の危うさも見たような感じでした。日本の政治は感染症対策で右往左往といった感じですがバイデンとどう向き合ってゆくのか課題満載かと思います。世界を見渡すと現在3人の独裁者の動向を注視する必要がありそうです。ロシアのプーチン、中国の習近平朝鮮労働党総書記金正恩で他にも数人おりますが何をしでかすかわからない部類の人種かと思っています。さて、これからが冬本番です。どうか健康と変異ウイルスにはくれぐれもご留意ください。お馴染みですが早く平穏な日常が戻りますように。
2021年2月1日