2021年葉月便り

暑中お見舞い申し上げます。
夏真っ盛り、五輪真っ盛り、コロナも負けず劣らず真っ盛り。
今年の夏はそうざらには経験できない夏になりました。
熱中症・コロナにはくれぐれご注意ください。葉月便りお届けします。

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2021年葉月便り
こんにちは。ここ関東甲信は7月16日に梅雨が明け今や夏真っ盛りですが、今年の梅雨は総括しておく必要がありそうです。関東南部の梅雨入りは6月中旬で例年に比べ1週間遅れでした。しかし全国的には沖縄で11日、九州から東海地方では20日~25日例年に比べて早い梅雨入りでした。要するに5月の中旬には梅雨が始まっていたのです。昔の梅雨はしとしと降ると言う表現が代表的だったと思いますがここ数年は梅雨と言えば大雨と洪水・土砂災害が一般的になってしまいました。洪水や土砂災害は台風と言うのがお決まりでしたがその感覚は全く変わってしまいました。集中豪雨の仕組みで線状降水帯という気象現象が一般的になりました。線状降水帯は、「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50 - 300 km程度、幅20 - 50 km程度の強い降水をともなう雨域」であると定義されています。日本でこの用語が頻繁に用いられるようになったのは、2014年の『平成26年8月豪雨』による広島市の土砂災害以降とみられ比較的最近です。今年は7月1日から続く大雨によって、土石流の被害を受けた静岡県熱海市をはじめ、鳥取県島根県、九州地方など全国各地で被害が報告されています。発生件数上位5県では神奈川県 72件、鳥 取 県 32件、千 葉 県21件、静 岡 県18件、島 根 県18件となっています。熱海市伊豆山逢初川の土石流による人的被害・家屋被害は確認中のため、今後数値が変わる可能性がありますが概ね今回の土砂災害発生件数221件、土石流等:23件、地すべり:7件、がけ崩れ:191件、被害状況としては人的被害:死 者18名、行方不明者 12名、負 傷 者7名、家屋被害:全壊133戸、一部損壊 24戸でした。近場では7/3神奈川県逗子市沼間の横横道路逗子I.C.付近のがけ崩れ、静岡県熱海市伊豆山逢初川の土石流ですが、伊豆山の土石流は盛り土崩壊の人災ではと思っています。
 次なる話題は東京オリンピックですが世界的パンデミックと言えるコロナ禍の緊急事態宣言発令下の中での開催でしたが1年延期された東京オリンピックは、23日、開会式が行われ、感染の再拡大によってほとんどの会場が無観客で行われるなど極めて異例な状況の中開幕しました。57年ぶりに東京で開催されるオリンピックの開会式は午後8時からメインスタジアムの国立競技場は無観客で行われました。終了直前までテレビ観戦していましたが眠くなったのでさっさと寝てしまいました。海外はどう見ているのでしょうか。「現在の日本の多様性を感じさせた。移民について、人種やアイデンティティーの異なる人々が一つの国をつくるという考えについて、まさに取り組み始めたばかりの国であるとうなずかせるものだった」と評した。一方で、見出しは「日本は孤独な開会式で笑顔を強いるよう運営するが、五輪の喜びは不足している」とし、日本国内に反発の声が強いことを伝えている。ところで緊急事態宣言とは何だろうと改めて考えさせられたのも事実です。非常事態宣言または緊急事態宣言とは、自然災害、感染症(伝染病・疫病)のパンデミック原子力事故などの災害や、戦争、テロ、内乱、騒乱など、健康・生命・財産・環境などに危険が差し迫っている有事に際し、国家・地域の政府などが、法令などに基づいて特殊な権限を発動するために、或いは、広く一般・公衆に注意を促すために、そのような事態を布告・宣言することである。こういった宣言がある日突然出されると当然身構えるのが普通ですが、何回も繰り返されているのが今の状態で、頭では理解しているものの行動では完全無視が半分はいるのではないかというぐらい行動変容には至っていません。社会全体の危機意識が全くみられず、新しい問題提起が進行形状態の今夏ですがまだまだ暑さは容赦なく続いています。熱中症も深刻です。ごろ寝しながらの五輪競技のテレビ観戦が最善の行動です。まだまだ過酷な暑さが続くようですがくれぐれも体調管理慎重に、ご機嫌様さようなら。
2021年8月1日 

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100均の種がここまでになりました。