2022年弥生便り

皆様
やっと春らしい陽光に包まれてきました。一方、コロナ・戦争と立て続けに厄介な事態に襲われています。
これが2022年春の現実の姿ですが指をくわえて唯々見ているだけのいら立ちは隠しようがありません。
核兵器をちらつかせるという危険極まりない事態が進行中の春便りとなってしまいました。

 
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2022年弥生便り
 こんにちは。やっと春らしい日差しが感じられる今日この頃ですが、今年の冬は何時になく寒かったような感じがあります。ラニーニャ現象の影響で雪が多く寒い冬になるという予報が昨年から出ていました。実際に昨年末から次々と強い寒気が襲来し、東京でも正月明けに大雪となるなど、各地で冬らしい厳しい寒さが続いています。全国的にはいつもの冬より寒いと感じている人が多いのは関東地方で60%以上ですが、長野県は特別で75%以上の人々が例年より寒いと感じているようです。さて今月の話題ですが春先のこの時期いつもなら身体がムズムズし、思いは自然と湧いてくるのですが2年間に及ぶ巣籠生活を強いられた結果からか全くそんな兆候が表れません。今月は最悪の話題になってしまいました。世界はコロナコロナで明け暮れていたのですが、ウクライナでの戦争勃発によりしばらくは戦争々々で明け暮れるのでしょうか。国連が機能しなくなったのは湾岸戦争以降の多国籍軍方式とその流れをくむイラク戦争での有志国方式の導入の結果、国連に対する幻滅感に襲われたからという説がありますが、国連は当初から「5大国制」という大国中心システムを採用してきたことがそもそもの始まりだと思っています。21世紀のこの世の中で未だに武力による政策しか機能しないと言う情けない結果が目の当たりに進行形でこれが現実なのです。日本と同様に核を放棄したウクライナは2月24日ロシアの「狂人独裁者」のツルの一声でプーチン侵略戦争に巻き込まれました。当面の目標はプーチンの行動がさらにエスカレートすることを防ぐことにあろうかと思います。そのための外交努力の一つはこれまで行われてきた米国を中心とした同盟国、パートナー諸国による経済制裁です。日本もG7の一員として動いてきているが、今後さらに連絡を密にしながら、早めに手を打って行くべきなのでしょう。これも、プーチンの次の動きを待ってではなく、早い段階で出した方が良い。プーチンがすぐに動いていないということは、まだこちらの出方を見ている可能性がある。とはいうもののこの経済制裁も絶対ではなく決め手に欠くものでしかないと思います。例えばロシアを世界の銀行間決済システムを運営するSWIFT=国際銀行間通信協会から排除する制裁を科すと言うのも副作用が読めません。現代世界は色々なところで互恵関係や相互依存関係で成り立っており一方を立てればもう一方がへこみ全部を見通して最善の制裁を科すなどと言う事は不可能です。一方的な武力行動に対しては単なる非難だけで済ますわけにはいきませんが決め手がなかなか見つかりません。とにもかくにも『外交』に戻ると言う事なのでしょう。今回の戦争の全体像ですがロシア連邦中華人民共和国・イラン・北朝鮮等の権威主義国(独裁・専制全体主義)と民主主義国との対立ととらえていますが核で脅されながらでは、簡単には解決策が見つからない非常に厄介な問題だと捉えています。
  さて、ここ数日の陽気がそうさせたのか今年もトマト栽培しようと少し高い種を買い求めました。ここ数年は100均の種で旬の味わいを味わってきましたが何を思ったか今年は昔栽培したことがあるフルーツ系中玉トマト「フルテイカ」をネットで購入しました。638円/16粒・袋ですが1粒当たりは16粒X0.85(発芽率)=13.6で割ると約47円/粒です。種1粒の値段ですが馬鹿になりません。気温と相談しながら3月上旬に播種し、5月のゴールデンウイーク頃まで育苗しチューリップの跡地に定植します。手間暇かかりますが種から育てたトマトの味は格別です。コロナの終息が見えぬ中、まだ寒い日がぶり返すでしょうが体調には充分御気を付けください。ご機嫌様さようなら。
2022年3月1日 

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庭の梅の木が満開の状態ですが、この梅の木から梅の実が毎年10~15kg採れます。 今から60年以上前大学入学の頃、叔父の家から親父が移植したのですが根っこも含めて小さな枝はほとんど丸坊主の状態での 移植でした。当時はこんな状態では移植は失敗すると主張したのを覚えています。それが数年でしっかり実をつけるようになり 今ではその梅の実から梅酒を作ったり梅干しを作ったり大助かりです。    2022年2月27日撮影