料理雑感

   下半身よれよれ状態で外出が思うに任せず毎日テレビだけがお友達ではあまりに情けないので暇に任せて長文にトライしてみました。食べることなら誰しも関心があることだろうと選んだテーマです。

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料理雑感。
   中華まん・肉まん・豚まん等色々呼び名がありますが今回は60年以上なじんできたこの食べ物をとっかかりに料理について考えてみました。あくまで食べ物なので所詮人それぞれ趣味、趣向、好き嫌いの問題かと思いますが店によってこれほど様々で食べ比べ甲斐がある食品も珍しいと思います。店の商品を購入したり自作したりしてこれが決め手だと思えることを考えてみました。直接の原型となったのは中国の「包子(パオズ)」であるとされ、名前の元は包子では無く、「饅頭 (マントウ)」という中国の蒸しパンです。現代の中国においては、具のないものは饅頭、具のあるものは包子と呼ばれています。日本においては、中身の具材も独自の発展を遂げています。まず万頭は蒸し料理だと言う事ですが蒸し料理の特色は食材の「うまみ」を外に出さずに閉じ込めるという基本的な特色です。餡を包む万頭の皮の部分も大事な要素ですがそのため小麦粉の種類や特性を知って料理に生かすことが決め手になります。食感での決め手はふわふわか、モチモチか、ぱさぱさかといった触感ですが粉の使い分けが決め手です。材料の小麦粉ですが薄力粉、強力粉の割合が食感に影響してきます。自作では5:5でやっています。また皮自身の味も大事です。中の餡とのコラボなので決め手の一つです。少し甘めがいいでしょう。甘味料(砂糖)の割合ですが概ね粉の量の2割から2.5割ぐらいが良い感じですが、長年自作してきた結論です。実際作っているときはこんなに入れて大丈夫かいな多すぎではと不安に感じますが意外と蒸してみると甘みが感じられないことが多かったのですがそういった経験を踏まえての分量です。粉を練るときに使う水分は牛乳と卵ですが水は使っていませんが概ね粉1kgに600ml程度でいっぺんに入れずにこね具合を見て足してゆくやり方がお勧めです。水分量によって出来上がりのふわふわ感がかなり違いますので決め手の一つです。さらに皮の部分は何といってもイースト菌の発酵が決め手になります。生地をこねるのは、グルテンを出すためです。しっかりとしたグルテンが形成されると、イーストが活動して発生した炭酸ガスを風船ゴムのようにふくらませてくれます。上達への近道は、まず作ってみて失敗したら原因を考えてみることだと思います。試行錯誤を重ね、その繰り返しをすることにより、経験値が上がり、少しずつ上達していきます。発酵に必要な温度は25℃~30℃といわれていますが家庭でこの状態を作り出すのは容易ではありませんが簡単な方法をお教えしましょう。捏ねボールがすっぽり入りそうな大きな蒸し器を使うことです。これだと失敗は皆無です。蒸し器に熱湯を張り布巾を敷き生地をこねたボールにラップをフワッと乗せ約3時間毛布でくるんでおけばあら不思議ラップに生地がべったりくっつくぐらいに膨らんでいます。この膨らんだ生地をもう一回軽く捏ねてガス抜きしますがこれが一次発酵でこの生地を等分に分割し餡を包むのです。1kgの粉で24等分して餡を包むと蒸した後ちょうど良い大きさになります。次は餡ですが作り手の数くらい様々な餡が可能です。大きく分けて調理済みの具をそのまま餡にする、生の具を入れ蒸す、調理済みの具と生肉を混ぜたものの3種類でしょう。通常豚ひき肉を使いますが決め手の一つは肉そのものの味が出せるかです。ひとつの方法として肉はバラ肉を使い塊で購入し刻んで自家製ひき肉を作ります。7~8ミリ程度の薄切り肉をさらに棒状に刻み更に角切りにします。この程度の大きさが肉の味がしっかり残る程度の一番細かな自家製粗ひき肉です。野菜はなるべく水分が少ないものにします。食材として思いつくものを上げておきます。玉ねぎ、筍、椎茸、きくらげ、レンコン、シナチク、搾菜、帆立の干し貝柱、干しエビ、フカヒレ、ウズラの卵等何でもOKでしょう。調味料は醤油、オイスターソース、酒、みりん、塩、甜面醬、砂糖、ごま油等、他に木の実例えばクルミ,松の実など香辛料は胡椒、八角、更に生姜、長ネギ等々です。これらの食材の組み合わせの妙が味の決め手です。毎回全く同じような味を出すのがプロですが趣味でやる料理は毎回全く異なる味でもこれはこれでうまいというものを作ることだと思っています。レシピとしては食材の分量を提示するのが良いのでしょうが趣味でやる料理はこれが難しいのです。味見をしながら全く適当にやるのが面白いのです。冷蔵庫を見渡してあるものでチャーハンを作ってみてください。パラパラチャーハンは結構難しく大体最初はベチャベチャになってしまいますが何回か挑戦すればプロ並みにすぐなれるでしょう。趣味の料理は繰り返してやることが上達の早道で、砂糖と塩を間違えるようなことさえしなければ失敗しても捨てずに食べられるので食べた結果を評価し何が良かったか悪かったかが分かればどんどん身についてゆきます。何にでも基本がありますがやはり人に教わるか本を読んであとは独学実行あるのみです。包丁の研ぎ方、使い方、食材の切り方、大きさ、出汁の取り方、調味料を入れるタイミング、順序、煮炊きする温度・時間等その気で調べれば教材はパソコンの中に無数にあります。包丁の使い方の練習ですがキャベツの千切りをするのが上達の近道です。現在はスライサーのような道具がありますが商売でやるならいざ知らずそんな道具を使わなくてもキャベツの千切りが上手く早くできれば包丁一本で何でもできます。牛刀包丁は世界中で広く使われている西洋の万能包丁ですが、包丁も種類がありいろいろ持っていると便利です。出刃包丁や柳刃包丁(刺身包丁)などその典型でしょう。中華包丁などもあると便利です。

 ところで料理の面白さは何なのでしょう。趣味として料理をおすすめする主な理由は、 無心になれる・気分転換できる・食べたいもの、作りたいもの、食べさせたいものを作れる・五感を満喫させられる ・段取り力・マルチタスク能力・市場(相場や流行)感覚・ 創造力等々でしょうか。更に料理を趣味にする10のメリットとして心をリラックスさせることができる・新しいスキルを習得することができる・創造力を育むことができる・健康的な食事を作ることができる・経済的なメリットがある・安心感を持って食事をすることができる・家族や友人との交流が深まる・人間的な魅力が高まる等無理やりひねくりだすとこういう事でしょうか。一般的に得意料理のランキング結果は1位 卵焼き、2位 味噌汁 3位 ハンバーグ、4位 カレー、 5位 豚汁、5位 煮物、7位 だし巻き卵、8位 唐揚げだそうですが入門としてはなるほどと思いますが本格的にやると結構難しいかもしれません。以下専門書からの受け売りですが理屈をこねると以下のようなことでしょうか。日本料理を調理する上で大切な事は、五味・五感・五色・五法と言われています。季節や食材の調理法、見た目の美しさやお客様の好み、もてなしの心と感謝の気持ちなどの全てがうまく融合し、お客様に満足を演出する事が料理人として大切な事です。五法は「生」(切る)、「煮る」、「焼く」、「蒸す」、「揚げる」の5つの基本の調理法のことです。基本的な会席料理では、これらの調理方法で作られた料理として、「生(切る)」刺身、「煮る」煮物、「焼く」焼き物、「蒸す」蒸し物、「揚げる」揚げ物を提供します。「生(切る)」は日本料理では特に重要視されます。それは刺身をはじめ生で食べるものが多いという日本料理の特徴の現れでもあります。刺身を引くためには、熟練した庖丁さばきが求められ、料理に季節感や華やかさを添える飾り切りも切る技術が必要になります。また、食材によっては、お客様がより食べやすいように切る事も、料理人の技術といえます。「煮る」は材料を「だし」や水、調味液の中で加熱して素材を食べやすく、(消化しやすく)柔らかく、おいしく変化させる調理法です。「焼く」は素材を直接火に当てて加熱調理するもの、あるいは鍋やフライパンで油を加えて間接的に加熱して調理するものです。「蒸す」は容器の中で水蒸気を循環させて素材に熱を通す方法で、日本料理では蒸すという調理法を利用した料理は非常に多く、いろいろな目的、形態で変化に富んだ蒸しものが作られています。「揚げる」は油脂を媒体として素材を加熱する調埋法で、140℃~210℃という高い温度の調理のため、素材の旨みを逃がさず、短時間で急速に火を通すことができます。五味には、「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」があります。「甘味」と「酸味」と「塩味」 には、単一の味しか感じませんが、「苦味」には、多くの味に違いがあります。例えば、チョコレートの苦味と玉ねぎの苦味に違いがあるように、そして五番目の「うま味には、代表格が昆布に含まれるグルタミン酸ですが、別々の成分であるが鰹節や、乾燥シイタケ、貝類からも多くのうま味が抽出できます。また、うま味は日本料理の最も大切なだしの原点の味でもあります。五色ですが、日本料理は、調理や盛り付けに5つの色を大切にします。その色は赤、黄、青(緑)、白、黒の五色で、日本料理の盛り付けの素晴らしさはこの五色を使って表現しています。赤と黄色は暖色系の色で食欲を増し、青は清涼感を感じさせ、白は清潔感を感じさせ、黒は料理を引き締める色と言えます。盛り付けには、器の色を考え料理を盛り付け、添えられる葉や花などの演出も含め、見た目の料理の美味しさを五色の視覚的な要素を加え、食事の視覚的な楽しみを増やします。五感とは、「視覚」・「聴覚」・「嗅覚」・「触覚」・「味覚」のことを指します。私たちはこの五感を使って美味しさを判断しています。大切な事ですが料理は味だけで決まるのではなく、視覚の見た目の美味しさや、聴覚による自然界の音や食材を噛んだ音で、期待感や美味しさを感じ、香りによって季節を感じ、口に入れ、噛んだ触感で美味しさを感じ、料理を食して美味しい料理を味わうといことで、料理の美味しさは、五感を駆使して味わいを感じるのです。その為にも、料理を作る者は、色々な事を考えそして、料理を創りあげることが大切です。料理を創るとは、いかに食べ手側の思いを読んで作り上げるということであり、日本の「おもてなし」と言えるのです。

 蛇足ですが中華料理はミックスの味、フランス料理はソースの味、イタリア料理を一言で表すのは無理でパスタにピッツァ、ジェラートに生ハムなど、世界中にその食文化が広がったグルメの国。現地に行ったらぜひ本場の味を楽しみたい料理やスイーツが目白押しです。ドイツ料理といえばジャガイモで日本における白米と同じような存在で、もう一つの主食であるパンを日に二食、ジャガイモは一日一度、必ず食べるのだそうです。ソーセージやアイスバインなどどちらかといえば質素で単純な調理法です。 イギリスにおける料理の特徴は、味より効率・実用性重視であるということがあげられます。基本的に薄味であり、ほとんど味がつけられていないこともあるようです。また、食材が過剰に加熱されており、つけ合わせの野菜の歯応えが残っていないことも多いです。産業革命下では、料理は美味しいことよりも、安くて栄養価があり、満腹になることが重視されていました。それが現在のイギリスの料理の特徴となっているようです。アメリカの料理・食べ物の人気ランキングですが 1位ハンバーガー ・ 2位フライドチキン ・ 3位ドーナツ ・ 4位フレンチトースト ・ 5位ピザ ・ 6位カップケーキ ・ 7位チョコレート ・ 8位カレーだそうですがなんと世界一の大国の料理は合理的ではあるがもう一つパッとしないものばかりと思わざるを得ません。何といっても居ながらにして世界各国の旨いものが食べられる日本は良い国です。あまりに常識的な落ちですがこれが本音です。                2024年3月12日  

日経平均株価 終値で初の4万円台 史上最高値を更新

投資に関心があるものの一人として例によってNHKニュースよりの転載ですがこのニュースはやはり記録に残すべきでしょう

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日経平均株価 終値で初の4万円台 史上最高値を更新  2024年3月4日 16時10分
週明けの4日の東京株式市場、日経平均株価半導体関連の銘柄を中心に値上がりし、取り引き時間中、終値ともに初めて4万円を突破して、史上最高値を更新しました。
日経平均株価 終値で初の4万円台
4日の東京市場では、先週末のニューヨーク市場で、IT関連の銘柄が多いナスダックの株価指数が史上最高値を更新するなど、主要な株価指数がそろって上昇した流れを受けて、半導体関連の銘柄などに買い注文が出ました。
先週末に3万9900円台まで上昇していた日経平均株価は、取り引き開始直後に初めて4万円の大台を突破し、一時は4万300円台をつけ、史上最高値を更新しました。
その後は当面の利益を確定させようという売り注文も出て上昇幅は縮小しましたが、
日経平均株価、4日の終値は先週末の終値より198円41銭、高い4万109円23銭で終値としても4万円を超え、史上最高値を更新しました。
一方、▽東証株価指数、トピックスは3.14下がって、2706.28
▽1日の出来高は18億5955万株でした。
市場関係者は「日経平均株価は上昇したが、最上位のプライム市場でみると値上がりした銘柄の数は、全体の4分の1ほどにとどまった。急ピッチな株価の上昇には警戒感もある中、今の株価水準が定着するか見極める上で、市場では、今週、行われる日米の中央銀行の総裁による公の場での発言や、アメリカの雇用統計などの発表の内容が注目されている」と話しています。

「4万円を達成しました」証券会社で拍手
東京 中央区にある証券会社のコールセンターでは、午前9時前、株価を示すディスプレイに「60秒前」などとカウントダウンの表示が行われ、社員たちが取り引きの開始を待ちました。
そして、日経平均株価が4万円を超えると、「4万円を達成しました」という声が上がり、社員たちは拍手をしたり、クラッカーを鳴らしたりしていました。
36歳の男性社員は「最高値を突破したと思ったらあっという間に4万円を超えたので、証券マンとしてうれしく思います」と話していました。
岩井コスモ証券東京コールセンターの本間大樹センター長は「節目の4万円は1つの目標だったがここは通過点という見方をしている。1つ1つ節目を超えて値上がりしていくことが日本経済にもプラスの効果をもたらしていくと思っている」と話していました。

証券会社に売買注文などの問い合わせ増加
東京 港区にある証券会社のコールセンターでは、取り引き開始前から問い合わせの電話が鳴り始め、午前9時に取り引きが始まると、売買の注文などの問い合わせが一段と増えました。
この会社では、2月22日に、日経平均株価がバブル期につけた史上最高値を上回って以降、問い合わせの件数が前の年のおよそ1.7倍と過去最高のペースで増えているということです。
社員らは、顧客からの電話を受けるとすばやく注文内容を入力し、間違えないようパソコン画面を指さし確認しながら対応に追われていました。
みずほ証券東京第二コンタクトセンターの中山信和 副センター長は、「毎日電話が殺到していて、かなり忙しい状態だ。当然、常連さんからの電話は入ってきているが、口座を放置していたお客様の投資のマインドも上がってきている。この忙しい状況がしばらく続くだろうと意識しています」と話していました。

街の人は
日経平均株価が初めて4万円の大台を突破したことについて東京 新橋で聞きました。
40代の男性は「驚きました。まさかこんなに早く4万円を超えるとは思っていませんでした。このまま経済が上がり続けてくれればいいなと思います」と話していました。
60代の女性は「バブル以上になってしまったので、こんなことがあるんだと思いました。ただ、生活はそんなに良くなっているということはなく実感がありません」と話していました。
50代の男性は「株は上がっていますが給料はあまり変わっていないので実感はありません」と話していました。
40代の女性は「4万円を超えるとは思っていましたが、これから生活にどう直結するかが問題だと思います」と話していました。

岸田首相「市場関係者がポジティブな評価」
岸田総理大臣は参議院予算委員会で「私の政権になってから賃上げや投資の促進、科学技術イノベーションの推進に特に力を入れ、経済政策を考えてきた。日本経済の変革の足音に対し、マーケット関係者がポジティブな評価を行っていることは力強く思っており、こうした動きを定着させるため 構造的な賃上げを含む好循環が実現できるよう政府として取り組んでいく」と述べました。

官房長官「一喜一憂せず 日本経済の変革進める」
官房長官は午前の記者会見で株価の日々の動向にコメントすることは差し控えるとした上で「より多くの資金を貯蓄から投資に振り向け、企業がその資金を成長や投資に回し、恩恵が資産所得という形で家計に還元され、さらなる投資や消費につながるという好循環を実現したい」と述べました。
そして「こうした日本経済の変革に向けた取り組みに対して、マーケット関係者を含めてポジティブな評価があることは大変心強く思っており、株価の水準に一喜一憂せず、着実に進めていきたい」と述べました。

注目
《株価上昇 なぜ?》

【要因1】アメリカの株高
要因としてまず指摘されているのが、アメリカの株高です。
ニューヨーク市場では堅調なアメリカ経済や、AIの需要拡大を背景にした半導体関連の業績の先行きへの期待から株価の上昇傾向が続いています。
ダウ平均株価が史上最高値を更新し続けているほか、2月29日にはハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数がおよそ2年3か月ぶりに史上最高値を更新、その後も上昇しています。
これを受けて東京市場でも半導体を中心に精密機器、電機など関連する業種の株価が上昇するという流れができています。
【要因2】日本企業の好調な業績
日本企業の好調な業績も株高の要因です。
ことしになって発表された企業の決算では、円安に加えて商品の価格転嫁が進んだことなどで幅広い業種で業績を伸ばす企業が相次ぎました。
【要因3】株価を意識した経営
日本企業が市場の評価を意識して改革に取り組むとの期待が高まっていることも株価上昇の要因と指摘されています。
背景には東京証券取引所が資本コストや株価を意識した経営に取り組むよう企業に求めていることがあります。
株高の局面にもかかわらず株主への還元策としていわゆる「自社株買い」などを打ち出す企業も相次いでいます。
【要因4】円安の進行
先月中旬以降、1ドル=150円前後の円安水準が続いていることで、輸出関連の企業の収益拡大への期待から株価が上昇しているほか、海外の投資家が割安な日本株を買う動きにつながっています。
【要因5】中国からの資金シフト
中国からの資金シフトが日本の株高につながっているという指摘もあります。
海外の投資家が景気が減速する中国から日本に資金を移しているという見方です。
【要因6】日銀の緩和継続姿勢
金融政策に対する安心感も好調な相場を支えています。
市場関係者の間では、日銀がマイナス金利を解除し、利上げに踏み切れば株安につながるのではないかとの懸念もみられますが、2月、日銀の植田総裁と内田副総裁が仮にマイナス金利を解除しても緩和的な金融環境を維持すると発言したことが投資家の安心材料となり買い注文につながっています。

注目
《バブル後の株価の推移 詳しく》

バブル絶頂期の1989年、1年の取り引きを締めくくる12月29日に日経平均株価は、取り引き時間中に3万8957円44銭をつけました。
この日は3万8915円87銭で取り引きを終えました。
その後、バブルは崩壊。
金融機関が相次いで経営破綻するなどのいわゆる金融危機も起き、株価は長い低迷の時代に入ります。
日経平均株価リーマンショック後の2008年10月には、バブル崩壊後の最安値を更新して一時、7000円を割り込みました。
この流れが変わったのが、2012年。
当時の安倍政権の経済政策、いわゆる「アベノミクス」です。
2013年4月には当時の日銀・黒田総裁が大規模な金融緩和を打ち出しました。
海外の投資家を中心に日本株を買う動きが強まり、株高が進みました。
その後、新型コロナの感染拡大で株価が大きく値を下げる場面もありましたが、日本やアメリカなど各国が金融緩和策を強化したことなどから、2021年2月には3万円台に到達しました。
日経平均株価はことしに入って、アメリカの株高や日本企業の業績への期待を背景に急ピッチで上昇しています。
年明けに3万3000円台の取り引きで始まりましたが、2月22日に、史上最高値を34年ぶりに更新。
その後も上昇を続け、4日、初めて4万円の大台を突破しました。


2024年弥生便り。

皆様
  ♫ 春が来た 春が来た どこに来た 山に来た 里に来た 野にも来た
  ♫ 花がさく 花がさく どこにさく 山にさく 里にさく 野にもさく
  ♫ 鳥がなく 鳥がなく どこでなく 山でなく 里でなく 野でもなく

 

高野辰之作詞、岡野貞一作曲の《春が来た》は、1910(明治43)年の文部省著作『尋常小學讀本唱歌』に掲載されて以来、春を代表する唱歌として有名になりました。
童謡に合わせては一寸ふさわしくない年金生活者の老後並びに家庭経済についての「弥生便り」お送りいたします。
今年の冬は寒暖の差が激しく春真っ盛りの日があったり、また真冬に戻ったかと思わせる日があったり体調管理に忙しかったことでした。やっと安定した陽気になりそうな気配ですがさてどうなることか、ここにきて10年に一度の大流行というB型インフルエンザの流行が喧伝されています。風邪は万病の元ですご注意有れ。

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2024年弥生便り。
  こんにちは。今回は年金生活者の老後並びに家庭経済について考えてみました。あまりにも個人情報なので公表をはばかりますが、のぞき見がお好きな方には面白いテーマかと思います。結果的に年金と退職金の食いつぶしでは優雅な老後などかなり難しかったと言う事を立証したような感じになりました。それでも団塊の世代より5年早い我々の世代はまだ可成りマシだと思いますが息子たち世代は悠々自適とは程遠い時代になるのが見えてきたような感じです。2015年同時期の便りにこんなことを書いています。『敢えてお断りしておきますがこれは是非を問うているのではなく、貴方がどう考え、どう行動するかです。「仕事一途人間」がリタイアーした時の経済状態すなわちスタート時点の資産とその運用でその後の老後の経済状態にそれなりの差が出てくるということを考えてみました。年金だけが唯一の収入で後はわずかな蓄えを食いつぶす老後を取るか、何か他の方法はないのか考えましょうということです。現役時代の歴然たる実力差とは別な格差が顕著に出てくるのがリタイアー後かもしれません。必ずしも現役時代の実力=老後とはなりません。ピケテイによれば資本主義社会では格差は広がる一方です。「入」が少なければ「出」を制するしかないのですが加齢より、消費のスピードの方が圧倒的に早いのです。病気にでもかかれば加速度的になるでしょう。資本主義は良くも悪しくも持てる者の味方なので持たざる者は麦飯を食うしか方法が無いのでしょうか。そうではなさそうです、リタイアー直後、まず不労所得を考えろと言いたいのです。リタイアーは、同時に働いて稼ぐという収入源が皆無になることを意味します。不労所得と言ったら大方は悪いイメージをお持ちになりますが、年金という不労所得以外には収入の道がないのです。』とかなり大見栄を切ってともかく「不労所得=投資」せよと言い切ったのですが大正解と思っています。更に投資にもいろいろありますが『投資対象はと言えばやはり株式投資でしょう。株価はある意味社会現象を指数化したものと言えます。国内のみならず世界の動きが指数化されます。従って株式投資は八方注意が必要で目先だけでなく先々の読みも必要でウカウカしてはいられません。』すなわちボケ防止にもなるよと、ここにきてこの株高でウハウハと言うよりもウハぐらいですがそれなりにリーゾナブルな結果は出ています。問題は正にこういう時なのですが、経験上こういうのは続かない。今買いにいくのはリスクが高いでしょう。20年を超える投資活動ですが当然のことながらリスクがありました。最大のリスクは2008年9月のリーマンショックです。所有株式の時価評価額が投資額の6割程度にあれよあれよと激減してしまいました。それでも6割は良い方で当時5割以下になった投資家が多かったように思います。その時はいずれ戻るだろうと何もせず、焦りながらも痩せ我慢の子でした。過去の記録で確かめると2008年1年間は全くの売買停止状態でした。考えてみると日本の場合、貯蓄は美徳だと徹底的に教育されてきたのでいまだに投資、特に株式投資は悪の根源と思っている人がなんと多いことか。株での大損→家庭崩壊といったような図式がトラウマになっているのが原因ではないかと思います。少なくとも中学校ぐらいから投資教育がされるべきかと思っています。この株高からか偽アプリや有名人を使った偽広告の儲け話の投資詐欺に引っ掛かる人間もなんと多いことか、相手は詐欺のプロなので細心の注意が必要ですがそのためにも投資に対する基礎知識を若いうちから叩き込んでおくことが重要でしょう。株式投資は不労とは言えうまい話など転がっていませんし、貯蓄と同様地道にコツコツ勉強せねば成功しません。当方の投資活動ですがボケぬうちにと数年前から売買による譲渡所得から高配当株に切り替えてきたのが良かったかもしれません。さていよいよ本題の家庭経済ですが我が家では不労所得である年金口座の名義は亭主ですが全額カミさんしか使えません。家計簿の支出には固定資産税・火災保険料・亭主の小遣い・亭主の被服費等が含まれずにやれているのは幸運です。独身貴族の二人の子供からは食費分しか受け取っておりませんが、それなりの生活水準が保てているのでまずまずでしょう。不意の特別支出例えばカミさんの入院費、家電の買い替え、住居のメンテ、植木屋への支払いなど大物支出は当然のように亭主の「バーチャル財布」から出てゆきますが、投資効果のお陰であくまで今のところですが賄えています。今後の課題は高齢化が進み【要介護】になった時の支出増加です。少なくとも二人分を確保せねばならないでしょう。要介護状態は母親を約10年間特養施設で介護した経験からそれなりに理解しているつもりですが、基本的には介護施設に入ることを前提に具体的な検討が必要な時期にきたとは思っています。介護施設に入るかどうかの判断は日常生活が自力で出来るかどうかですがこの辺が微妙で本人は抵抗するでしょうが周囲の言う事を素直に聞けるかその時になってみないと何とも言いようがありません。少し早めに施設選びだけはした方がよさそうですが場所・内容・費用等々面倒なことがいろいろ出てきますがあわてず騒がずボチボチ考えることにしています。ネット社会の有難さで候補先位は居ながら見つけられるでしょう。自力で動けるうちに自らの判断で施設を決めたいものです。思えば若いうちは体力や時間はあるが経済力が伴わないためのトラブルが多かったように思います。それだからこそ貧乏が原動力となり、色々努力し、少しは成長したのかも知れません。それがこの歳になるとそういったトラブルがいつの間にか少なくなり最近では下半身よれよれ状態からの口喧嘩が多いように思っています。カミさんは相変わらず、スーパーでの10円20円の高い安いにこだわっていますが、生活費は不労所得の実質価値が減る一方の年金だけなのでそれも致し方無いでしょう。最大のボヤキは「80歳を過ぎて未だに主婦業を何故せねばならないか」と口癖のように言っています。夫婦間の若い時のトラブルの原因の一つは金にまつわること、もう一つは子供の教育、さらに敢えて言うとこれは今も続いている「口は災いの元」と言う事であるように思います。では御機嫌様次回まで。(写真のツルコザクラですがこれでまだ7~8分咲きです。下段は昨年12月に掲載したものです。)2024年3月1日 

 

ツルコザクラ   2024/2/29 撮影

2023/12/1掲載



 

大谷翔平結婚を電撃発表、SNSで報告

大谷翔平が結婚を発表しました

本人が自らSNSでの発表です。

番記者は、特定の取材対象者に密着して取材を行う記者のことを言いますがさぞかし地団太を踏んだことでしょう

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【インスタグラム全文】
 いつも温かい応援をいただきありがとうございます。

 シーズンも近づいておりますが、本日は皆さまに結婚いたしました事をご報告させて いただきます。
 新たなチームと新たな環境でのスタートとなりますが、2人(1匹も)で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと思っております。
 まだまだ未熟な点も多々あるかと思いますが、温かく見守っていただければ幸いです。
 お相手は日本人女性です。
 明日の囲み取材で対応をさせていただきますので、今後も両親族を含め無許可での取材等は、お控えいただきますよう宜しくお願い申し上げます。

日経平均株価 バブル期につけた史上最高値を更新

例によってNHKニュースよりの転載ですがこれで潮目がかわるのか注目しましょう

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日経平均株価 バブル期につけた史上最高値を更新   2024年2月22日 15時32分 

 

22日の東京株式市場、日経平均株価は、バブル期の1989年12月29日につけた終値としての史上最高値を更新して3万9098円68銭まで上昇しました。日経平均株価がバブル絶頂期の水準を超えたことで、日本経済がバブル崩壊後、失われた30年と呼ばれた低迷期を本格的に脱することができるかが焦点となります。

“失われた30年”低迷期脱出なるか

22日の東京株式市場は日本時間のけさ、アメリカで発表された大手半導体メーカーエヌビディアの決算が市場の予想を上回る好調な内容となったことを受けて取り引き開始直後から多くの銘柄に買い注文が集まりました。
そして、午後の取り引きが始まった直後に日経平均株価の値上がりの幅は700円を超え、1989年12月29日につけた取り引き時間中の史上最高値、3万8957円44銭を上回って3万9000円台まで上昇しました。
その後も上昇幅を拡大し日経平均株価は取り引き時間中に3万9156円97銭をつけました。
終値でも1989年12月29日につけた史上最高値、3万8915円87銭を更新し、21日の終値より836円52銭、高い3万9098円68銭で取り引きを終えました。
東証株価指数、トピックスは33.41、上がって2660.71。1日の出来高は17億6948万株でした。
日経平均株価はバブルの絶頂期にピークをつけてから再びこの水準に回復するまでに34年2か月かかりましたが、日本経済がバブル崩壊後、失われた30年と呼ばれた低迷期を本格的に脱することができるかが焦点となります。

鈴木金融相「市場の魅力高める取り組み 進める」
鈴木金融担当大臣は、東京株式市場で取り引き時間中の史上最高値を更新したことについて、22日午後の衆議院予算委員会で「株価の日々の動向は経済状況や企業の活動などさまざまな要因で決まるものであり、金融担当大臣として特定の要因についてコメントするのは控えなければならない。金融庁として引き続き市場の動向を注視していきたい」と述べました。
そのうえで鈴木大臣は「株式市場の規模や流動性は30年前と比べて大きく成長していると見ることもできる。金融庁としては、引き続き上場企業の中長期的な成長力向上や株式市場の魅力を高めるための取り組みを進めていきたい」と述べました。

12:30ごろ 史上最高値更新に証券会社では大きな歓声
東京・中央区の証券会社のコールセンターでは値上がりへの期待から、午後の取り引き開始前、社員から「30秒前」とか、「3、2、1」といったカウントダウンの声が上がっていました。そして、午後の取り引きが始まってすぐ、日経平均株価がバブル期につけた取り引き時間中の史上最高値を上回ると、社員たちから大きな歓声が沸き起こりました。
そして、責任者が株価が表示されるディスプレイの前に立ち、「史上最高値、おめでとう」と述べて、午前に続いてくす玉を割ると、社員たちからふたたび拍手が沸き起こっていました。
さらに、その直後、日経平均株価が3万9000円台を付けると、社員から「9000円台をつけた」と、大きな声が上がっていました。その後も、投資家からの電話が相次ぎ、社員たちは注文の対応に追われていました。

バブル絶頂期からこれまで
《バブル絶頂期》
バブル絶頂期の1989年、1年の取り引きを締めくくる12月29日に日経平均株価は、取り引き時間中に3万8957円44銭をつけました。
この日は3万8915円87銭で取り引きを終え、これが終値としての最高値となっていました。
バブル崩壊後》
その後、バブルは崩壊。金融機関が相次いで経営破綻するなどのいわゆる金融危機も起き、株価は長い低迷の時代に入ります。
日経平均株価リーマンショック後の2008年10月には、バブル崩壊後の最安値を更新して一時、7000円を割り込みました。
アベノミクス~》
この流れが変わったのが、2012年。当時の安倍政権の経済政策、いわゆる「アベノミクス」です。
よくとし(2013年)4月には当時の日銀・黒田総裁が大規模な金融緩和を打ち出しました。海外の投資家を中心に日本株を買う動きが強まり、株高が進みました。
その後、新型コロナの感染拡大で株価が大きく値を下げる場面もありましたが、日本やアメリカなど各国が金融緩和策を強化したことなどから、2021年2月には3万円台に到達しました。
《ことし》
日経平均株価はことしになって急ピッチで上昇しています。年明けに3万3000円台の取り引きで始まりましたが、今月13日には3万8000円台をつけ、22日取り引き時間中の史上最高値、3万8957円をおよそ34年ぶりに更新しました。

株価の上昇 このあとも続くか?
市場関係者は株価を左右する要因として、当面は、アメリカの利下げや日銀のマイナス金利の解除など日米の金融政策の転換のタイミングのほか、不動産不況などを背景に減速傾向が続く中国経済の動向などをあげています。
11月に行われるアメリカの大統領選挙など、重要な政治イベントが株価に影響するという指摘もあります。
一方で、国内企業の堅調な業績が続くかや、持続的な賃上げを通じて賃金が物価上昇に追いつき、デフレから完全に脱却できるのかなど、日本経済そのものの動向も大きなカギを握っています。

株高の効果は?
株価は「景気の先行指標」とも言われます。
株価が上昇すると個人の投資家は値上がりによる利益で資産が増え、消費にお金を回すという「資産効果」が期待されます。ただ、今月(2月)、発表された去年10月から12月のGDP国内総生産の成長率は、2期連続でマイナスとなり、物価高が続く中で、個人消費はさえない状況が続いています。ことし拡充された優遇税制「NISA」によって投資のすそ野は広がりつつありますが、投資余力のない人もいて、株価上昇の実感が、より多くの人へと広がるかが焦点です。
このほか株価上昇の効果としては、公的年金の積立金を運用するGPIF=年金積立金管理運用独立行政法人企業年金の運用実績が高まることなどが見込まれます。また、企業が資金を調達しやすくなり、設備投資や人材への投資が活発化する可能性もあります。
さまざまな経路を通じて、人々の資産形成や景気への前向きな見方につながっていくかがポイントとなります。

11:30ごろ 証券会社では歓声上がる
東京 中央区にある証券会社のコールセンターでは、22日の取り引きが始まる前から投資家からの問い合わせが相次ぎ、社員たちが、発表されたばかりのアメリカの大手半導体メーカーエヌビディアの決算の内容や、半導体関連の銘柄の株価の見通しなどについて説明に追われていました。
取り引き開始後は、株価が値上がりするにつれて、社員たちからは「もう少しだ」とか「上がれ上がれ」といった威勢のいい声が上がり、午前10時すぎにバブル期につけた終値としての史上最高値を上回ると、歓声が上がりました。
そして、責任者が株価が表示されたディスプレイの前に出て「皆さん、新しい時代のスタートです。皆さんで日本経済を盛り上げていきましょう」と呼びかけたあと、脇に設置されたくす玉を割ると、社員たちから大きな拍手が沸き起こっていました。
午前の取り引き終了後、バブル期に入社したという56歳の男性社員は、「終値としての史上最高値を超えるまで長かった。私が入社した時がバブルの最後で、高値をつけたあと、転落した。感慨深いです」と話していました。
また、54歳の男性社員は「株価が上がらないのが当たり前でこんな時が来るとは思わなかった。もう少しのところで足踏みしていたので、やれやれといった感じだ」と話していました。

11:30ごろ 大和証券グループ本社社長「日本が変わった証し」
東京 千代田区にある大手証券会社のトレーディングルームでは、22日の取り引きが始まると、職員があわただしく電話で株式の売買の注文をさばいていました。
そして、午前10時すぎに日経平均株価が一時、バブル期につけた終値としての史上最高値を上回ると、職員たちからどよめきとともに歓声と拍手が巻き起こっていました。
午前の取り引きが終了したあと、大和証券グループ本社の中田誠司社長が取材に応じ、「象徴的な数字を超えたことは日本がいろいろな意味で大きく変わった証しで意義は非常に大きい。年末に向けて、好調な企業業績を維持できれば日経平均株価は4万3000円台まで上昇する余地があると思う。日本は、長らくデフレ経済で、現金で持っていれば資産価値が目減りしないため、有価証券を運用するインセンティブが働かなかったが、先月からNISAも拡充され、今後は全く違う景色が見えると期待している」と話していました。

11:00ごろ 齋藤経産相「潮目の変化」
日経平均株価が、バブル期につけた終値としての史上最高値を一時、上回ったことに関連して、齋藤経済産業大臣は、22日の閣議のあとの会見で「100兆円規模に達しつつある国内投資や、3.5%を超える賃上げの双方が、30年ぶりの高水準となっていて、現在、日本経済には、潮目の変化が見られる」と述べました。
そのうえで「こうした変化の兆しを確実なものとし、『コストカット型経済』から投資、賃金、物価も伸びる『成長型経済』に転換できるようこの機を逃すことなく積極的に取り組んでいきたい」と述べました。

10:00ごろ 新藤経済再生担当大臣「動向を注視していきたい」
日経平均株価がバブル期につけた取引時間中の史上最高値に迫る水準となっていることに関連して、新藤経済再生担当大臣は、閣議のあとの記者会見で「物価上昇を上回る賃上げを目指し、生産性の向上などの対策も強力に打っている。そのなかで企業が工夫と努力によって業績を上げていくことが、日本経済全体の力になり、それらと株価が連動することもあると思う。動向を注視していきたい」と述べました。

 

 

 

 

藤井聡太竜王、タイトル戦20連覇の新記録…王将戦で菅井竜也八段の挑戦退ける

二人の天才を追っています。もう一人は大谷翔平です。またまた快挙です。例によってNHKニュースより転載させていただきます。

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 将棋「王将戦」第4局 藤井聡太八冠 ことし最初のタイトル防衛  (2024/2/8 22時48分)

将棋の八大タイトルの1つ、「王将戦」の第4局が都内で行われ、藤井聡太八冠(21)が挑戦者の菅井竜也八段(31)に勝ち、ことし最初のタイトル防衛を果たすとともに、連続でのタイトル獲得を「20期」にのばして歴代1位になりました。
王将戦」七番勝負は、ここまで藤井八冠が3連勝し、タイトル防衛まであと1勝に迫っていました。
第4局は7日、東京 立川市で始まり、2日目の8日は後手の菅井八段が7日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」から再開しました。
対局は、「飛車」を交換したあと、互いに攻めの機会をうかがうこう着した状況が続きます。その後、藤井八冠は守りを固めながら、大駒を中心に攻め手を緩めず、形勢を有利にします。菅井八段も最後まで粘りを見せますが、午後5時52分、121手までで投了。
藤井八冠が4勝負けなしで七番勝負を制して「王将戦」3連覇を果たし、ことし行われる8つの防衛戦のうち、最初のタイトル防衛となりました。
この結果、連続でのタイトル獲得を「20期」にのばし、大山康晴 十五世名人の記録を上回って、歴代1位となりました。一方、菅井八段は初めての「王将」タイトル獲得を目指しましたが、白星をあげることはできませんでした。
  藤井八冠は現在、並行して行われている「棋王戦」五番勝負で伊藤匠 七段(21)の挑戦を受けていて、次の第2局は2月24日に金沢市で行われます。
藤井八冠「練習で『振り飛車』相手に経験積んだ」
対局後、藤井聡太八冠は会見に臨み、菅井竜也八段との「王将戦」を振り返りました。
菅井八段とのタイトル戦は去年の「叡王戦」以来で、「叡王戦では、序盤でペースを握られてしまう将棋があったり、中盤の難しい局面で急所をつかめずに時間を多く使ってしまうことがあったりしたので、練習で『振り飛車』を相手に経験を積み、序盤で深く考えて臨んだ。それが今回生きたところもあった」と語りました。
その上で、「対局が少ない状態で開幕を迎えたが、大きくコンディションを崩さずに戦っていけたのは、手応えのある結果だったと思う」と話していました。
また、連続でのタイトル獲得を「20期」にのばし、大山康晴十五世名人の記録を超えたことについて、「大山先生は伝説上のかたというイメージはあるが、奨励会時代に棋譜を並べていて当時から先進的な将棋を指されていた印象があり、勉強になった。記録は意識していなかったが、光栄なことと思う」と話していました。
菅井八段「研究不足が結果に出た」
一方、敗れた菅井竜也八段は「1日目から苦しくなる将棋が多かったので自分の研究不足が結果に出たかなと思う。簡単なミスをした将棋もあり、もう少し力をつけて、『振り飛車』を出すなら工夫するとか戦い方を変えるとか、そういう大きな変化が必要だと思う」と話していました。
日本将棋連盟 羽生会長「大棋士への道 さらに歩まれること期待」
藤井聡太八冠がタイトルの連続での獲得を歴代最多の「20期」に更新したことについて、日本将棋連盟羽生善治会長は「タイトル戦20連勝誠におめでとうございます。塗り替えるのが途方もなく難しい記録ですが、見事に達成されました。これを礎に、大棋士への道のりをさらに歩まれて行くことを期待しています」というコメントを発表しました。

2024年如月便り

皆様
 年が明けたと思ったらもう2月です。いよいよ真冬に突入ですが、『今年は 地球温暖化の影響などにより、全球で大気全体の温度が高いでしょう。偏西風の蛇行の影響などで、日本付近では冬型の気圧配置が平年より弱く、寒気の影響を受けにくいでしょう。また、東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美では、低気圧などの影響を受けやすいでしょう』とのことです。
長期予報によると『関東甲信越は平均気温は、高い確率70%で、 降水量は、平年並または多い確率ともに40%だ』そうです。
さて今月のテーマは災害です。今回の能登半島地震で分かったことは一時避難は概ねそれなりに機能しているように感じましたが、行政の課題として道府県を越えた広域地域での二次非難場所確保の仕組み並びにその構築と被災者とのマッチングシステムの運用と日常訓練(仮設住宅とは異なる言わば総称して 「緊急二次非難システムと訓練」)が行政に欠けているように見えました。今後の課題でしょうか。

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2024年如月便り。
 こんにちは。 正月早々の出来事でした。2024年1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登半島震源とするマグニチュード7.6の地震が発生しました。気象庁は「令和6年能登半島地震」と命名しました。ちょうど1か月が経過しましたが、未だ全貌が把握できていません。生々しく記憶がよみがえるのが29年前の1995年1月に起きた阪神淡路大震災です。会社の友人が亡くなり、西宮に所有し、賃貸していた7階建てのマンションが市の査定では半壊、修理に1戸当たり200万円持っていかれました。東日本大震災は、2011年3月11日に発生。三陸沖の宮城県牡鹿半島の東南東130km付近で、深さ約24kmを震源とする地震でした。マグニチュードは9.0。これは、日本国内観測史上最大規模、さらに最近では2016年4月14日熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、県内益城町震度7の揺れを記録しました。その後も余震が続く中、4月16日には最初の地震よりも大きいマグニチュード7.3の地震が発生、益城町西原村震度7を記録したほか、熊本市を含む広い範囲が強い揺れに見舞われました。気象庁はこの一連の地震を「平成28年(2016年)熊本地震」と命名しています。さて生後80有余年を超え今年で親父が亡くなった歳と同じになりますがこの間被害が大きい地震が4つも起きました。親が経験した地震は何といっても100年前の関東大震災1923(大正12)年9月1日 死者105,385 人マグニチュード7.9で母親から繰り返し聞かされましたがその時はまるで他人事だったものでした。もう一つ考えておかなければと思っているのが富士山の噴火です。逗子市は富士山から直線距離で約80㎞弱です。避難の対象となる地域に住む人は静岡・山梨・神奈川の3県27市町村のおよそ80万人です。ただしどこでどのような形態の噴火をするのか予測は難しいとは言え混乱は必須だろうと思っています。寺田虎彦は物理学者として数々の業績をあげていますが、防災学者でもある寺田の言葉で一番知られているのが「天災は忘れた頃にやってくる」という警句です。起きてしまった災害を忘れることなく日々の備えをしようという意味ですが、これは書かれたものではなく、講演の中での発言とされています。これだけ災害が頻発すると忘れようにも忘れられないぐらいの多さです。近年の地球規模の災害は地球温暖化によるものといわれていますが地震や噴火とは異なり一種の人災です。更に人災の最たる戦争が加わり全く住みにくいことこの上ない世の中となってしまいました。過去の災害を並べ立てても、もう一つこれはという対応案は出てきません。1981年6月1日から施行された耐震基準は「新耐震基準」と呼ばれ、震度6強~7程度の揺れでも家屋が倒壊・崩壊しないことを基準としており、これまでよりも耐震性に関する規定が厳格化されています。さらに2000年には木造住宅の耐震性に関わる建築基準法の改正が行われました。この新耐震基準は1995年の阪神淡路大震災により木造住宅の多くが倒壊したことを受け、より耐震基準を厳しくしたもので事実上は木造住宅の地盤調査が義務化されました。我が家は1999年12月竣工なのでこの基準に該当していませんが地盤調査はされておりぎりぎりセーフではないかと希望的観測をしています。地震や噴火はまず予測不可能ですが、いずれにしてもこれから長く生きても10年かそこらなのでその間に天災が起きないよう願うばかりですが、先ずは首都直下地震の対応です。首都で生活をする各人の取組として(1)地震による揺れから身を守る。耐震化、家具固定、「最低3日間、推奨1週間」の水・食料等の備蓄等(2)遅れて発生する市街地火災からの適切な避難。火災を認知してから避難行動を開始するのではなく「火を見ず早めの避難」を心がける。(3)地震発生後の自動車利用の自粛への理解と協力。深刻な交通マヒに対する自動車利用の自粛の啓発。(4)『通勤困難』を想定した企業活動等の回復・維持。交通インフラの損傷による「通勤困難」が一定期間発生するおそれのあることを想定する。【まず隗より始めよ】と言う事ですが我が家での水の確保は井戸水の利用が可能です。飲み水は検査結果から不適となっていますが生活用水としては充分利用出来ます。現在でも庭の散水にはほぼ毎日利用しています。燃料は木炭が使えます。1週間程度なら食事の支度程度なら問題ありません。炭の火の起こし方などお任せください。問題は電気に依存しすぎで風呂、トイレ、洗濯、冷蔵庫です。いずれにしても加齢が重くのしかかってくるでしょう。こうやって災害大国日本を考えてきましたが残念ながら決定的な対応策は浮かび上がってきません。今後も繰り返す災害への対応に心せねばなりませんと言う事かと思っています。 2024年2月1日