2007長月便り

残暑お見舞い申し上げます。
 
という書き出しを考えていましたがここ関東南部では一挙に秋風が来たようであの暑さが嘘のように涼しくなりました。関西方面はまだまだ真夏日が続いていることでしょうが今年の夏は記録ずくめの暑さでした。気温の日本最高記録を74年ぶりに更新とのこと。何と40.9度Cといえばお風呂の適温ぐらいですね。ぬる目が39度、熱目が42度ぐらいでしょうか。適温とはいえいくらなんでも朝から風呂に浸かりっぱなし状態ではたまったもんではありません。35度以上の猛暑日という日も連続して出現というのも記録でした。我が家には息子の部屋の1台しかクーラーがありませんがさすが今年ばかりは必要かなという思いになりました。じっとしていると汗が噴き出してくるのには閉口しますし水分補給をしないと熱中症で死ぬかもしれないとはなんとも困ったものです。

 今年も白馬で行われた学生のアーチェリー部夏合宿に参加出来ました。OBの参加者は何時ものメンバーですが今年は監督が急な仕事が入ったとかで不参加。射場は今までの射場に比べて多分一番良かったのではと思われます。両側を高い樹で囲まれ午前中は左半分が木陰になり午後は右半分が木陰になる。炎天下での練習を覚悟していたが、当たりは別にして結構快適に練習出来ました。近くには温泉場もあり車さえあれば色々な温泉を楽しめます。学生の練習にはさすがついていけませんでした。4分間6射射ちで休み無し連続12回、矢取りが往きはランニング、帰りは歩きで矢数は普段の練習量からすれば何の苦痛はありませんが、矢取りのランニングにはすぐ息が上がりギブアップとくに90・70Mの長距離は最悪です。後ろからのこのこついて行くのが精一杯という有様でした。射形に付いては後輩から色々アドバイスがありましたが今回はグリップだけ直そうかという気になり、従来のベタ押しから基本にもどそうと即ちグリップの一番深いところ(ピボット)を押し、他は添える感じで固く握らず、軽く包み込むように、また手の甲が上を向くように、親指は的方向に伸ばすといったような感じで現在手直し中。学生達の印象としては一言で言えば仲良しクラブで厳しさが足りないと言っておきましょう。何時のころからかクラブの性格がどんどん変わっていっています。メリハリをつけて目標に邁進して欲しい。一部陥落から1年で這い上がれるかどうかこれからは個人戦のシーズンであるが、どんどん他流試合をし、自信をつけていって欲しいものです。基本は個々人の力量であるのでこのシーズンに思いっきり個人の腕を上げて欲しい。数多くの試合に出、練習は地道に計画的に粘り強くといったようなことではなかろうか。

 何年ぶりかの都市対抗野球の応援に、飲食チケット付きにつられたわけではありませんが、これは初めてですがかみさんと後楽園ドームに出かけました。昔の印象から30分前に行けば充分と思いきや、なんと内野席には入れず外野に回され、結果はバックスクリーンを境いに右半分超満員という大盛況で、かつてこんなことがあっただろうかという椿事に遭遇しました。対戦相手の春日井市側は内野席も空席が残っていたのにです。試合結果は最悪の逆転さよなら負けと、なんとも言いようもない結果で鉄(住金鹿島)が紙(王子製紙)に負けてしまい、敗軍の将、兵を語らずという気持ちが素直に理解できる気分でありました。高校野球は公立高校の佐賀北が優勝これまた史上に残る快挙で高校野球はこうでなければという思いになりましたが。

 菜園はカラスに襲われなかったカボチャとトウモロコシの出来が良かったとだけ書いておきましょう。今年も七輪で焼きトウモロコシを作りました。採り立てのトウモロコシを生から炭で焼き最後に醤油で味をつける、醤油の焦げた匂いがなんとも食欲をそそるという夏の風物詩を今年も実行できました。そうそう家の庭に植えたデラウエアというブドウも豊作で量もさることながら糖度が強く種無しの処理はしていないものの充分商品価値ありと自画自賛です。ついでに成長ホルモンを使う種無し処理を調べたので、あまり興味は無いと思いますが、物知り用の「種」として甚だお節介ですが転記しておきます。 

【種をなくす方法(ジベレリンの使用法)】
デラウェアジベレリン処理は2回行います。これは、2つの目的があります。1回目は種なしにするためで、2回目は果実を大きくするためです。1回目(前期処理)の処理は、開花14~10日前に100ppm(ppmは1,000,000分の1:1リットルの水に1mgを溶かした状態)の溶液を花穂に浸漬処理します。2回目(後期処理)の処理は、開花10日後に100ppmで浸漬又は噴霧処理します。


         2007年9月1日