2019年長月便り

f:id:kikuchikrh:20190901105403j:plain


皆様

残暑お見舞い申し上げます。秋の気配が感じられるかなと思ったのもつかの間又暑さがぶり返しています。線状降水帯の通り道の九州北部~山陰地方では豪雨に見合われ水害の被害は目を覆うばかりでした。
長月便りお送りします。まだメールシステム不調につき一部の方のみの配信です。
尚バックアップ用のブログですが以下の通りです。
Yahooブログが閉鎖されると言う事で「はてなブログ」に移転することにしました。
https://kikuchikrh.hatenablog.com/
毎月のお便りを2007年から外部記憶媒体として「季節の便り」としてコピー保存してきましたが今後は上記URL の「はてなブログ」に移行させていただきました。過去データーはもれなく移行できましたので今後はこのブログをご笑読いただきますようお願いいたします。
尚、yahooブログは既に更新できなくなっており、本年12月には消滅いたします。

 

------------------------------------------

2019年長月便り
 こんにちは。政治・経済・宗教・哲学・芸術・教育・スポーツといったカテゴリー別に時々の思いを綴ったシリーズが先月で一応完結しました。今月は特にこれといった話題を思いつきませんが身近に迫った問題としては消費税率のアップでしょうか。北欧型の福祉国家ならいざ知らず現状程度の社会制度での10%という税率は決して低いものではありません。物を買うとき1割も税金かと思うと一瞬躊躇してしまうだろうという気がします。それでなくとも貯蓄性向の高い国民性を消費に向かわせるのには消費税は一種の枷でしかありません。一方不満たらたらの現在の年金制度を何とか維持することも必要で財源確保の大義名分もそれなりに理解できます。1割という数字の重税感とのバランスに見合った主張かやや疑問に思えてきました。「年金受給だけでは生活費が足りない」という警鐘は、 別に驚くようなものではないと60歳定年で完全リタイアーして一切定職を持たないで17年間やってきましたが全く実感としてそう思います。何故やっていられるかは個々に物語があり、平均値でモノ言うには荒っぽすぎます。消費税問題に戻りますが、今回の税率アップは駆け込み購買とその後の反動による消費の落ち込みが従来とは比較にならぬほど大きくなるような気がしています。高々2%の違いですが印象としてはとても大きいのです。税率が変わる前に少し大物の買い物でもしておかねばと駆け込み購入を考えたのですが、この歳になるとあまり欲しいものなど思いつきません。アーチェリーでもやっておれば弓具一新も考えたのですがそういった趣味も出来なくなった今となっては欲しいものなど簡単に見つかりません。姑息の何物でもありませんがこの際6月に食べ損ねたウナギでも8%のうち食べに行こうかとか、香典返しにもらったデパートの商品券やら、株主優待のギフトカードなど早く処分せねばとそんなことが頭に浮かぶのがせいぜいです。更に厄介で不評なのが軽減税率の導入です。8か10かの線引きで馬鹿げたことが現実に起こってきます。笛に転用できる容器に入っている駄菓子が容器の違いだけで10%になったり8%だったり全くお笑いですが渦中にある当事者の事業者はお笑いではすみません。いずれ10%に統一されるのでしょうが少しましなことをと思うことしきりです。高齢化が着々と進む中、小金をため込んでいると思われている高齢者に消費を促す政策などそう簡単ではありません。収入を何とかと考えるのが普通ですが、ため込む国民性を変えねばなりません。国民性を変えるなど難しいとお思いでしょうがあるのです。小学校教育の中にため込むだけでない「投資教育」を織り込めば実現可能でしょう。先に三つ子の魂百までについて書き幼児教育の重要性を述べましたが発想は同じです。
2019年9月1日