皆様
残暑お見舞い申し上げます。
猛烈な台風21号が接近中です。
今月は台風についてのお便りです。
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2018年長月便りこんにちは。暑かった夏も暦上は終わりですが、しばらくは残暑が続きそうです。ワンパターンではありますが、やはり出だしは時候のことがよろしいようです。豪雨、猛暑とくれば次は台風です。一度くらいまじめに読んでおく方が蘊蓄としてもいいかなということで一部転載しておきます。『台風とは熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。台風は上空の風に流されて動き、また地球の自転の影響で北へ向かう性質を持っています。そのため、通常東風が吹いている低緯度では台風は西へ流されながら次第に北上し、上空で強い西風(偏西風)が吹いている中・高緯度に来ると台風は速い速度で北東へ進みます。台風は暖かい海面から供給された水蒸気が凝結して雲粒になるときに放出される熱をエネルギーとして発達します。しかし、移動する際に海面や地上との摩擦により絶えずエネルギーを失っており、仮にエネルギーの供給がなくなれば2~3日で消滅してしまいます。また、日本付近に接近すると上空に寒気が流れ込むようになり、次第に台風本来の性質を失って「温帯低気圧」に変わります。あるいは、熱エネルギーの供給が少なくなり衰えて「熱帯低気圧」に変わることもあります。上陸した台風が急速に衰えるのは水蒸気の供給が絶たれ、さらに陸地の摩擦によりエネルギーが失われるからです。』30年間(1981~2010年)の平均では、年間で約26個の台風が発生し、約11個の台風が日本から300km以内に接近し、約3個が日本に上陸しています。発生・接近・上陸ともに、7月から10月にかけて最も多くなります。それがなんと今年はもう21個も発生して9個が接近しており、特に8月半ばの5日間連続発生というのは珍記録です。キーワードは初めてお目にかかる単語ですが、インド洋のダイポールモード現象だそうですが、本格的な台風シーズンはこれからです。
人間界の台風の目はトランプですが極めて厄介な存在です。厄介な人物が強大な権力を持つとこうなるという世界に生きているわけですがただ通り過ぎるのを待つしかないというのも癪な話です。今の科学では自然はコントロールできないので台風は通り過ぎるのを待つことにしますが、トランプについてはもうそろそろどうにかしなければという感じです。世界を見回してもトランプをたしなめることができるような政治家が見当たらない現在、どうにかできるかどうかはアメリカ国民の良識にかかっています。メデイアも一斉に立ち上がったようですが、トランプ大統領の弾劾を求める声も一部であがっているようですが、更にロシア疑惑も解明が進んでいるようですが、中間選挙の行方が気になる時期にいよいよ突入です。アメリカの景気経済は絶好調、トランプに対する支持は意外にも根強く高い支持率、トランプ政権の信任を問うアメリカ議会の中間選挙は11月6日に行われますが、あと2か月に迫っています。アメリカの場合、上院は共和党が優勢ですが、下院については、民主党が強く優勢と言われています。その意味では、下院選挙が1つの焦点になってくると思いますが、矢張り注目されているのが実質2議席差の上院選です。さてどういうことになるのでしょうか。
2018年9月1日