2021年文月便り

皆様
 暑中お見舞い申し上げます。ここ関東地方は梅雨入りが1週間遅れ程度でしたが、いよいよ熱中症が気になる本格的な夏到来という季節になりました。
大谷翔平が絶好調です。パンデミックの中の良いニュースなので一際目立ちます。今月はボヤキ便りになりました。

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2021年文月便り。
こんにちは。2021年もなんだかんだと言いながら半年過ぎました。お陰様で2回のワクチン接種も無事終わり接種後2週間以上になるので、新型コロナウイルスには免疫が出来た身体になったと思っています。今月は大台の歳に乗る1年前という月ですが、いよいよ介護と言う言葉が身近に迫ってきました。逗子市では地域包括支援センター職員による健康や生活の訪問相談という制度があり、専門職員の訪問を受けました。介護予防の啓発と言う事でチェックリストの項目は、活動、運動、口腔、栄養、物忘れ、社会参加、精神面の不調チェックなどで、全体のバランスをみることだそうです。運動だけして筋力をつけようとしても、口腔や栄養が低下していると効率的に筋力はつかず、活動性をあげる事や外出に繋がりません。25の質問に即答して行くのですが5分類の質問で「いいえ」と答えた問いが多かったのが歩行に関するものでした。たとえば「階段を手すりや壁を伝わらずに昇っていますか」と言うようなことです。9年前に脊柱管狭窄症を患って以来下半身よれよれ状態で歩くことに難ありという現実を生々しく質問されました。アーチェリーの練習中それまで真ん中に集中していた矢が突如バラバラになったのです。下半身踏ん張りがきかずこれはヤバイと即練習は中止しました。整骨院坐骨神経痛と言われ暫く通っていたら痺れも傷みも和らいだのでまた練習復活と言ったようなことを半年間程繰り返していました。東洋医学で何とかならないかと医者に行ったら、整形外科に行って病名を聞いて来いと言われ、レントゲンを撮り初めて脊柱管狭窄症と診断、暫く漢方薬を処方して様子を見ましょうと言う事で、1ヶ月ほど通いました。結果、漢方薬では治りませんとはっきり言われそこで漢方治療は止めました。その後いい整骨院があると紹介され、そこに3回/週、約3年間通いました。電気療法・牽引・マッサージ等数種の療法を織り交ぜたコースを作ってくれ根気よく通いました。所詮完治は無理と思っていましたが悪化は防げると考えていました。コロナ禍で緊急事態宣言発出を機に整骨院通いを中断し現在に至るというような感じです。同時期同様に脊柱管狭窄症を発症し、医者の勧めで手術を選んだ中学の同級生がおりますが、まさにここが高齢人生の分岐点があったような気がします。その友人は毎日夫婦で散歩し足腰を鍛えており、時々家の前を通った時など百歳まで頑張ろうなどと立ち話をしています。手術を考えなかったわけではありませんがこの程度なら何とか共存できると考えたのが手術を選ばなかった大きな理由でした。79年間医者にはそれなりにお世話になっていますが、幸運なことに一度も入院などしないで済ませてきた人生です。手術が怖かったと言うのが本音かもわかりません。そんなこんなで今往生しているわけで、下半身よれよれですが上半身はまだまだ何とかなっています。特に口先はそう簡単には負けません。来訪の主目的は当方にとってはどうも認知症の発見又は予防ではなかったかと勝手に思っていますがまだ大丈夫のようだと自己診断しました。
 

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写真のコエビソウは常緑の低木状になる多年草で、朱色の苞が重なったユニークな形がエビのように見えて美しいですが、その間から出る白い花はあまり目立ちません。丈夫で育てやすく、メキシコ原産の熱帯植物ですが寒さにも比較的強いので、関東地方南部では戸外でもよく冬越しします。生育場所によって株姿が変わり、我が家では長い間薄暗い場所に置いてあったのですが今年は土を変え少し格上げさせました。向暑の折、次回まで御機嫌様さようなら。                            2021年7月1日