2017年初春便り
新年おめでとうございます
今年はいよいよ後期高齢者軍団に仲間入りですが、喜ぶべきか、悲しむべきかなんとも複雑です。生存証明書と位置付けた木版による年賀状は高校時代のレガシーです。毎年デザインが頭痛の種で今年は以下の図になりましたが、これにお定まりの文言を入れます。
このデザインは知る人ぞ知る重文大大判丹絵 鳥居清倍筆「市川団十郎の竹抜き五郎」からいただきました。木版に水彩で色付けしたものですが、色付け前はこんな感じです。
木版にこだわっていますが肉筆との違いは彫の鋭角の線が絵に勢いをつけるという点です。将棋の駒作りの名人が小刀一つで下書き無しの木片に字を刻み、漆を盛り上げすべて手作業で作りますが、字の勢いを出すためには手彫りでないとダメという説明に目から鱗といった感じです。原画は以下の通りです。
2017年1月1日
追伸
因みに完成版はこれです
追伸
因みに完成版はこれです