2017年初春便り

2017年初春便り
新年おめでとうございます
 今年はいよいよ後期高齢者軍団に仲間入りですが、喜ぶべきか、悲しむべきかなんとも複雑です。生存証明書と位置付けた木版による年賀状は高校時代のレガシーです。毎年デザインが頭痛の種で今年は以下の図になりましたが、これにお定まりの文言を入れます。

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このデザインは知る人ぞ知る重文大大判丹絵 鳥居清倍筆「市川団十郎の竹抜き五郎」からいただきました。木版に水彩で色付けしたものですが、色付け前はこんな感じです。


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木版にこだわっていますが肉筆との違いは彫の鋭角の線が絵に勢いをつけるという点です。将棋の駒作りの名人が小刀一つで下書き無しの木片に字を刻み、漆を盛り上げすべて手作業で作りますが、字の勢いを出すためには手彫りでないとダメという説明に目から鱗といった感じです。原画は以下の通りです。



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 年の初めの便りは目標とか抱負のようなものを書いてきましたが、今年はさすが気恥ずかしいので止めます。当時標準の60歳で二度目のお勤め無しで完全リタイアー、「半農半弓」生活を標榜し10年、脊柱管狭窄症で弓の中断、その後畑の返却で農も中断何やかや早や15年が経過してしまいました。体調はピンヨレ状態、すなわち上半身ピンピン、下半身ヨレヨレで気力体力充分とは程遠い状態です。アウトドアー派を自認していましたが、こうなるとボケ防止の金儲けにでも専念しようかと。となればトランプのツイッター発「劇場型」政治に翻弄されない気の引き締めも必要ですが、さてどうなりますか。皆様のご多幸を祈念し、昨年同様宜しくお願い致します。
                                      2017年1月1日
追伸
因みに完成版はこれです


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