2022年文月便り

皆様
お暑ございます。連日の猛暑にいささかうんざりですがお元気にお過ごしと思います。コロナ、戦争、猛暑と碌なことはありませんが、何とかぶつぶつ言いながらやり過ごすしかなさそうです。
本日夕方4回目のワクチン接種に行く予定です。まだ収束するのかここにきて分からなくなったのでいいタイミングのようです。
今月は区切りの歳となり、いよいよ長年お付き合いいただいたこの便りですが、各戸配信を今回で終わりにしたいと思っています。
長年下手な長文にお付き合いいただき改めて御礼申し上げます。

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2022年文月便り。
 こんにちは。先月27日気象庁は、九州南部、東海、関東甲信で梅雨明けしたとみられると発表しました。九州南部は平年より18日、東海と関東甲信は平年より22日早く、関東甲信では観測史上最も早い梅雨明けとなりました。また28日には九州北部と四国、中国地方、近畿、それに北陸で梅雨明けが発表されました。29日は東北南部も梅雨明けです。各地で異例の早さの梅雨明けです。最高気温は30℃以上の真夏日や35℃以上の猛暑日の所もあり、猛烈な暑さが続いています。暑熱順化が出来ていないので強い日差しと暑さで、熱中症の危険も高くなります。こまめな水分補給だけでなく、適度な塩分補給、適度にエアコンを使用するなど、引き続き熱中症対策を万全にしてお過ごしください。さて今月は当方の誕生月ですがなんと80歳になります。傘寿(さんじゅ)八十寿(やそじゅ)とも言います。傘の字の略字「仐」を分解すると八十となることの由来だそうですが何となくおめでたい年齢と思っていましたがいざその歳になってしまうと本人だけがそう思っているだけのようであります。大家族制で一家の長老がでんと座っているような家庭ならごく当然のようにそういった雰囲気も出てくるのでしょうが、核家族化してテレビドラマですら見なくなった風景はこれがまさに時代というのでしょう。かつて、「老人は敬うもの」という価値観が日本にはあった、いや、そういった価値観が残っている地域も残ってはいるけれども、老人への尊敬全般は目減りしているように思えます。【要因1】平均寿命が延びまくった【要因2】老人固有の知識が役立たずになってしまっている【要因3】知識や学習の普及【要因4】時代の流れが早くなりすぎている。こういった分析をネットで見つけましたが要するに老人のバリュー低下が原因というわけです。人間にバリューという言葉をあてがう事にはいささか抵抗感がありますが、かつて老人が尊敬されていた時代においては、老人は無条件に敬われる存在というより、共同体・家族などに大きな貢献をする存在とみなされていましたが現代社会においてはそういったバリューや希少性は無くなってしまいました。若い人々にとってもこれは他人事ではありません。こうした情勢のなかで膨大な数の老人を抱えていかなければならないのです。といった自分の位置づけをしましたがこういった考えでは寂しさを禁じえませんのでもう少し明るい考え方は無いものだろうかと探ってみると明るいではありませんがこだわらないという国がありました。イギリスには「敬老の日」にあたる日がありません。家族で祖父母を敬うような特別なイベントもあまり見られないようです。イギリスは「個」の意識がとても強い国なので、たとえ親子であっても必要以上に干渉しないという文化が根付いているからなのでしょう。年長者を敬う気持ちがないわけではないと思いますが、日本から見るとすこしドライな印象があるかもしれません。ただし、申請をしておけば、100歳、105歳、それ以降の誕生日なると、女王陛下から祝電のカードが届くことになっているそうです。さて、区切りの歳月なので毎月お届けしているこの便りですが今回で一区切りをつけようかと考えています。最近ではボケ防止の意味あいが多くなっており何としてでも記述しておかねばという思いが薄らいでいるのも事実です。現在のような個別配信スタイルは今回で終わらせますがブログは続けます。思いついた時に最低でも月1更新は続けようかと考えていますので思い出したら開けてみてください。定年退職と同時に始めたので概ね20年間になりますが下手な作文にお付き合いいただきありがとうございました。またお会いすることもあろうかと思いますので今後ともよろしくお願い申し上げます。ご機嫌様さようなら。
2022年7月1日