2008年弥生便り

こんにちは
 
 春とはいえまだまだ寒い日が続いていますが如何お過ごしでしょうか。2月は平年並みの気温なのでしょうが、昨年が暖冬だったせいか今年はやけに寒かったような気がします。しかし穏やかな冬の日を浴びてのアーチェリーの練習は暑い夏よりもよほどすっきりしていてむしろ心地よさすら感じました。

 とは言うものの23、24日は偉い目に会いました。学生の春合宿に参加したのはいいのですが両日は真冬の嵐とも言う強風が吹き荒れ練習どころではありませんでした。23日午後に夢の島の射場に入って練習を始めたとたん風が強くなり屋外での練習は中止、屋内でアーチェリーの公開講座に飛び入り参加初心者に混ざって少しだけ弓を射たせてもらいました。学生は夜間から本格練習ですがさすがこの天候ではと自由練習に切り替えたようでした。それでもこの寒さではとても付き合う気になれず部屋でOB懇親会に名を借りた酒盛りになりました。翌日も強風が吹き荒れて夢の島での練習は諦め、参加OB3人で平和島の射場に切り替え寒い寒いと言いながらも2時間ほど練習して、昼食は熱いラーメンで体を温め散会としましたがとんだ春合宿になってしまいました。

 27日から何時もの安宿温泉シリーズで日頃の過剰練習の身体のケアーとカミサンのガス抜きを目的に飯坂温泉で温泉三昧をしてきました。某交通社の二泊三日のフリープランと称する低価格団体ツアーを利用してこれまで草津温泉、山形の赤倉温泉と2度ほど利用しましたが安かろう悪かろうということもなくそこそこだったので今回も利用することにしました。どういう仕組みで低価格が成り立つのか色々分析すると、三方一両損の公式が浮かび上がりました。即ち、「総費用―交通費X0.7=二泊分のホテル代」 これには旅行社の利益とか経費が入っていませんので何処から捻出するのか結構大変だなと思います。交通費を3割引きした意味はたとえばJRの「大人の休日倶楽部」のような個人での割引の最大値を意味しています。ホテル代は通常料金をホテルのサイトで調べるとこの公式はきちんと成立しています。ホテル側は超閑散期には通常料金の半額-アルファーでも客を取った方がメリットがあると言うことなのでしょう。従って旅行社の利益並びに経費は上記算式の交通費から幾許か、またホテル代からも幾許かを捻出しているのでしょう。三方一両損というのは交通機関とホテルと旅行社が超閑散期対策として生み出したもので損ではなく儲けが薄いと言う訳でいうなれば「三方薄利で我慢」と言い換えた方が良いかもしれません。新幹線交通費込み二泊三日「みちのく三大なべづくし」20800円也の福島の飯坂温泉の満足度はこれまでと遜色なく、そんなことから3月は盛岡の鶯宿温泉に29800円也で二泊三日の温泉旅行を予定しています。満足度の結果はまた別途御報告と言うことにしておきますが因みに同社内のランキングではSクラスのホテルだそうです。

  これ以上はA4で2枚目になってしまいますが百姓仕事に触れておかねばならぬことに気がつきました。冬場の仕事は草取りと天地返しぐらいですが我が家の冬場の大事な仕事は柑橘類の収穫とその加工品造りです。我が家にはおやじ様が植えた柑橘類の木が毎年実を生らせます。12月は柚子(ユズ)で冬至の柚子湯に使ったり、刻んで薬味にしたり、マーマレードにします。その後は橙(ダイダイ)でこれもマーマレードかポン酢にしますが現在は三宝柑(サンポウカン)が収穫時期です。今年の三宝柑は生り年で実は小さいのですが数は半端ではなく2~3月の我が家のビタミンC補給源として立派に働いてくれてます。若干すっぱいですが生食で口が曲がる夏みかんとは大違いでコクがあるグレープフルーツと思えばむしろ三宝柑の方が上かもしれません。金柑(キンカン)も重要な特産品で今年は3回に分けて蜜煮を作りました。風邪を引いたときなどに食べるとのどがスッキリして、咳が和らいだりするといいますが、家にある特大鍋3回分なので結構な量です。朝食の添え物として5粒/人で20粒/日を消費しますが1月から3月ぐらいまで食べ続けています。
         2008年3月1日