2013年弥生便り
こんにちは。
3月の声を聞き、一挙に春が来たような感じになってきましたが、
実は25日から昨日まで九州大分の宝泉寺温泉郷に行っていました。年金生活者向け
安宿温泉シリーズとして某旅行会社の「フリープラン」という旅行形態を使っての数年前から原則月一回2泊以上という温泉旅行です。往復の交通費と宿泊費込みでなんぼ
というツアーで、催行が2人以上という条件なので比較的簡単に計画が立てられます。
わずらわしい電話のやり取りもせず、パソコンで予約、費用の振込みも自宅で可能と
便利になったものです。観光目的ではないので平日・超閑散期狙いですが、費用的には
交通費込みで1泊1万円というのが相場です。今回は羽田から熊本空港へ飛び、無料
送迎バスでホテルまで往き、中2日は何の計画も無くご自由にどうぞというのがフリー
プランです。当然ですが添 乗員・ツアーガイドは付きません。帰りは無料送迎バスで空港まで往き、航空券をもらい指定された飛行機に乗るというもので、三泊四日締めて3万円でした。昼食代・酒代がかかりますが酒も最近はビール一杯程度なのでそれもしれています。この旅行で新幹線を使うルートだと福島以南・長野方面などは概ね通常個人旅行にかかる一泊費用で二泊可能というような感じです。レンタカーをうまく使えばかなり行動半径が広がりますが、当方はペーパードライバーに徹しているのでもっぱら上げ膳・据え膳の食っちゃ寝、食っ ちゃ寝の旅行です。合間に温泉に浸かり、ボケ防止のトランプというある意味理想的グータラ旅行ですが、一泊では物足りず、さりとて2~3泊が限度で当方にはぴったり です。ところで肝心の温泉ですが宝泉寺温泉郷とは宝泉寺温泉・川底温泉・壁湯温泉の三つの温泉があり、総じて宝泉寺温泉郷といい、70を超す泉源は毎分4800リットル以上の豊富な湧出量を誇り、加温や加水などをしないなどの一定条件を満たし、「協会」が認めた「源泉かけ流し」が宣言されていま す。「天慶元年(九三八年)空也上人が、諸国巡錫中、一猟師に会い、奇跡を予言して持っていた杖を大地につきさして去った。やがてその杖が大杉とな り、天禄三年(九七二年)、大地震が起こり大杉の根元より突然温泉が湧出し始めた。驚いた村の人たちは、湧き出る温泉のほとりに、寺院を建立し上 人が泉の宝を下さった。というところから、その寺を『平原山宝泉寺』と定め、本尊に空也上人と大日如来を安置した」と伝えられており、その寺宝の石稗櫃は今なお残されて いるそうです。温泉街入り口に架かる 『太鼓橋』を渡ったところに湧く共同露天風呂『石櫃の湯』は日本最大の石櫃風呂で、宝泉寺温泉のシンボルでもあります。泉質は単純泉・ナトリウム塩化物泉で無色透明の入りやすい湯温の温泉です。効能は慢性皮膚病・婦人病・神経痛・筋肉痛・リウマチ・胃腸病等に効果 があります。とまあ観光ガイド風に書けばこんな感じですが、行って見ての感想は情緒ある鄙びた温泉、別な言い方をすれば寂れて活気の無いど田舎の 温泉です。コストパフォーマンスとしては「竹」、温泉大好き人間には自信を持ってお勧めです。 話変わりますが、本来この時期は学生のアーチェリー部春合宿に付き合っているのが恒例の行動パターンでしたが、残念ながら足の状態が悪く、今年 は心ならずも不参加とせざるを得ません。温泉に浸かりながら今年こそは一部昇格の目標を達成してくれるだろうと密かに念じていた次第です。足の状態はといえば色々やってみた結果、現在はロードバイクでのリハビリ中です。結局、老化現象による脊柱間狭窄症は自らの自然治癒力に賭けるしかないとの結論に至り、自転車の前屈、前傾姿勢が良いとのことから、ドロップハンドルで14段ギアーのロードバイクとヘルメットを購入、毎日の日課としてせっせと自転車を走らせています。まだ2週間程度なので効果は何ともわかりません。半年~1年程度は覚悟し、それでもダメなら諦めもつくのではという心境ですが、実は当初3ヶ月と 思っていたものを段々延ばしやっと半年~1年に落ち着いたところです。以下は仲間内に出した初乗り体験記です。『本日(2013.2.12 9:00~)ネットで購入のロードバイクを初乗りしました。恐々乗り始めましたが2~30mも走るとそれなりに心配心が薄れてまあこんなもんかという感じになりました。毎日乗っているママチャリとの大きな違いはハンドルが極端に低いため前につんのめる感じになります。正にこの姿勢が脊柱管狭窄症治療に効くようです。たまたまNHKの「ためしてガッテン」という番組で自転車が良いということを見て我が意を得たりと飛びつきました。リハビリ体操で色々な姿勢を紹介していますがこの手の類は長続きさせるのが難しく自分には出来そうもないと思っていたので自転車と聞きこれなら足腰の運動にもなり一石二鳥と考えたのでした。今日は初乗りなので良くわかっている道路ということで、運動公園に行く道を少し変更し、いつもは水道道の途中から横道に入りゴチャゴチャした住宅 街を抜けてゆくのですが、今日は真直ぐ警察署の方に向かい終点で左折、運動公園の広場を一周、もと来た道を戻り帰宅するというルートでした。20~25分でしたが足の痺れを治したいとの一心ですので安全第一で何時まで続くかあまり自信はありませんが、気心の知れた弓仲間にこうやって宣言することで自らを叱咤激励しているつもりです。ブレーキやギアーの調整等良くわかりませんが、息子がある程度乗ってみて、文句たらたらでしたが大丈夫そうなのでこれならということでの初乗りで した。』
さて、そろそろ春の農作業に取り掛からねばならないタイミングですが、無理が出来ない身体なので今までのように一夜漬けというようなやり方が出来 ません。一区画(6坪程度)を耕すのに2~3日かけるようにすれば何とか百姓もこなせるのではという感じです。先ずはジャガイモの植え付けですが10日ごろまでにボチボチやるしかありません。3月初旬は秋・冬野菜の残骸整理や春・夏野菜であるトマト等の種蒔など、やらねばならぬことは結構多いのですが、なんとなくまだ気が乗りません。「半農半弓」から「半農半休」と弓抜き生活パターンに変わり、やや暇をもてあまし気味な今日この頃ではあります。
2013年3月1日