ホビー農業・一代限り

ご両名のご意見ををあくまで匿名で(名を伏せ)東京のやはりホビー農業・一代限り
が気に入ったという友人に転送したところ下記返事fが帰ってきました。
 これも見識かなと思い紹介します。

 -----------------------記 ----------------------------------------------

 残念ですが、小生には、農政に影響力のある友人は、おりません。しかし、小生も、
日本の農業には、強い関心を持っておりますので、御友人からのmessage
をも、楽しく拝読いたしました。
では、何故に 小生が、農業に関心を持ったのか、その背景を申し上げますと、それ
 は、小生は、仕事(住友金属の鉄鋼の輸出業務と米国半導体会社での勤務経験)の関
係で、米国50州の内、ノースダゴタ、サウスダゴタ、モンタナ、ワイオミングを除
き、46州を訪問した経験からです。訪問した46の州の内<除く、アラスカ>、
45州の何処の州も共通して、そこにある地方都市で生活している人々の豊かさ
 が、強い印象として残っております。この豊かさは、何処から出てくるのかを、考え
たとき、それは、宗教的な側面と農業の側面との、組み合わせだなとの、個人的な思い
こみ結論に至っているからです。
 この地方都市に生活している人々は、「産業としての農業」とは離れた「ホビー農
業、一代限り」を、小規模に、楽しく、やっているのです。彼らは、この「ホビー農
業、一代限り」で、結構です、跡継ぎ無しで、結構です、と割り切っていると、聞い
ております。これは、アメリカの農業政策の良いところです。即ち、価格政策は取ら
ずに、一定の所得補償を、やっているからです。
アメリカに加えて、ドイツ、フランスの地方都市の住民からも、豊かさを感じ取りま
 した。このドイツ、フランス両国は、アメリカに次ぐ、農産物の輸出国です。小生が
云いたい事は、農業が確りとしている国の国民は、他国と比較すると、豊かなので
 す。従いまして、農業をより発展させる施策であれば、小生は、これに、賛同してい
 ます。今までの様に、無駄な保護政策には、反対ですが、現在安倍内閣が進めている
 農業政策には、賛成です。

御友人の云われる見解には、賛同出来ません。

 ① <西日本水田農業と酪農の壊滅、野菜果物農業 は残るでしょうが、農業者を
とりまく集落や農業基盤がガタガタになってしまう事態ではないかと危惧しています >
この危惧は、自分で、解決するのですね。もう、現状維持政策は、税金の無駄使い
 で、悪なのです。

 ② <ホ ビー農業あるいは第2種兼業農業です。収入源を考えればとても農家と
 は言えない農業者が、集落や耕地を維持いていく、老齢化によって工作でき なく
 なっても後を引き継ぐものが出てくる、こういう構造を、全面的には無理にしても要
 所要所に残しておくことが肝要>は、無理な形<本人以外の人が負担する事になるの
 です>で、耕作出来なくなっても跡を引き継ぐ人がでてくる構造を作り上げる事は、
 手品ですよ。

 ③ 要は、一代限りでと、割り切る事が、これからの農業には、大切になってく
 ると思います。


 ④ 何故なら、農業に将来性があると、若者が、見始めれば、無理な形を取らな
 くても、何処かの若者が、その農地を、耕作すると見ております。先祖伝来の土地と
 いう、考え方は、もう、このglobal化された世界では、通用しないでしょう。早く、
 捨て去る事をお薦めします。
 相変わらず、余分な事を、平気で云う癖が直らない小生ですが、これからも、お付き
 合い下さい。
 では、