2014年霜月便り

皆様こんにちは。

   お元気で何よりです。日銀ショックで消費税増税が確実になったようで駆け込み購入を考える方も居られるようですがちょっと気が早いかも。いずれにせよ時間の問題なのでしょうか?

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2014年霜月便り
こんにちは。
  お元気で何よりです。このところ安定した秋日和が続いています。今年は自然災害が目立った年のような気がします。自然災害の重大ニュースには既に30件以上のタイトルが載っています。2/15関東甲信大雪、甲府で観測史上最高の積雪を記録、6/3全国256地点で真夏日、北海道で道内史上最高気温37.8度を観測、7/3九州北部で豪雨、50年に1度の雨量を観測、8/20広島市安佐北区で3時間雨量204ミリ、土砂災害が発生、9/27長野・岐阜県境にある御嶽山が噴火、10/14台風19号、列島縦断、52人が重軽傷、とざっと見ただけでも大きな災害が毎月のように起こっています。大雨、大風、地震、噴火、酷暑等別に自然現象としては異常ではなく極普通に説明が出来る現象ですが皆異常だと言います。何が異常なのかは結局その現象が起こる頻度なのでしょう。これらのニュースには「観測史上最高」、「過去120年で最悪」、「1967年以来47年ぶり」、「過去62年間で最高」、「50年に1度の雨量」、等の非常にまれにしか起きなかった現象か、被害が甚大だったものが取り上げられています。穏やかな秋の日よりは平和の象徴と思えるのも極々自然です。農業の最大のリスクは気象リスクでしょう。温室を作っても風で吹き飛ばされたり雪で押しつぶされたりではなんとも恨みようがありません。自然を相手に安定的に収益を上げるのは他の生業に比べ難しいと言わざるを得ません。農業で大金持ちになった人は少ないようですが居ないわけではありません。農業は食料、繊維、原材料などを生産する人間の根幹産業であると同時に自然環境維持と言う使命にもかかわらず、農政や農業改革に一向に方向性が見えないのも困ったものです。努力が正当な見返りとなるような仕組みにしないと若い人が離れて行くのを防ぎようがありません。日本に適した農地法もまだまだ改良の余地がありそうですし、農協や農業法人の在り方等何故か目に見える大きな改革案を出せていないような気がしています。他の分野では世界に誇る技術や成果を残しているのに農業分野では何故か決定的な成果がみられません。品種改良等個々の分野では世界に誇る成果を出していますが全体の仕組みに何かが欠けていると言わざるを得ません。地方創生のキーワードは農業です。
ところで、我が一代限りのホビー農業の現況ですが夏の酷暑と雨不足からサツマイモの出来がもう一つです。タマネギの苗づくりはそれなりに進んでいますが必要量確保できるか微妙です。豆類は10月中旬~下旬が蒔き時です。ソラマメはビニールポットで発芽させ畑に定植と言う方法をとっていますがやっと芽が出て来た段階です。キヌサヤ、グリンピース、ツタンカーメンの豆は既に蒔き終り、ぼちぼち芽が出てきています。イチゴは必要量の苗を草茫々の旧イチゴ畑からなんとか確保し、ポットでしっかりした苗に生育させています。それでは又、御機嫌ようさようなら。
                                 2014年11月1日