2009年弥生便り

こんにちは
いよいよ3月ですがまだまだ春が来たという実感にはもうひとつといったところです。しかし日の出はぐっと早くなって御当地では6時10分前後、日没は17時30分前後と着実に変化しています。先週は雨が多い1週間でしたが、これもこの時期特有で季節の変わり目に多く現れる現象のようです。先月末には恒例になった安宿シリーズの一環で、野猿公苑で有名な長野県の湯田中渋温泉郷に行ってきました。最近オーストラリアの旅行客が非常に多いそうですが、10年前の長野オリンピックのときテレビで放映されたのが口コミで伝わった効果ではと言うことでした。コアラが日本人に人気があるようにオーストラリアでは猿が温泉につかる姿に人気があるようです。例によって超閑散期を狙った三方一両“得”で安さが売り物の二泊三日7食付でなんと¥19980というバスツアーでしたが安かろう悪かろうということもなく、それなりの内容でたっぷりゆっくり温泉で日頃の肩の酷使を癒してきました。因みに泉質は弱食塩泉、含硫化水素ホウ酸ということで源泉掛け流しの無色透明、硫化水素の匂いと塩味がありました。効能は腰痛、神経痛(特に座骨神経痛)、創傷、慢性皮膚病、神経衰弱、ヒステリー、慢性婦人疾患、慢性金属中毒症、慢性関節リウマチ、慢性筋肉リウマチなどだそうです。今月も西伊豆堂ヶ島温泉に行くことになっていますが、これは爺(じじい)三人旅シリーズで一寸だけランクアップしていますが、それでもリタイアー組みが回数を稼げる程度ではあります。温泉と言えば風呂場においてある体重計に何気なく乗りますが、今回はある種の期待を持って乗りました。昨年の11月10日以来の「甘いもの断ち」がどの程度効果があったかがはっきりしました。目標マイナス6kgにたいしてマイナス7kgと見事減量に大成功で、これでメタボ対策では国民健康保険に迷惑をかけずに済みそうです。

この時期は百姓にとってちょっと忙しくなる時期ですが、手始めに春夏野菜の種蒔きをします。本職はもっと早くから温室を使ってやっている筈ですが、そういう設備が無い当方のようなものは手間をかけるしか方法がありません。例年トマト、ナス、キュウリの種を3月第1週頃に播いていますが、まだ寒いので日中は日向に出し、夜は必ず家の中に取り込みます。入れたり出したりしながら1週間から10日ぐらいで発芽が見られますが、その間は結構気を使います。芽が出てから更に苗にするまでまだまだやることがありますが少量なら苗を購入した方が遥かに楽だし安上がりだと思います。あくまで楽しみとしての苗作りなので一向苦になりませんが最近の不況を反映してか、またはエコ生活をとの殊勝さからか種屋さんが繁盛しているようで客は2~30代の夫婦だそうです。種屋などに出入りするのは年寄りと相場が決まっていたものですが世相もここまで変わってきたかと言う思いです。畑ではジャガイモの植え付けをしますが今年も4~5品種各1kg程度の種芋を購入する予定です。収穫時に大体10倍程度になれれば豊作と言っていいでしょう。ワセシロという品種は去年の秋ジャガで収穫した芋が種芋として使えそうなので、この品種以外の品種を購入予定です。秋ジャガは昨年初夏に収穫した芋を種芋としたのですが、この品種はリサイクルしてゆけそうで経済的でもあります。関東周辺の気候条件だと秋ジャガはどうも早生(ワセ)品種が適しているようなことがここ数年の経験から判ってきました。植え付け時が8月下旬とまだ暑い盛りなこと、収穫は12月とかなり寒くなってからといったような気象条件には早生の品種がいいようです。要するに芋が生育する期間が比較的短く、これからと言う時に寒さが来てしまうような季節に向いているのでしょう。ジャガイモは遅霜が大敵でこれにやられると一発でだめになってしまいます。株間は30cm程度、7~10cm掘ったところに植え付け、其の上に「切り藁」を載せ、株間に化成肥料を撒き土をかぶせると言った作業ですがポイントは畝(ウネ)間でしょう。比較的広めに7~80cmあれば充分ですが、これはその後に芋を太らせ、茎が倒れないようにとの「土寄せ」という作業があるからです。切り藁を使うことは葉山の農家に教えてもらいましたが、昔沼津で作っていた頃は何も無しでも収穫出来ていました。藁は寒さ対策と収穫時には完全に腐ってしまいますので土質改良にも良いということなのです。

アーチェリーですがやや変化の兆しがが出て来たような感じがしています。というのも2月の逗子の月例会では少人数のうえ高ハンデイで勝たせてもらったようなこともありますが、久しく無かった優勝という栄誉に浴しました。どんなマイナーな試合でも優勝は結構難しく、昨年はとうとうそういったことには縁が無かった年でした。アンカーパッド付のタブの使用が功を奏したのではないかと思いますが、この道具を使うのも90mが届かないための対策の一環でした。顎の深い位置でアンカーが固定されたため、その影響で押し手(弓手<ゆんで>)の肩がしっかり受けられるようになったのではないかというふうに分析しています。射法についてあまり言及しても興味の無い方のほうが多いのでこの辺で止めておきますが、これからシーズンを迎え少し明るさが見えてきたような感じです。何度もいうようですが「一晩寝たら元の木阿弥」ということを過去に嫌というほど経験しているのでそうならないように精進、精進です。12日から夢の島でやる母校の大学の春合宿に二泊三日で参加しますが、皆と会うのを楽しみにしています。6日/週で150射以上/日を未だこなしているので年寄りの冷や水にはならぬとは思いますが、体調にはよくよく注意したいと思っています。
                  2009年3月1日