2010年水無月便り
こんにちは。
農作業便りを書いておくと毎年の状況がわかりますが読むほうにとっては毎年同じことを読まされているのだという事もいえます。3年ほど遡って読み直してみましたが、微妙に違っておりました。特にトマトの生育が遅いようで、既に青い実をつけている年もありますが、今年はまだ一段目の花がやっと咲いた程度で10日~2週間程度は遅いのではという感じです。夏が早めに来たと思ったら冬に逆戻りというように気温の落差が多い5月でしたが過去の事例からこういう年は冷害になり易く、かつてタイから米を大量輸入した年がこういう状況だったという報道もありました。イチゴは収穫が若干遅くに始まりましたが出来はよく約100株から毎日笊一杯ほど収穫できています。品種名は忘れてしまいましたが大粒のイチゴで若干酸味が強いですが充分食に堪えられるので毎日の朝食の果物として重宝しています。タマネギももくろみ通り小ぶりですが順調に玉が大きくなってきており収穫も間近になってきましたが400株ほどなので保存を考えると結構手間隙かかりそうです。ジャガイモもしっかり育っており、4kgの種芋がどの程度の出来か楽しみです。ソラマメはすでに収穫し食べ終わりましたが狭いところに欲張ったせいか出来はもう一つでしたがしっかりと賞味しました。八百屋で売っているのを横目で見ると結構良い値がついており、自分で作っていなければシーズン中1~2回程度食せるかどうかという感じですが御蔭さまで1週間程度毎日食べておりました。失敗はキュウリでせっかく播いた種も発芽はしたもののその後の成長がとまり苗にならず5月下旬に播き直しと相成りましたが、カボチャ、マクワウリも同様でした。これからサツマイモの植え付けとまだまだ作業が続きますが、収穫が終わった作物の後片付けと次ぎの作物のために耕し、堆肥や肥料を投入するといった畑の整備が段々堪える様になってきました。半農半弓生活もしっかり定着してきたのか、若干マンネリ感もするようになりこれは一寸問題です。かといって新しいことを何か考えているわけではありませんがそろそろ全く発想を変えた事も試みるのも良いかなとも思います。暫くはあれやこれやと考えながら何か打ち込めるもの探しでもしてみるつもりですが所詮簡単に見つかるものでもないのでゆっくりのんびりゆくことにしています。落語を聴きに寄席に行くとか、芝居(演劇)を見に行くとか、歌声喫茶で歌を歌うとかが思いつきますが、いずれも重い腰がすぐ動くというようなことにはなりそうにありません。
ところでこんな呑気な事を言っている場合ではありません。そうですこの国の政治はどうなっているのかはなはだ心配です。当方の予想は昨日で鳩山政権は終わりのはずでしたがこのまま参議院選挙に進んで行くようなそんな錯覚を覚えるような状況になっています。混迷を深め、解決策が見つからず泥沼でもがいているのに平然としていられる政治家にはあきれるばかりですが、一体この国は何処に向かってゆくのでしょうか。避けていた政治問題に触れざるを得ない切羽詰った状況なのが現状です。小泉以降の数人の総理大臣はもう一つぱっとしない感じですが英雄待望論は論外としてもうそろそろ筋を通してブレ無い人が出てきても良さそうに思います。
2010年6月1日