2009年水無月便り

2009年水無月便り

こんにちは。

世界中が新型インフルエンザに振り回された先月でした。どうやら峠を越したようですがまだまだ油断できません。先週は安宿シリーズの二泊三日温泉旅行で岳温泉に湯治に行きました。敢て湯治というにはちゃんと理由があります。半農半弓生活は基本的には肉体労働者の生活ですので特に筋肉疲労を定期的に癒すことが必要不可欠です。現在の生活態度は頭脳労働とはとんと縁が薄くなりバランスが良くありませんが体質的にはこの方が合っていると思っています。全国でも珍しい酸性泉のお湯、安達太良高原の山麓に建ち、鏡ヶ池を望む眺望と銘打ったホテルでしたがやや不満が残りました。三日目の朝食の開始時間が何の連絡もなしに30分も繰り下げられていたことです。多分連泊者への連絡を忘れたのでしょう。御蔭で天気良し、お湯良し、部屋良しでしたが、気分若干悪しとなってしまいました。当然旅後のアンケートには旅行社に憤懣をぶつけましたが、それも又今となっては話の種となりました。原則一回/月の温泉湯治旅行ですが夏場は暫くお休みです。それというのも6月はカミサンが海外旅行、7,8月は当方のアーチェリー合宿があるからです。次回は9月ですが交通費込み二泊三日で往復座席指定席券付2~3万円/人という旅行をどこかまた探さねばなりませんが、その気になれば旅行社に出かけることなく居乍らにしてネットで簡単に見つかり予約できるのであまり苦にはなりません。カミサンのガス抜きと当方の疲労回復並びに認知症予防というような意味での意識的な温泉湯治旅行は2006年4月以降ですが、これまで行ったところを記しておきます。2006年は群馬県薬師温泉四万温泉、長野県松本の浅間温泉・群馬県尾瀬かまた宿温泉・九州五島列島、2007年は静岡県伊東温泉・群馬県草津温泉山形県赤倉温泉、2008年は福島県飯坂温泉岩手県盛岡の鶯宿温泉山形県蔵王温泉新潟県妙高赤倉温泉、2009年に入り長野県湯田中渋温泉郷新潟県越後湯沢中里温泉・今回の福島県岳温泉です。そのほか当方だけの単独旅行は上記には入っていませんが、なんらかの形で月イチ程度は旅行に出ていることが多いかもしれません。
 
農作業も佳境に入りましたがエンドウ豆、ソラマメ、キヌサヤは収穫完了、イチゴは未だ収穫中、キュウリ、タマネギ、ジャガイモは収穫開始といったところです。トマトは4種70本を連休中に畑に定植しましたが現在は中玉およびミニトマトの一段目には青い実が付き始めました。その他は3~4段花が付き、茎もかなり太くなり一寸手を抜くと脇芽が巨大に成長してしまうといった状況です。その他インゲン、カボチャ、ヤーコン、ウコン等が葉を広げています。これからナス、ゴーヤを定植し、トウモロコシの種を播き、ジャガイモ収穫の後にはサツマイモの植え付け準備が待っています。100円ショップの三つ葉、パセリ、サニーレタス、葉ネギも無事発芽しました。6月2~3日には農家支援ボランテイアの田植えの予定が入り、第2週の土曜日は研修畑のタマネギ、ジャガイモの収穫になっています。

余談ですが定額給付金は28日に振り込まれていましたが全額自分のものになるわけではなく、所帯主として銀行口座を貸しただけということで、すぐに家族分は引きおろされてしまいました。日本の諸制度は官僚に都合よく出来ており、世帯と個人が役所の都合で使い分けされていますが、この辺りが基本的に変わる時代が来るのか、はなはだ疑問が残ります。良い意味の個人主義、民主主義、地方分権等、国の制度を含めまだまだ改良の余地があると思っています。特に官僚政治からの脱却は相手が頭が良いだけに又長年の既得権を握っているだけに容易ではないでしょう。官僚も明治維新からの近代国家建設と、終戦直後の廃墟からの国家建設の十数年間は立派に役割を果たしてきたと評価しています。ある程度衣食住足りて、世の中が平和になってからは奢りが出始め、保身が巧妙に仕組まれている制度設計(天下り等)を正すのは容易ではないでしょう。はなはだ悲観的ではありますが我々世代(前期高齢者)の生存中(あと10年~20年程度か)は直らないような気がします。ここで終わると単なるボヤキ評論になってしまうので処方箋付にしましょう。所謂オンブズマン制度は問題点を徹底的に洗い上げ公表する手法ですがこれは「北風」と同じ効果をもたらし役所にはあまり効果的ではありません。鞭があれば飴も必要です。そこで「太陽」政策の導入ですが、一口で言えば「褒め殺し」です。既に一部企業とか、大阪では導入されているようですが、サービス現場の良いところを調査会社に調査してもらい現場に周知する手法です。調査は当然覆面調査ですが問題点を調査するのは比較的簡単そうですが、良い事を探し出すのは大変かもしれません。また、褒めすぎると頭に乗らぬとも限りませんので加減が難しいかもしれません。天下国家のため納税者のため何処まで自発的に行動するようになるかを引き出す手法です。余談が長くなりそうなのでこの辺でお開きとします。
2009年6月1日