2009年神無月便り

2009年神無月便り
こんにちは。
もう10月になってしまいましたが皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。便りが無いのが何よりの便りということで何事も前向きに解釈しますが、偶にウンとかスンとか言ってくれると格別に嬉しいときがあります。露骨に返事を要求してしまいましたが、一方的に送信しているので気にしないで結構です。

今月も1日から二泊三日で「奥能登の旅 感動紀行三日間」という温泉ツアー参加のためお便りが遅くなりましたがカミサンの「家事からの解放」に協力出来、いい亭主であったことでホッとしています。能登半島の最北端に数分間立っていましたが、特に感慨も無かったのは大雨でそれどころではなかったからかもしれません。「明るく楽しく元気良く」を標榜する鉄道マニアを自称する添乗員さんと、女浪曲師まがいのおばさんバスガイドの博識な語り口を聞きながらの総勢37名の平均年齢70歳以上と思われるツアーでしたがそれなりに愉快な旅行でした。

9月24,25日と棚田の稲刈りが行われました。例年2回に分けて行いますが餅米は刈る時期が若干遅く今年は10月5日となっています。葉山山里会というボランテイア団体に夫婦で入り農家を手伝いだして7年になりますが、顔ぶれはほとんど変わっていません。亡くなった人、歳だからと止めた人、新しく加わった人等メンバーには若干の変動はありますが、稲刈りそのものは全く変わっておりません。葉山上山口地区の70枚弱の棚田の稲刈り作業は運搬が7~8割、残り1割は機械で刈れない畦際や、4隅の部分を手刈りで行います。更に後1~2割の作業は刈った稲を掛け干しします。手刈りで刈った稲は小束に束ねますがこれも機械で束ねています。作業は中腰の姿勢で継続されるので腰に負担がかかりかなりの重労働です。この他、実際は準備作業として畦の草刈やら、掛け干し用の櫓作り等がおこなわれていますが、これらはオーナーが作業しています。棚田のオーナーも昭和初期の生まれで80歳を越えてきていますがまだ皆さん元気です。さすが、手伝いだした初期の頃に較べるとかなり衰えて来たなという感じは否めません。というのも今年は夏場の草取りが腰痛で出来なかった田圃が多く、稲の分岐が進まず素人目にも明らかに減収になっていました。3日間の予定をお天気にも恵まれ二日で無事終了させることが出来ました。

我が農園も夏野菜の片付けやら、秋冬野菜の準備やらで大忙しです。夏場の乾燥でイチゴの苗がほぼ壊滅状態なところからなんとか100本の苗を探し出しポットで育苗というのが結構手間が掛かりました。収穫後のトウモロコシの残骸はは全て抜き取り、細かく刻んで畑に埋め込みますがこれも重労働です。更に堆肥を加え石灰で中和し、元肥の油粕や鶏糞や化成肥料を漉き込み秋冬野菜用のベッド作りが一仕事ですがこれで全てが決まるので手抜きが出来ません。サニーレタス、サラダ菜、小松菜2種、二十日大根、コカブ、サラダ用水菜、春菊、聖護院大根、青首大根等全て2ケ100円という愛用の100円ショップの種でまかないましたが、9月中旬までになんとか終わらせ現在は葉も茂りだし間引きの段階に入っています。さすがタマネギの種は、100円ショップのものでは量的に足りないので「ちゃんとした」種をまき、現在10センチ程度にまでに育っています。タマネギの育苗もやり始めて3年になりますが播き時と発芽が旨くできれば難しいことはありません。サツマイモの試掘りで数株掘りましたが、そこそこの出来が確認できました。芋堀は今月の下旬にでもやろうかと思っております。そんなことで秋真っ盛りという風景ですが少しでも季節感をお届け出来れば幸いです。

さて、今月はつま恋での「第14回マスターズアーチェリー大会inしずおか」が10,11日と予定されていますが、練習は半農半弓でそれなりにやっているものの、どうも集中力が衰えたのか、結果が思わしくありません。先日も横須賀市民大会に出場はしたものの成績はもうひとつでした。アーチェリーがダメならいよいよ「吹き矢」に転向かと言う訳でもありませんが、仲間の一人が足が悪くなり、いよいよ弓が射てなくなったということから吹き矢を思いつき現在4人で吹き矢を自作中です。横須賀にスポーツ吹き矢協会の支部があり練習を見学させてもらいました。1時間ほどでしたが作法その他を教えてもらい、大体のことが判ったので、あとは即実行です。ネットで調べた製作方法に従い内径13mm長さ1200mmのアルミのパイプを金物屋で購入、その他は100円ショップで買いそろえ、ああでもないこうでもないと言いながら道具を完成、試射もしましたがそれなりの出来でした。吹き矢協会のルールでは物足りないので、ネイミングもメンバーの一人が「ブローイングアーチェリー」と勝手に命名し、18mインドア並みの新競技ルール作りをしようかと、暇人丸出しで喧々諤々の吹き矢論議を重ねています。吹き矢は肺活量ではなく、腹式呼吸だということから健康にも良いのだとか意義付けなどにも議論は進み結構面白がっていますが、長続きするかどうかかなり疑問です。尚、吹き矢については又時機を見て御報告したいと思っておりますのでお楽しみにお待ち下さい。
2009年10月1日