2012年長月便り

2012年長月便り
こんにちは。
残暑お見舞い申し上げます。一向にうだるような暑さが収まる気配がありません。この暑さ『老人』にはこたえますが皆様は如何でしょうか。昨年の8月もやはり猛暑だったのですが盆明け後は平年並みに戻ったと書いてありますので昨年とは大違いです。
7月の便りに台風でほぼ全滅と書いたトウモロコシですが、その後立ち直りを見せ、蒔き直しを含めなんとか立派に育ち、当然夏の風物詩の焼きトウモロコシもしっかり味わい、取らぬ狸の皮算用以上の収穫でした。トマトも姿形は甚だ不満ではありますが、また商品価値としてはあまり自慢できるほどではありませんでしたが、台風で痛めつけられたにもかかわらず未だに売れるほどの収穫が続いています。とはいえ、困ったことに日照りが続き、畑は砂漠化し雑草も生えないと言った状況です。ともかく一雨それも水たまりが出来るぐらい、場合によっては床下浸水程度の雨が欲しい位です。半農半弓とはいえ、自然相手の百姓商売は大変です。
ところで当方はリタイアーして10年になりますが、業界の集まりのOB会が今年も夏真っ盛りの8月に行われました。鉄鋼業界では、すでに昭和40年代に他業界に比べ先行して情報標準化の議論がなされ、それなりに実を上げてきました。その流れを汲んだ委員会ですが鉄鋼メーカー各社並びに総合商社各社の実務担当者が呉越同舟さながらではありますが結構な仕事をしてきました。
例えば、リタイアー直前に企画されたものでは、商社共通のオーダーエントリーの仕組みを作ろうということでしたが、仕様づくりには鉄鋼メーカー各社は協力を惜しまず、見事成功させて現在もそのシステムが動いています。
各社ごとに作っていたら膨大な費用が掛かる代物でしたが、あの呉越同舟の商社が一致結束して仕組みを作り上げたのですからご立派です。今回の集まりは「スキ焼」、忘年会は「蟹」でということからあっという間に次の再会が決定されました。
8月の温泉旅行はスキップする予定でしたが、女性陣の強い要望もあり、急遽「戸倉上山田温泉」行きを決行しました。長野新幹線から山の上によく目立つ看板が出ている例の温泉です。温泉以外は特にこれといった名所があるわけではありませんが側を千曲川が流れています。8月下旬は正に端境期でブドウ狩りや、リンゴ狩りには若干早かったのですがダメ元で電話を入れたらなんとOKで送迎の車まで出してくれました。ブドウ園やリンゴ園を見学し、有機栽培の巨峰を試食させてもらい、糖度が若干足りないと言っても17度もあり、20度になったら出荷するとのことでした。ブドウの味とまだ若い3代目の農園主の対応に感激したこともあり、今シーズン第1号の客だそうで自家用と親戚用にと結構な買い物をしてしまいました。ところでこの長文読みにくいという先輩のご指摘から段組みを採用しましたが、内容はともかく、如何でしたか?
2012年9月1日