2016年弥生便り

皆様
 ・春が来た 春が来た どこに来た 山に来た 里に来た 野にも来た
 ・花がさく 花がさく どこにさく 山にさく 里にさく 野にもさく
 ・鳥がなく 鳥がなく どこでなく 山でなく 里でなく 野でもなく

 童謡に合わせて「弥生便り」お送りいたします
2016年弥生便り
 こんにちは。いよいよ春ですね。今年の春は畑を返却したのでガラッと様相が変わりました。例年だとジャガイモの植え付けの時期なのでそれなりの準備で大忙しでしたが百姓に纏わることが無くなり、こうも暇かと思うことしきりです。冬場も天地返しや葉物野菜の収穫などそれなりの作業をしてきたのですが、今年は偶に花壇用の土をもらいにゆくくらいでした。リタイアー後何をするかという選択は健康寿命が長くなったこの時代重要なテーマです。生涯現役で働き続けたいとはさらさら思ってもいなかったので60歳定年時代の最後といえる世代としての問題でした。普通のサラリーマンの生涯現役の道とそれ以外の道という選択です。生涯現役もあくまで対価を得る以外にボランテイアという事もあります。収入は年金と退職金の食いつぶしでとの話なので所詮いくら好き勝手にと言っても、かなり制約が多い第二の人生設計というのがテーマです。結果的にベースを百姓に置いたのは大成功だったと思います。転居してまでのものではないですが、漠然と考えての事でしたが、運よく近くに土地が借りられ、開墾から土質改良等それなりの力仕事と一年を通しての自然との共生で暇をもて余すという事など有りませんでした。計画通りに行かないのは人生の常、案の定70歳で体調不良から弓を断念、今年からは借地自作開墾畑の返却で百姓も断念という事に相成った次第です。半農半弓生活から休農休弓生活の始まりですが、困ったことにまだ次の設計が思うように纏まりません。お蔭様で健康寿命はまだまだありそうなのでもう少しもがいてみようかと思っています。
 それにしてもこのところの経済の変調は如何なものかと思います。G20での市場の安定化を目指し「すべての政策を総合的に用いる」との共同声明が採択され、いわばこの口先介入がどこまで通用するのか見ものです。株安の要因になっている原油安に対して産油国がどう対応するか、また一方では、中国が景気対策人民元の安定化策を打ち出すことなど余りの不確定・不透明感はぬぐえません。国内はと言えば今夏の参院選に向けての野党連合の行方が気になるところです。健全な民主主義は政権交代可能な政党の存在が欠かせませんが、さて交代可能にまでの理念統一が出来るか甚だ疑問と言わざるを得ません。安易なリーダー待望論をするつもりは有りませんがこれもまだまだ時間がかかりそうに思います。『保育園落ちた日本死ね!!!何なんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。昨日見事に保育園落ちたわ。どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか』という待機児童問題に関するツイートが過熱し、同様の悩みを抱えている共稼ぎ夫婦の共感を呼んでいるようですが、下手な政策論より効果テキメンと思いますがこういったことも実行できないのが今の日本の政治の姿なのでしょう。技術先進国ですが、政治後進国・途上国です。御機嫌様さようなら
2016.3.1