2015年師走便り

各位

   愈々、忘年会シーズンに突入です。余計なお世話ですが飲み過ぎに注意しましょう。ここ逗子の地は、束の間の「小春日和」で、風もなく一時はこういう日を「アーチェリー日和」と称していそいそと練習に勤しんだものですが、今は昔のお話になってしまいました。泣いても笑ってももうひと月で2015年も終わりますが、今年最後のお便りです。


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2015年師走便り
こんにちは。
 もう師走です。加齢が着実に進んでいる証拠でしょうか呆けっとしている割には時のたつのが早く感じられます。非常に困ったことですがそう思うのは本人だけで周りはいつも通りです。先月は二つの集まりがあり参加しました。
いずれも半世紀の長きに渡るご縁がある仲間との集いでした。第一は11月15日に行われた、母校アーチェリー部のOB・学生の創部55周年を祝う集いです。5年毎に開催していますが、定番の行事は応援歌と校歌の大合唱です。15年前ぐらいまでは元気が売りの部員が音頭を取っていたと思いますが、最近ではこう言った会では必ず専門家部隊である応援部の部員が呼ばれます。100人以上の出席者を一糸乱れず指揮を執るのですから結構壮観です。応援歌の一番は問題ありませんが二番で一部口パクがありました。さすが校歌は腹の底から声を出し、学生時代に戻った気分は毎回同じです。今回、同期卒業前後の出席者が少なかったのはやはり歳のせいでしょうか。第二は11月20日に行われた、来年入社後50年になる会社同期入社の飲み会です。同じ同期でも東西本社制なので主に東京近郊に居住する会で、大阪も同様に実施されております。来年50年という事で東西合同でという話が去年の集まりで出たのですが、あっさり『合同の会は開催しない。大阪から東京へ、東京から大阪へと、個人baseでの参加は歓迎。来るものは拒まずの姿勢です』と否決されてしまいました。東西の真ん中の田舎の温泉で一泊と提案、内心芸者さんでも揚げてと思っていたのですが幹事の大声には勝てませんでした。一方一年上の先輩達は京都での合同会を実施したようで、「お迎えの来る前集まる同期会」との川柳が届きました。酒を飲む機会が極端に少なくなり、元来外では飲むが、家で晩酌をしないことも有り、先祖返りで酒の弱い体質に戻るのでしょうか。
 この秋は雨も多かった事、気候もまあ平年並みという事もあり、葉物野菜の出来が良いようです。聖護院大根の生育も順調で正月用の野菜はしっかり確保出来そうです。これから借地手造り農園の片づけが待っています。年内一杯で支柱、ネット、農具、マルチの残材等の家までの運搬やら、秋ジャガ・ダイコン・葉物野菜の最後の収穫等、出来るところからぼちぼちする事になりそうです。立つ鳥跡を濁さずとまでは行きませんがそれなりにして返却せねばと思っています。すぐ工事に掛かることは無いと思いますが、来年の春は残った野菜のお花畑か、はた又、跡形も痕跡も無い駐車場かになっているような気がしますが、ひょっとすると駅に近い一等地なので賃貸マンションが建っているかもしれません。所有者が同級生の未亡人で何か事業を考えるまで5~6年という口約束、しかも無料で拝借したのですが結果的に13年との長きに渡りお世話になり、感謝以外の何ものでもありません。現実は厳しく来年以降の活動の場が失われる年の瀬であります。
                                                                   2015.12.1